ヒラマン(ヒラマンの息子)
『モルモン書』の中の預言者、記録者。ニーファイの民を教えた。ヒラマンはアルマの息子アルマの孫であり、また自然界を治める権威を授けられたニーファイの父である。息子のニーファイとともに、ヒラマン書を記した。
ヒラマン書
第1-2章には、政治的に大きな混乱を来した様子が述べられている。第3-4章には、ヒラマンとニーファイ人の軍隊の司令官モロナイハの働きによって、しばらくの間平和な世になったことが示されている。しかし、これらの優れた人々の指導にもかかわらず、民は次第に邪悪になっていった。ヒラマン5:1-6:14には、ニーファイがヒラマンの祖父アルマと同じように、人々を教えるために、さばきつかさの職を辞したことが記されている。民はしばらくの間は悔い改めた。しかし、ヒラマン6:15-12:26に述べられているように、ニーファイ人の国家は邪悪になっていった。最後の第13-16章には、レーマン人サムエルと呼ばれた預言者に関するすばらしい記録が載っている。サムエルは救い主の降誕と十字架の刑、また、それらの出来事に伴うしるしについて預言した。