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ルツ


ルツ

『旧約聖書』の中の人物。モアブ人。イスラエル人であるナオミとエリメレクの息子の妻。夫の死後、ルツはナオミのしんせきボアズと再婚した。ルツとボアズの子オベデは、ダビデとキリストの先祖に当たる。ルツの物語は、イスラエル人でない者が改心してイスラエルの群れに加わった次第を美しく描いている。ルツは自分の神や生活を捨てて、イスラエルの神に仕え、その信仰の家族に加わったのである(ルツ1:16)。

ルツ記

第1章には、モアブでのエリメレクとその家族の生活が描かれている。夫たちの死後、ナオミとルツはベツレヘムに移った。第2章には、ルツがボアズの畑で落ち穂拾いをしたことが述べられている。第3章には、ナオミがルツに打ち場へ行ってボアズの足もとで寝るように告げたことが書かれている。第4章は、ルツとボアズの結婚について記している。二人はオベデという息子を得た。ダビデとキリストはこのオベデの子孫である。