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歴代志


歴代志

『旧約聖書』の中の2書。天地創造から始まり,クロスが布告によってユダヤ人のエルサレム帰還を許したときに至るまで,数々の出来事を簡潔に記した歴史記録。

歴代志上

第1-9章には,アダムからサウルに至るまでの系図が記されている。第10章にはサウルの死,第11-22章にはダビデの統治に関連する出来事が記録されている。第23-27章にはソロモンの王位継承とレビ人の職務編成,第28章にはダビデがソロモンに与えた神殿建設の命令,第29章にはダビデの死が記録されている。

歴代志下

第1-9章には,ソロモンの統治に関連する出来事が記録されている。第10-12章には,イスラエル統一王国が南王国と北王国に分裂した,ソロモンの息子レハベアムの治世について記録されている。第13-36章には,ネブカデネザルによりユダ王国が征服されるまでの様々な王の統治が記録されている。そして,とらわれの状態のユダの子らにエルサレム帰還を許したクロス王の布告で締めくくられている。