第40章 千八百三十一年ねん一月がつ六むい日か、ニューヨーク州しゅうフェイエットにおいて、預よ言げん者しゃジョセフ・スミスとシドニー・リグドンに与あたえられた啓けい示じ。この啓けい示じの記き録ろくに先さき立だち、預よ言げん者しゃの歴れき史しには次つぎのように述のべられている。「ジェームズ〔・コベル〕が主しゅの言こと葉ばを拒こばんで、彼かれの以い前ぜんの信しん条じょうと人ひと々びとのもとに戻もどって行いったので、主しゅはわたしとシドニー・リグドンに次つぎの啓けい示じを与あたえられた。」(第だい三十九章しょうを参さん照しょう) 1-3迫はく害がいの恐おそれと世よの思おもい煩わずらいは、福ふく音いんを拒こばむ原げん因いんとなる。 1見みよ、まことに、わたしはあなたがたに言いう。わたしの僕しもべジェームズ・コベルの心こころは、わたしの前まえに正ただしかった。わたしの言こと葉ばに従したがうと聖せい約やくしたからである。 2そして、彼かれは喜よろこんで御み言こと葉ばを受うけ入いれたが、サタンはすぐに彼かれを誘ゆう惑わくした。そして、迫はく害がいの恐おそれと世よの思おもい煩わずらいが、彼かれに御み言こと葉ばを拒こばませた。 3それゆえ、彼かれはわたしの聖せい約やくを破やぶった。そこでわたしは、わたしがよいと思おもうままに彼かれに行おこなうことにする。アーメン。