エレミヤ
    脚注
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    エレミヤ

    旧約​の​預言者。祭司​の​家系​に​生まれ,紀元前​625-586​年​に​かけて,ユダ​王国​で​預言​した。エレミヤ​と​大体​同​時代​の​偉大​な​預言者​として​は,リーハイ,エゼキエル,ホセア,ダニエル​が​いる。

    エレミヤ​は​前世​に​おいて,預言者​と​なる​よう​に​聖任​された(エレ​1:4-5)。預言者​として​活動​した​約​40​年​の​間,エレミヤ​は​ユダヤ人​の​中​に​見られた​偶像礼拝​と​不道徳​を​糾弾きゅうだん​した(エレ​3:1-5;​7:8-10)。エレミヤ​は​絶えず​抵抗​と​侮辱​を​受けた(エレ​20:2;​36:18-19;​38:4)。エルサレム​陥落​後,エジプト​へ​逃げた​ユダヤ人​たち​は​エレミヤ​も​連れて行き(エレ​43:5-6),言い伝え​に​よる​と,その​地​で​彼​を​石​で​打ち殺した​と​いう​こと​で​ある。

    エレミヤ書

    第 1-6章​には,ヨシヤ​の​治世​に​与えられた​預言​が​記されて​いる。第 7-20章​には,エホヤキム​の​時代​の​預言​が​記録​されて​いる。第 21-38章​には,ゼデキヤ​の​治世​の​こと​が​採り​上げられて​いる。第 39-44章​には,数々​の​預言​と,エルサレム​陥落​後​の​歴史​上​の​出来事​が​述べられて​いる。第 45章​には,エレミヤ​の​筆記​者​バルク​に​対して​与えられた,彼​の​命​は​守られる​と​いう​約束​が​記されて​いる。第 46-51章​には,諸​外国​に​対する​預言​が​述べられて​おり,第 52章​は​歴史的​結末​で​ある。エレミヤ​の​預言​の​幾つか​は,ニーファイ​が​手​に​入れた​ラバン​の​真鍮しんちゅう版​に​も​含まれて​いた(1ニフ 5:10-13)。エレミヤ​に​ついて​は,『モルモン書』の​中​で,ほか​に​2度​言及​されて​いる(1ニフ 7:14ヒラ 8:20)。

    エレミヤ書​には,人​の​前世​と​エレミヤ​の​予任​に​関する​記述​も​ある(エレ​1:4-5)。また,イスラエル​は​町​から​一人,氏族​から​二人​と​シオン​に​集められて,その​散らされた​状態​から​帰り,ユダ​と​イスラエル​が​良い​地​で​安全​に​安らか​に​住む​よう​に​なる​と​いう​預言(エレ​3:12-19)や,主​は​多く​の「漁夫」や「猟師」を​遣わして​イスラエル​の​民​を​探し,北​の​地​から​集められる​と​いう​預言(エレ​16:14-21)も​ある。末日​に​おける​この​業​は,モーセ​が​イスラエル​を​エジプト​から​導き​出した​とき​より​も​規模​の​大きな​もの​と​なる​で​あろう(エレ​16:13-15;​23:8)。