1 聴きき​なさい、おお、わたし​の​名な​に​よって、すなわち​生いける​神かみ​の​子こ​イエス・​キリスト、世よ​の​救すくい主ぬし​の​名な​に​よって​集あつまった​わたし​の​教きょう会かい​の​長老ちょうろう​たち​よ。あなたがた​は​わたし​の​名な​を​信しんじ、わたし​の​戒いましめ​を​守まもって​いる​から​で​ある。

2 重かさねて、わたし​は​あなたがた​に​言いう。耳みみ​を​傾かたむけて​聞きき、わたし​が​与あたえる​^①律りっ法ぽう​に​従したがい​なさい。

3 まことに、あなたがた​に​言いう。あなたがた​は​わたし​が​命めいじた​^①戒いましめ​に​従したがって​集あつまり、この​一つ​の​こと​に​ついて​^②心こころ​を​一つ​に​し、わたし​の​名な​に​よって​父ちち​に​求もとめて​きた​ので、その​とおり​に​与あたえられる​で​あろう。

4 見みよ、まことに、あなたがた​に​言いう。わたし​は​あなたがた​に​この​最さい初しょ​の​戒いましめ​を​与あたえる。あなたがた​は、わたし​の​僕しもべ​で​ある​ジョセフ・​スミス・​ジュニア​と​シドニー・​リグドン​を​除のぞいて、一ひと人り​残のこらず​わたし​の​名な​に​よって​出でて​行いかなければ​ならない。

5 また、わたし​は​彼かれら​に​も、しばし​の​間あいだ​出でて​行いく​よう​に​と​の​戒いましめ​を​与あたえる。そして、彼かれら​が​いつ​帰かえる​べき​か​は、^①御み霊たま​の​力ちから​に​よって​知しらされる​で​あろう。

6 あなたがた​は​わたし​の​御み霊たま​の​力ちから​を​もって​出でて​行いき、^①二ふた人り​ずつ​組くんで​わたし​の​名な​に​よって​わたし​の​福ふく音いん​を​宣のべ​伝つたえ、ラッパ​の​音おと​の​よう​に​声こえ​を​上あげ、神かみ​の​天てん使し​の​よう​に​わたし​の​言こと葉ば​を​宣のべ​なければ​ならない。

7 また、あなたがた​は​出でて​行いって​水みず​で​バプテスマ​を​施ほどこし、「悔くい改あらため​なさい。悔くい改あらため​なさい。天てん​の​王おう国こく​は​近ちかづいて​いる​から​で​ある」と​言いわなければ​ならない。

8 あなたがた​は​この​場ば所しょ​から​西にし​の​地ち域いき​に​出でて​行いかなければ​ならない。そして、あなたがた​を​受うけ入いれる​人々ひとびと​を​見みいだしたら、それぞれ​の​地ち域いき​で​わたし​の​教きょう会かい​を​築きずき​上あげ​なければ​ならない。

9 あなたがた​が​一つ​に​^①集あつめられて、それ​に​よって​あなたがた​が​わたし​の​^②民たみ​と​なり、わたし​が​あなたがた​の​神かみ​と​なる​ため​に、^③新しん​エルサレム​の​^④都みやこ​が​いつ​備そなえられる​か​が​高たかい​所ところ​から​示しめされる​時とき​が​来くる​まで、その​よう​に​しなさい。

10 さらに​また、わたし​は​あなたがた​に​言いう。わたし​の​僕しもべ​^①エドワード・​パートリッジ​は、わたし​が​任にん命めい​した​職しょく​に​おいて​務つとめ​なければ​ならない。もし​彼かれ​が​戒いましめ​に​背そむく​なら​ば、彼かれ​の​代かわり​に​^②別べつ​の​者もの​が​任にん命めい​される​で​あろう。まことに​その​とおり​で​ある。アーメン。

11 重かさねて、わたし​は​あなたがた​に​言いう。だれか​^①権能けんのう​を​持もつ​者もの​に​よって​^②聖任せいにん​され、そして​権能けんのう​を​持もって​いる​こと​と、教きょう会かい​の​長ちょう​たち​に​よって​正式せいしき​に​聖任せいにん​された​こと​が​教きょう会かい員いん​に​知しられない​かぎり、だれ​も​わたし​の​福ふく音いん​を​^③宣のべ​伝つたえる​ため​に​出でて​行いく​こと、あるいは​わたし​の​教きょう会かい​を​築きずき​上あげる​こと​は​許ゆるされない。

