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ヤコブ(主の兄弟)


ヤコブ(主の兄弟)

『新約聖書』の中の人物。主の兄弟(ガラ1:19)。ほかにヨセフ、シモン、ユダという名の兄弟と幾人かの姉妹がいた(マタ13:55-56マコ6:3ユダ1:1)。彼はまた、義人ヤコブとしても知られ、エルサレムの教会で重要な地位にあった(使徒12:1715:131コリ15:7ガラ2:9-12)。ヤコブの手紙は、彼が書いたと思われる。

ヤコブの手紙

『新約聖書』の中の1書。もともとは国外に離散しているイスラエルの十二部族にあてた手紙で、エルサレムから書き送ったと思われる。この手紙には、教えの実践についての幾つかの事柄が明確に宣言されている。その一つに、知恵に不足している者は神に助けを求めるようにという、第1章の重要な助言もある(新ヤコ1:5-6ジ—歴史1:9-20)。第2章には、信仰と行いについての記述がある。第3-4章には、舌を制する必要性と、互いに悪口を言い合ってはならないという聖徒への勧告が記されている。第5章には、忍耐強くあり、また病気のときは長老を呼んで祝福を求めるようにとの聖徒への勧めが記されている。さらに、人の改心を助けることによって得られる祝福についても教えられている。