聖文
教義と聖約42


第42章

千八百三十一ねんがつここのと二十三にちに、オハイオしゅうカートランドにおいて、げんしゃジョセフ・スミスをとおして二つのぶんけてあたえられたけいさいしょぶんだい一-七十二せつまでで、これは十二にんちょうろうたちのまえけたもので、オハイオで「りっぽう」があたえられるとわれたかつてのしゅやくそくたすものである(だい三十八しょう三十二せつさんしょう)。だい二のぶんだい七十三-九十三せつまでで、げんしゃはこのけいを、「きょうかいりっぽうふくむもの」とめいしている。

1-10ちょうろうたちは、ふくいんつたえ、かいしんしたひとにバプテスマをほどこし、きょうかいきずげるためにされている。11-12かれらはされ、せいにんされ、せいぶんいだされるふくいんげんそくおしえなければならない。13-17かれらはたまちからによっておしえ、げんしなければならない。18-29せいたちは、ころさないように、ぬすまないように、いつわりをわないように、じょうよくいだかないように、かんいんをしないように、ほかのひとびとあっこうわないようにめいじられる。30-39ざいさんほうけんかんするりっぽうあきらかにされる。40-42こうまんたいなんされる。43-52びょうにんいやしのしゅくふくしんこうによっていやしをけなければならない。53-60せいぶんきょうかいりっするものであり、せんげんされなければならない。61-69しんエルサレムのしょおうこくおくしめされる。70-73ほうけんされたざいさんきょうかいやくいんせいかつささえるために使つかわなければならない。74-93ていかんいんさつじんぬすみ、つみこくはくかんするりっぽうあきらかにされる。

1きなさい、おお、わたしのによって、すなわちけるかみイエス・キリスト、すくぬしによってあつまったわたしのきょうかいちょうろうたちよ。あなたがたはわたしのしんじ、わたしのいましめをまもっているからである。

2かさねて、わたしはあなたがたにう。みみかたむけてき、わたしがあたえるりっぽうしたがいなさい。

3まことに、あなたがたにう。あなたがたはわたしがめいじたいまししたがってあつまり、この一つのことについてこころを一つにし、わたしのによってちちもとめてきたので、そのとおりにあたえられるであろう。

4よ、まことに、あなたがたにう。わたしはあなたがたにこのさいしょいましめをあたえる。あなたがたは、わたしのしもべであるジョセフ・スミス・ジュニアとシドニー・リグドンをのぞいて、一人ひとりのこらずわたしのによってかなければならない。

5また、わたしはかれらにも、しばしのあいだくようにとのいましめをあたえる。そして、かれらがいつかえるべきかは、たまちからによってらされるであろう。

6あなたがたはわたしのたまちからをもってき、二人ふたりずつんでわたしのによってわたしのふくいんつたえ、ラッパのおとのようにこえげ、かみてん使のようにわたしのことべなければならない。

7また、あなたがたはってみずでバプテスマをほどこし、「あらためなさい。あらためなさい。てんおうこくちかづいているからである」とわなければならない。

8あなたがたはこのしょから西にしいきかなければならない。そして、あなたがたをれるひとびといだしたら、それぞれのいきでわたしのきょうかいきずげなければならない。

9あなたがたが一つにあつめられて、それによってあなたがたがわたしのたみとなり、わたしがあなたがたのかみとなるために、しんエルサレムみやこがいつそなえられるかがたかところからしめされるときるまで、そのようにしなさい。

10さらにまた、わたしはあなたがたにう。わたしのしもべエドワード・パートリッジは、わたしがにんめいしたしょくにおいてつとめなければならない。もしかれいましめにそむくならば、かれわりにべつものにんめいされるであろう。まことにそのとおりである。アーメン。

11かさねて、わたしはあなたがたにう。だれかけんのうものによってせいにんされ、そしてけんのうっていることと、きょうかいちょうたちによってせいしきせいにんされたことがきょうかいいんられないかぎり、だれもわたしのふくいんつたえるためにくこと、あるいはわたしのきょうかいきずげることはゆるされない。

