レーマン人
『モルモン書』の中の民。その多くはリーハイの長男レーマンの子孫である。レーマン人は,ニーファイとその子孫から不当な扱いを受けたと考えていた(モサ10:11-17)。その結果,彼らはニーファイ人に敵対し,しばしば福音の教えを拒んだ。しかし,キリスト降誕の直前に,レーマン人は福音を受け入れ,ニーファイ人よりも義にかなった民になった(ヒラ6:34-36)。キリストのアメリカ大陸への訪れから200年後,レーマン人とニーファイ人はともに邪悪な民となり,互いに戦うようになった。紀元400年ごろに,レーマン人はニーファイ人の国家を完全に滅ぼした。