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コリント人への手紙


コリント人への手紙

『新約聖書』の中の2書。もともとはパウロがコリントの聖徒に,彼らの中に見られる無秩序を正すために書き送った手紙であった。コリント人は道徳的に邪悪な社会に住んでいた。

コリント人への第一の手紙

第1章には,パウロのあいさつと,一つになるようにという聖徒たちへの勧告が記されている。第2-6章にはコリント人の過ちをたしなめるパウロの言葉,第7-12章には,幾つかの質問に対するパウロの答えが記されている。第13-15章は,慈愛や霊的なたまもの,復活に関連した内容になっている。第16章には,信仰を強く保つようにとのパウロの勧告が含まれている。

コリント人への第二の手紙

第1章には,パウロのあいさつと慰めの言葉が記されている。第2章には,テトスへの個人的な助言が含まれている。第3-7章には,聖徒と指導者の生活における福音の力が採り上げられている。第8-9章には,貧しい人々に喜んで与える人になるようにとの聖徒への勧告が記されている。第10-12章では,パウロが使徒としての自分の立場を明確にしている。第13章には,完全になるようにとの勧告が記されている。