12さらにまた、このきょうかいちょうろうさいきょうは、せいしょかんぜんふくいんっている『モルモンしょなかにあるわたしのふくいんげんそくおしなければならない。

13また、かれらはせいやくきょうかいていとをまもってじっこうしなければならない。また、たまみちびかれるままに、これらをかれらのおしえとしなければならない。

14たましんこういのによってあなたがたにあたえられるであろう。そして、たまけなければ、あなたがたはおしえてはならない。

15わたしのせいぶんのすべてがあたえられるまで、あなたがたのおしえることについてわたしがめいじたとおりに、じょうのことをすべてまもっておこなうようにしなければならない。

16あなたがたはなぐさぬしによってこえげるとき、わたしがよいとおもうままにかたり、げんするであろう。

17よ、なぐさぬしはすべてのことをっており、ちちのことをあかしするからである。

18さてよ、わたしはきょうかいいんかたる。あなたはころしてはならない。ころものは、このでもきたるべきでも、ゆるしをられない。

19またかさねてう。あなたはころしてはならない。それでもころものは、ななければならない。

20あなたはぬすんではならない。ぬすんであらためようとしないものは、されなければならない。

21あなたはいつわってはならない。いつわりをってあらためようとしないものは、されなければならない。

22あなたはこころくしてつまあいつまむすわなければならない。そののものとむすってはならない。

23じょうよくいだいておんなものは、しんこうていするのであり、たまけることはない。もしもあらためなければ、かれされなければならない。

24あなたはかんいんをしてはならない。かんいんをしてあらためないものは、されなければならない。

25しかし、かんいんをしても、ごころからあらた、それをてて、ふたたおこなわないものを、あなたはゆるさなければならない。

26しかし、ふたたおこなうならば、ゆるされることはなくされる。

27あなたはりんじんあっこうったり、りんじんがいあたえたりしてはならない。

28あなたは、これらのことにかんするわたしのりっぽうがわたしのせいぶんなかあたえられていることをっている。つみおかしてあらためないものは、されなければならない。

29あなたはわたしをあいするならば、わたしにつか、わたしのすべてのいましめをまもべきである。

30またよ、あなたはまずしいものおもこし、やぶることのできないせいやくしょうしょをもって、かれらにあたえるひつようのあるぶんを、かれらのようのためにあなたのざいさんのうちからほうけんするであろう。

31あなたがたがまずしいものものあたえるのは、すなわち、わたしにするのである。それらは、わたしのきょうかいビショップ、ならびにかれがそのもくてきのためにめいしてにんめいする、あるいはめいしてにんめいした、二人ふたりちょうろうまたはだいさいであるもんまえかなければならない。

32それらをわたしのきょうかいのビショップのまえいたのち、また、ビショップがわたしのいましめにかなって、それらをきょうかいからることはできないという、わたしのきょうかいざいさんほうけんかんするこれらのしょうしょったのち、すべてのひとはわたしにたいしてせきにんち、ぶんしんざいさん、すなわち、ほうけんによってったぶんしんぞくりるぶんざいさんかんにんとされる。

33さらにまた、このさいしょほうけんのちきょうかいまたはきょうかいのだれかじんに、みずからのせいかつひつようぶんえるざいさん、すなわちビショップにほうけんすべきざんがあれば、っていないひとびとおりおりあたえるためにそれをたくわえて、こんきゅうしているすべてのひとじゅうぶんきょうきゅうけ、かれらのようおうじてあたえられるようにしなければならない。

34それゆえ、ざんはわたしのくらたくわえておき、きょうかいこうとうひょうかい、およびビショップとそのひょうかいていするままに、まずしいものとぼしいものあたえるために、

35またきょうかいこうえきのためのい、れいはいいえて、こののちけいされるしんエルサレムきずくために使つかうようにしなければならない。

36それは、わたしがしん殿でんそのに、わたしのせいやくたみを一つにあつめるためである。わたしがこれをおこなうのは、わたしのたみすくうためである。

37また、つみおかしてあらためないものは、きょうかいからされなければならず、かれがわたしのきょうかいまずしいものとぼしいもののためにほうけんしたもの、えれば、わたしにささげたものを、ふたたけることはない。

38あなたがたがこれらのもっとちいさいものするのは、すなわち、わたしにするのである。

39わたしのげんしゃたちのくちとおしてわたしがかたったことはじょうじゅする。わたしは、ほうじんなかでわたしのふくいんこころかられるものとみせいべつし、イスラエルのいえぞくするわたしのたみまずしいものあたえるからである。

