人類がこの地上で死すべき状態となった過程。アダムとエバは禁断の実を食べて、死すべき状態、すなわち、罪と死に支配される者となった。アダムは地上で「最初の肉なるもの」(モセ3:7)となった。末日の啓示は、「堕落」が一つの祝福であり、アダムとエバは全人類の始祖として尊ばれるべきであるということを明らかにしている。
堕落は人類の進歩に必要な一つの段階であった。神は堕落が起こることを承知しておられたので、前世で救い主を遣わす計画を立てられたのである。イエス・キリストはアダムの堕落に対して贖いをし、また悔い改めを条件に一人一人の罪を贖うために、時の中間に来られた。