12 さらに​また、この​教きょう会かい​の​^①長老ちょうろう​と​祭さい司し​と​教きょう師し​は、^②『聖せい書しょ』​と​完全かんぜん​な​^③福ふく音いん​が​載のって​いる​^④『モルモン書しょ』​の​中なか​に​ある​わたし​の​福ふく音いん​の​原則げんそく​を​^⑤教おしえ​なければ​ならない。

13 また、彼かれら​は​聖せい約やく​と​教きょう会かい​の​規き定てい​と​を​守まもって​実じっ行こう​しなければ​ならない。また、御み霊たま​に​導みちびかれる​まま​に、これら​を​彼かれら​の​教おしえ​と​しなければ​ならない。

14 御み霊たま​は​信しん仰こう​の​^①祈いのり​に​よって​あなたがた​に​与あたえられる​で​あろう。そして、^②御み霊たま​を​受うけ​なければ、あなたがた​は​教おしえて​は​ならない。

15 わたし​の​^①聖文せいぶん​の​すべて​が​与あたえられる​まで、あなたがた​の​教おしえる​こと​に​ついて​わたし​が​命めいじた​とおり​に、以い上じょう​の​こと​を​すべて​守まもって​行おこなう​よう​に​しなければ​ならない。

16 あなたがた​は​^①慰なぐさめ主ぬし​に​よって​声こえ​を​上あげる​とき、わたし​が​よい​と​思おもう​まま​に​語かたり、預よ言げん​する​で​あろう。

17 見みよ、慰なぐさめ主ぬし​は​すべて​の​こと​を​知しって​おり、父ちち​と​子こ​の​こと​を​証あかし​する​から​で​ある。

18 さて​見みよ、わたし​は​教きょう会かい員いん​に​語かたる。あなた​は​^①殺ころして​は​ならない。^②殺ころす​者もの​は、この世よ​で​も​来きたる​べき​世よ​で​も、赦ゆるし​を​得えられない。

19 また​重かさねて​言いう。あなた​は​殺ころして​は​ならない。それでも​殺ころす​者もの​は、^①死しななければ​ならない。

20 あなた​は​^①盗ぬすんで​は​ならない。盗ぬすんで​悔くい改あらためよう​と​しない​者もの​は、追おい出だされ​なければ​ならない。

21 あなた​は​^①偽いつわり​を​言いって​は​ならない。偽いつわり​を​言いって​悔くい改あらためよう​と​しない​者もの​は、追おい出だされ​なければ​ならない。

22 あなた​は​心こころ​を​尽つくして​妻つま​を​^①愛あいし、妻つま​と​^②結むすび​合あわなければ​ならない。その他た​の​もの​と​結むすび​合あって​は​ならない。

23 ^①情じょう欲よく​を​抱いだいて​女おんな​を​見みる​者もの​は、信しん仰こう​を​否ひ定てい​する​の​で​あり、御み霊たま​を​受うける​こと​は​ない。もしも​悔くい改あらため​なければ、彼かれ​は​追おい出だされ​なければ​ならない。

24 あなた​は​^①姦淫かんいん​を​して​は​ならない。姦淫かんいん​を​して​悔くい改あらためない​者もの​は、追おい出だされ​なければ​ならない。

25 しかし、姦淫かんいん​を​して​も、真ま心ごころ​から​^①悔くい改あらため、それ​を​捨すてて、再ふたたび​行おこなわない​者もの​を、あなた​は​^②赦ゆるさなければ​ならない。

26 しかし、^①再ふたたび​行おこなう​なら​ば、赦ゆるされる​こと​は​なく​追おい出だされる。

27 あなた​は​隣人りんじん​の​^①悪口あっこう​を​言いったり、隣人りんじん​に​害がい​を​与あたえたり​して​は​ならない。

28 あなた​は、これら​の​こと​に​関かんする​わたし​の​律りっ法ぽう​が​わたし​の​聖文せいぶん​の​中なか​に​与あたえられて​いる​こと​を​知しって​いる。罪つみ​を​犯おかして​悔くい改あらためない​者もの​は、^①追おい出だされ​なければ​ならない。