40さらにまた、あなたはこころなかたかぶってはならない。あなたのふくはすべてかんで、そのうつくしさはあなたしんわざうつくしさであるようにしなさい。

41また、すべてのことがわたしのまえきよおこなわれるようにしなさい。

42あなたはたいであってはならない。たいものはたらもののパンをべてはならないし、そのふくてはならないからである。

43また、あなたがたのなかのだれかがびょうで、いやされるしんこうはないがしゅしんじているならば、やさしさのかぎりをくし、やくそうやわらかいしょくもつによってやしなわれるようにしなければならない。それがてきによっておこなわれることがあってはならない。

44また、きょうかい二人ふたりまたはそれよりおおくのちょうろうんで、わたしのによってかれらのためにいのり、かれらにあんしゅをするようにしなければならない。もしもかれらがぬならば、かれらはわたしのためにのであり、またきるならば、わたしのためにきるのである。

45あなたはものうしなうことでなみだながすほどに、またとくに、えいこうあるふっかつのぞがないもののためになみだながすほどに、ともにあいをもってせいかつするようにしなければならない。

46わたしにあってものあじわわないであろう。かれらにとってあまからである。

47また、わたしにあることなくものは、わざわいである。かれらのにがいからである。

48さらにまた、わたしによっていやされるというしんこうっていて、さだめられていないものは、いやされるであろう。

49しんこうものは、るであろう。

50しんこうものは、くであろう。

51あしゆうものびはねるしんこうものは、びはねるであろう。

52また、このようなしんこうたないが、それでもわたしをしんじるものは、わたしのとなるちからつ。かれらがわたしのりっぽうやぶらないかぎり、あなたはかれらのよわさをなければならない。

53あなたは、ぶんかんにんしょくたなければならない。

54あなたは、きょうだいふくってはならない。あなたは、きょうだいからけるものにたいしてはらわなければならない。

55ぶんせいかつひつようぶんよりもおおならば、すべてのことがわたしのったとおりにおこなわれるように、それをわたしのくらわたさなければならない。

56あなたはもとめなければならない。そうすれば、わたしがさだめたように、わたしのせいぶんあたえられるであろう。そして、それはあんぜんぞんされなければならない。

57また、あなたはそれについてもくしていて、そのすべてをけるまでひとびとおしえないようにすることがひつようである。

58また、わたしはあなたがたにいましめをあたえる。それらをけたならば、あなたがたはすべてのひとおしえなければならない。すべてこくみんぞくこくたみみんぞくおしえなければならない。

59あなたはけたこと、すなわち、わたしのせいぶんなかりっぽうとしてあたえられたことを、わたしのきょうかいおさめるわたしのりっぽうとしてれなければならない。

60これらのことにしたがっておこなものは、すくわれるであろう。また、これらのことをおこなわないものは、もしもそれをつづけるならばばつさだけるであろう。

61あなたはもとめれば、けいうえけいを、しきうえしきけて、かずかずおくへいをもたらすことがら、すなわちよろこをもたらしえいえんいのちをもたらすものをることができるようになるであろう。

62あなたはもとめなければならない。そうすれば、しんエルサレムがどこにてられるかが、わたしがふさわしいとおもうときにあなたにしめされるであろう。

63またよ、わたしのしもべたちは、ひがしに、西にしに、きたに、みなみつかわされるであろう。

64そしていまひがしものは、かいしゅうするものたちにおしえて西にしのがれさせなさい。これは、じょうころうとしていることとみつけっしゃのゆえである。

65よ、あなたはこれらのことをすべてまもらなければならない。そうすれば、あなたのけるむくいはおおきいであろう。あなたがたにはおうこくおくることがゆるされているが、ひとびとにはゆるされていない。

66あなたがたはけたりっぽうまもり、ちゅうじつでなければならない。

67あなたがたはこののち、このしんエルサレムのりょうほうであなたがたをかくりつするのにじゅうぶんな、きょうかいせいやくかずかずけるであろう。

68それゆえ、そくしているものはわたしにねがもとめなさい。そうすれば、わたしはとがめもせずにしみなくあたえるであろう。

69こころたかめてよろこびなさい。あなたがたにおうこくえれば、きょうかいかぎさずけられたからである。まことにそのとおりである。アーメン。

70さいきょうは、かいいんおなじようにぶんかんにんしょくたなければならない。

71また、すべてのことについてもんとしてビショップをたすけるようににんじられているちょうろうだいさいは、まえべたように、まずしいもののためと、ほかのもくてきのためにビショップにほうけんされたざいさんによって、ぶんぞくやしないをけなければならない。

