モーセ
旧約の預言者。イスラエル人をエジプトの奴隷の状態から導き出し,神によって示されるままに,宗教,社会,食生活に関する一連の律法を彼らに授けた。
モーセの務めは,彼のこの世での生涯という枠を越えるものであった。ジョセフ・スミスは,モーセがエリヤとともに
1836年4月3日,モーセはオハイオ州カートランドの神殿でジョセフ・スミスとシドニー リグドンに現れ,イスラエルの集合の
末日の啓示はモーセについて多くのことを語っている。モーセの名は『モルモン書』にも何度か出てくる。また『教義と聖約』からは,モーセの務め(教義 84:20-26)と,義父エテロから神権を受けたこと(教義 84:6)が分かる。
また末日の啓示は,イスラエルの子らの間でモーセがなした働きに関する『聖書』の記録を確認し,彼が『旧約聖書』の最初の5書の著者であることを再確認している(1ニフ 5:11;モセ 1:40-41)。
モーセ書
『高価な真珠』の中の1書。ジョセフ・スミスが霊感によって行った創世記の最初の7章の翻訳が含まれている。
第 1章には,モーセが神にまみえたときの示現が記されている。神はモーセに救いの計画のすべてを啓示された。第 2-5章は,創造と人の堕落についての記録である。第 6-7章には,エノクと彼の地上での務めに関する示現が述べられている。第 8章には,ノアと大洪水についての示現が含まれている。
モーセの五書
『旧約聖書』の最初の5書は,モーセの書として知られている。ニーファイがラバンから得た