29 あなた​は​わたし​を​^①愛あいする​なら​ば、わたし​に​^②仕つかえ、わたし​の​すべて​の​戒いましめ​を​^③守まもる​べき​で​ある。

30 また​見みよ、あなた​は​^①貧まずしい​者もの​を​思おもい起おこし、破やぶる​こと​の​できない​聖せい約やく​と​証書しょうしょ​を​もって、彼かれら​に​分わけ​与あたえる​必ひつ要よう​の​ある​分ぶん​を、彼かれら​の​^②扶ふ養よう​の​ため​に​あなた​の​財ざい産さん​の​うち​から​^③奉ほう献けん​する​で​あろう。

31 あなたがた​が​^①貧まずしい​者もの​に​持もち物もの​を​^②分わけ​与あたえる​の​は、すなわち、わたし​に​する​の​で​ある。それら​は、わたし​の​教きょう会かい​の​^③ビショップ、ならびに​彼かれ​が​その​目もく的てき​の​ため​に​指し名めい​して​^④任にん命めい​する、あるいは​指し名めい​して​任にん命めい​した、二ふた人り​の​長老ちょうろう​または​大だい​祭さい司し​で​ある​顧こ問もん​の​前まえ​に​置おかなければ​ならない。

32 それら​を​わたし​の​教きょう会かい​の​ビショップ​の​前まえ​に​置おいた​後のち、また、ビショップ​が​わたし​の​戒いましめ​に​かなって、それら​を​教きょう会かい​から​取とり去さる​こと​は​できない​と​いう、わたし​の​教きょう会かい​の​財ざい産さん​の​^①奉ほう献けん​に​関かんする​これら​の​証書しょうしょ​を​受うけ取とった​後のち、すべて​の​人ひと​は​わたし​に​対たいして​^②責任せきにん​を​持もち、自じ分ぶん​自じ身しん​の​財ざい産さん、すなわち、奉ほう献けん​に​よって​受うけ取とった​自じ分ぶん​自じ身しん​と​^③家か族ぞく​に​足たりる​分ぶん​の​財ざい産さん​の​^④管かん理り​人にん​と​される。

33 さらに​また、この​最さい初しょ​の​奉ほう献けん​の​後のち、教きょう会かい​または​教きょう会かい​の​だれか​個こ人じん​の​手て​に、自みずから​の​生活せいかつ​に​必ひつ要よう​な​分ぶん​以い上じょう​の​財ざい産さん、すなわち​ビショップ​に​奉ほう献けん​す​べき​^①残ざん余よ​が​あれ​ば、持もって​いない​人々ひとびと​に​折々おりおり​与あたえる​ため​に​それ​を​蓄たくわえて、困窮こんきゅう​して​いる​すべて​の​人ひと​が​十分じゅうぶん​に​供給きょうきゅう​を​受うけ、彼かれら​の​入いり用よう​に​応おうじて​与あたえられる​よう​に​しなければ​ならない。

34 それゆえ、残ざん余よ​は​わたし​の​倉くら​に​蓄たくわえて​おき、教きょう会かい​の​高こう等とう​評ひょう議ぎ​会かい、および​ビショップ​と​その​評ひょう議ぎ​会かい​が​指し定てい​する​まま​に、貧まずしい​者もの​と​乏とぼしい​者もの​に​与あたえる​ため​に、

35 また​教きょう会かい​の​公こう益えき​の​ため​の​土と地ち​を​買かい、礼れい拝はい​の​家いえ​を​建たて、この​後のち​啓けい示じ​される​^①新しん​エルサレム​を​築きずく​ため​に​使つかう​よう​に​しなければ​ならない。

36 それ​は、わたし​が​^①神殿しんでん​に​^②来くる​その​日ひ​に、わたし​の​聖せい約やく​の​民たみ​を​一つ​に​集あつめる​ため​で​ある。わたし​が​これ​を​行おこなう​の​は、わたし​の​民たみ​を​救すくう​ため​で​ある。

37 また、罪つみ​を​犯おかして​悔くい改あらためない​者もの​は、教きょう会かい​から​^①追おい出だされ​なければ​ならず、彼かれ​が​わたし​の​教きょう会かい​の​貧まずしい​者もの​と​乏とぼしい​者もの​の​ため​に​^②奉ほう献けん​した​もの、言いい​換かえれば、わたし​に​ささげた​もの​を、再ふたたび​受うける​こと​は​ない。