72あるいはかれらは、もんとビショップがさいぜんであるとかんがえまたはけっていしたとおりに、ぶんのすべてのつとめにたいして、かんにんしょくまたはほかのかたちせいとうほうしゅうけなければならない。

73ビショップもまた、きょうかいでのぶんのすべてのつとめにたいして、せいかつまたはせいとうほうしゅうけなければならない。

74よ、まことに、わたしはあなたがたにう。あなたがたのなかのだれかが、ていげんいんでそのはんりょらせたとき、えれば、これがじつであることをかれらができるかぎりへりくだったこころであなたがたのまえしょうげんするとき、あなたがたは、かれらをあなたがたのなかからしてはならない。

75しかし、かんいんのためにぶんはんりょてたものがいて、つみおかしたのがほんにんで、そのはんりょがまだきていることをあなたがたがったならば、そのものをあなたがたのなかからさなければならない。

76さらにまた、わたしはあなたがたにう。あなたがたはじゅうぶんたずねてようじんぶかまたちゅうぶかくあり、このようなものけっこんしていれば、かれらをあなたがたのなかれないようにしなければならない。

77また、けっこんしていなくても、このようなものつみをすべてあらためなければならない。そうでなければ、あなたがたはこのようなものれてはならない。

78さらにまた、キリストのこのきょうかいぞくしているひとみなきょうかいのすべてのいましめとせいやくまもるようにつとめなければならない。

79もしあなたがたのだれかがひところならば、そのものわたし、そのほうりつしたがってしょすることになる。かれけっしてゆるされないことをおぼえておきなさい。また、それはそのほうりつしたがってりっしょうしなければならない。

80もしだれかおとこまたはおんなかんいんをするならば、かれまたはかのじょは、きょうかい二人ふたりまたはそれよりおおくのちょうろうたちのまえしんけなければならない。そして、かれまたはかのじょたいするすべてのことは、てきしょうにんによってではなく、きょうかい二人ふたりしょうにんによってかくていしなければならない。二人ふたりよりおおくのしょうにんがいれば、もっとよい。

81しかし、かれまたはかのじょは、二人ふたりしょうにんくちによってつみさだめられる。そして、ちょうろうたちはこのけんきょうかいまえし、きょうかいいんかれまたはかのじょたいしてきょしゅをし、かれらがかみりっぽうしたがってあつかわれるようにする。

82のうであれば、ビショップもしゅっせきすることがひつようである。

83あなたがたのまえされるすべてのけんについて、あなたがたはこのようにおこなわなければならない。

84もしあるおとこまたはおんなものうばるならば、かれまたはかのじょをそのほうりつわたさなければならない。

85もしあるおとこまたはおんなぬすならば、かれまたはかのじょをそのほうりつわたさなければならない。

86もしあるおとこまたはおんないつわうならば、かれまたはかのじょをそのほうりつわたさなければならない。

87もしあるおとこまたはおんななんらかのざいあくおかすならば、かれまたはかのじょほう、すなわちかみりっぽうわたさなければならない。

88もしあなたのきょうだいまたはまいがあなたにたいしてつみおかすならば、あなたはかれまたはかのじょ二人ふたりだけでい、そして、もしかれまたはかのじょこくはくすれば、あなたはかいしなければならない。

89もしかれまたはかのじょこくはくしなければ、あなたはかれまたはかのじょきょうかいに、すなわちかいいんではなくちょうろうたちにわたさなければならない。それは一つのしゅうかいにおいておこなうべきもので、ひとびとまえおこなってはならない。

90もしあなたのきょうだいまたはまいおおくのひとたいしてつみおかすならば、かれまたはかのじょおおくのひとまえらしめけなければならない。

91もしだれかがこうぜんつみおかすならば、かれまたはかのじょじるように、こうぜんめなければならない。もしかれまたはかのじょこくはくしなければ、かれまたはかのじょかみりっぽうわたさなければならない。

92もしだれかがひそかにつみおかすならば、かれまたはかのじょをひそかにめなければならない。そのことによって、かれまたはかのじょが、ぶんつみおかしたあいと、かみとに、ひそかにこくはくするかいてるようにして、きょうかいいんかれまたはかのじょについてとがめるようなはなしをすることのないようにするためである。

93あなたがたは、すべてのことについてこのようにおこなわなければならない。