学習ヘルプ
スミス、ジョセフ、ジュニア


スミス、ジョセフ、ジュニア

地上にイエス・キリストの教会を回復するために選ばれた預言者。ジョセフ・スミスは1805年にアメリカ合衆国バーモント州で生まれ、1844年に世を去った。

1820年に父なる神とイエス・キリストの現れを受けたジョセフ・スミスは、地上にある教会はどれも正しくないことを知らされた(ジ—歴史1:1-20)。後に天使モロナイの訪れを受けた。このモロナイは、アメリカ大陸の古代の住民の記録が刻まれている金版の隠し場所を彼に明らかにした(ジ—歴史1:29-54)。

ジョセフはその金版を翻訳し、1830年に『モルモン書』として出版した(ジ—歴史1:66-67、75)。1829年に彼は、バプテスマのヨハネ、またペテロとヤコブとヨハネから神権の権能を受けた(教義13章27:12128:20ジ—歴史1:68-70)。

1830年4月6日に、ジョセフは神の命に従い、他の数人とともに回復されたイエス・キリストの教会を組織した(教義20:1-4)。ジョセフの指導の下に、教会はカナダや英国、合衆国東部、特にオハイオやミズーリ、イリノイで発展した。しかし、ジョセフと聖徒たちの住む所では必ず迫害が起こった。1844年6月27日、ジョセフと兄ハイラム・スミスはアメリカ合衆国イリノイ州カーセージで殉教した。

預言者ジョセフ・スミスが著した聖文

ジョセフは天使モロナイから託された金版の一部を翻訳し、1830年に『モルモン書』として出版した。彼はまた、教会の基本的な教義や組織について述べた多くの啓示を主から受けた。その啓示の多くは、現在『教義と聖約』として知られている書物に編さんされている。またジョセフ・スミスの働きによって『高価な真珠』も出版されるに至った。『高価な真珠』には、モーセやアブラハム、マタイの記録、またジョセフの自伝と証の抜粋、教会の教義と信条を13にまとめた信仰箇条が含まれている。