38 あなたがた​が​^①これら​の​最もっとも​小ちいさい​者もの​に​する​の​は、すなわち、わたし​に​する​の​で​ある。

39 わたし​の​預よ言げん者しゃ​たち​の​口くち​を​通とおして​わたし​が​語かたった​こと​は​成じょう就じゅ​する。わたし​は、異い邦ほう人じん​の​中なか​で​わたし​の​福ふく音いん​を​心こころ​から​受うけ入いれる​者もの​の​富とみ​を​聖別せいべつ​し、イスラエル​の​家いえ​に​属ぞく​する​わたし​の​民たみ​の​貧まずしい​者もの​に​与あたえる​から​で​ある。

40 さらに​また、あなた​は​心こころ​の​中なか​で​^①高たかぶって​は​ならない。あなた​の​^②衣い服ふく​は​すべて​簡かん素そ​で、その​美うつくしさ​は​あなた​自じ身しん​の​手て​の​業わざ​の​美うつくしさ​で​ある​よう​に​しなさい。

41 また、すべて​の​こと​が​わたし​の​前まえ​に​清きよく​行おこなわれる​よう​に​しなさい。

42 あなた​は​^①怠たい惰だ​で​あって​は​ならない。怠たい惰だ​な​者もの​は​働はたらく​者もの​の​パン​を​食たべて​は​ならない​し、その​衣い服ふく​も​着きて​は​ならない​から​で​ある。

43 また、あなたがた​の​中なか​の​だれか​が​^①病びょう気き​で、癒いやされる​信しん仰こう​は​ない​が​主しゅ​を​信しんじて​いる​なら​ば、優やさしさ​の​限かぎり​を​尽つくし、薬やく草そう​と​柔やわらかい​食物しょくもつ​に​よって​養やしなわれる​よう​に​しなければ​ならない。それ​が​敵てき​の​手て​に​よって​行おこなわれる​こと​が​あって​は​ならない。

44 また、教きょう会かい​の​二ふた人り​または​それ​以い上じょう​の​長老ちょうろう​を​呼よんで、わたし​の​名な​に​よって​彼かれら​の​ため​に​祈いのり、彼かれら​に​^①按手あんしゅ​を​する​よう​に​しなければ​ならない。もしも​彼かれら​が​死しぬ​なら​ば、彼かれら​は​わたし​の​ため​に​^②死しぬ​の​で​あり、また​生いきる​なら​ば、わたし​の​ため​に​生いきる​の​で​ある。

45 あなた​は​死しぬ​者もの​を​失うしなう​こと​で​^①涙なみだ​を​流ながす​ほど​に、また​特とくに、栄えい光こう​ある​復ふっ活かつ​の​^②望のぞみ​が​ない​者もの​の​ため​に​涙なみだ​を​流ながす​ほど​に、ともに​^③愛あい​を​もって​^④生活せいかつ​する​よう​に​しなければ​ならない。

46 わたし​に​あって​死しぬ​者もの​は​^①死し​を​味あじわわない​で​あろう。死し​は​彼かれら​に​とって​^②甘あまい​から​で​ある。

47 また、わたし​に​ある​こと​なく​死しぬ​者もの​は、災わざわい​で​ある。彼かれら​の​死し​は​苦にがい​から​で​ある。

48 さらに​また、わたし​に​よって​^①癒いやされる​と​いう​^②信しん仰こう​を​持もって​いて、死し​に​^③定さだめられて​いない​者もの​は、癒いやされる​で​あろう。

49 見みる​信しん仰こう​を​持もつ​者もの​は、見みる​で​あろう。

50 聞きく​信しん仰こう​を​持もつ​者もの​は、聞きく​で​あろう。

51 足あし​の​不ふ自じ由ゆう​な​者もの​で​跳とび​はねる​信しん仰こう​を​持もつ​者もの​は、跳とび​はねる​で​あろう。

52 また、この​よう​な​信しん仰こう​は​持もたない​が、それでも​わたし​を​信しんじる​者もの​は、わたし​の​^①子こ​と​なる​力ちから​を​持もつ。彼かれら​が​わたし​の​律りっ法ぽう​を​破やぶらない​かぎり、あなた​は​彼かれら​の​弱よわさ​を​^②負おわなければ​ならない。

53 あなた​は、自じ分ぶん​の​^①管かん理り人にん​の​職しょく​の​場ば​に​立たたなければ​ならない。

54 あなた​は、兄きょう弟だい​の​衣い服ふく​を​取とって​は​ならない。あなた​は、兄きょう弟だい​から​受うける​もの​に​対たいして​支し払はらわ​なければ​ならない。

