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エテル


エテル

『モルモン書』の中のヤレド人の最後の預言者(エテ12:1-2)。

エテル書

『モルモン書』の中の1書。この書の中には,ヤレド人の記録の一部が含まれている。ヤレド人は,リーハイの民より何世紀も前に西半球にいた。エテル書はリムハイの民が発見した24枚の版から取られたものである(モサ8:8-9)。

第1-2章には,ヤレド人がバベルの塔の時代に故郷を離れて,現在アメリカ大陸として知られている地へ旅を始めた経緯が書かれている。第3-6章には,ヤレドの兄弟が肉体を受けられる前の救い主にまみえたこと,またヤレド人が8隻の船で旅をしたことが書かれている。第7-11章には,ヤレド人の歴史を色濃く染めていた悪事の数々が書かれている。エテルの記録を編集したモロナイは,第12-13章の中で,信仰によって行われた奇跡について,またキリストと将来の新エルサレムについて記録している。第14-15章には,強大な国家となったヤレド人が,悪事に帰因する内乱により滅びた経緯が記されている。