55 自じ分ぶん​の​生活せいかつ​に​必ひつ要よう​な​分ぶん​より​も​多おおく​^①得える​なら​ば、すべて​の​こと​が​わたし​の​言いった​とおり​に​行おこなわれる​よう​に、それ​を​わたし​の​^②倉くら​に​渡わたさなければ​ならない。

56 あなた​は​求もとめ​なければ​ならない。そう​すれ​ば、わたし​が​定さだめた​よう​に、わたし​の​^①聖文せいぶん​が​与あたえられる​で​あろう。そして、それ​は​安全あんぜん​に​^②保ほ存ぞん​され​なければ​ならない。

57 また、あなた​は​それ​に​ついて​黙もくして​いて、その​すべて​を​受うける​まで​人々ひとびと​に​教おしえない​よう​に​する​こと​が​必ひつ要よう​で​ある。

58 また、わたし​は​あなたがた​に​戒いましめ​を​与あたえる。それら​を​受うけた​なら​ば、あなたがた​は​すべて​の​人ひと​に​教おしえ​なければ​ならない。^①すべて​の​国こく民みん、部ぶ族ぞく、国こく語ご​の​民たみ、民族みんぞく​に​教おしえ​なければ​ならない。

59 あなた​は​受うけた​こと、すなわち、わたし​の​聖文せいぶん​の​中なか​で​律りっ法ぽう​として​与あたえられた​こと​を、わたし​の​教きょう会かい​を​治おさめる​わたし​の​律りっ法ぽう​として​受うけ入いれ​なければ​ならない。

60 これら​の​こと​に​従したがって​^①行おこなう​者もの​は、救すくわれる​で​あろう。また、これら​の​こと​を​行おこなわない​者もの​は、もしも​それ​を​続つづける​なら​ば​^②罰ばつ​の​定さだめ​を​受うける​で​あろう。

61 あなた​は​求もとめれば、^①啓けい示じ​の​上うえ​に​啓けい示じ​を、^②知ち識しき​の​上うえ​に​知ち識しき​を​受うけて、数々かずかず​の​^③奥おく義ぎ​と​^④平へい和わ​を​もたらす​事こと柄がら、すなわち​^⑤喜よろこび​を​もたらし​永遠えいえん​の​命いのち​を​もたらす​もの​を​知しる​こと​が​できる​よう​に​なる​で​あろう。

62 あなた​は​求もとめ​なければ​ならない。そう​すれ​ば、^①新しん​エルサレム​が​どこ​に​建たてられる​か​が、わたし​が​ふさわしい​と​思おもう​とき​に​あなた​に​示しめされる​で​あろう。

63 また​見みよ、わたし​の​僕しもべ​たち​は、東ひがし​に、西にし​に、北きた​に、南みなみ​に​遣つかわされる​で​あろう。

64 そして​今いまや​東ひがし​に​行いく​者もの​は、改宗かいしゅう​する​者もの​たち​に​教おしえて​^①西にし​へ​逃のがれ​させ​なさい。これ​は、地ち上じょう​に​起おころう​と​して​いる​こと​と​^②秘ひ密みつ​結けっ社しゃ​の​ゆえ​で​ある。

65 見みよ、あなた​は​これら​の​こと​を​すべて​守まもらなければ​ならない。そう​すれ​ば、あなた​の​受うける​報むくい​は​大おおきい​で​あろう。あなたがた​に​は​王おう国こく​の​奥おく義ぎ​を​知しる​こと​が​許ゆるされて​いる​が、世よ​の​人々ひとびと​に​は​許ゆるされて​いない。

66 あなたがた​は​受うけた​律りっ法ぽう​を​守まもり、忠ちゅう実じつ​で​なければ​ならない。

67 あなたがた​は​この​後のち、この​地ち​と​新しん​エルサレム​の​両方りょうほう​で​あなたがた​を​確かく立りつ​する​の​に​十分じゅうぶん​な、教きょう会かい​の​^①聖せい約やく​を​数々かずかず​受うける​で​あろう。

68 それゆえ、^①知ち恵え​に​不ふ足そく​して​いる​者もの​は​わたし​に​願ねがい​求もとめ​なさい。そう​すれ​ば、わたし​は​とがめ​も​せず​に​惜おしみ​なく​与あたえる​で​あろう。

69 心こころ​を​高たかめて​喜よろこび​なさい。あなたがた​に​^①王おう国こく、言いい​換かえれば、教きょう会かい​の​^②鍵かぎ​が​授さずけられた​から​で​ある。まことに​その​とおり​で​ある。アーメン。

70 ^①祭さい司し​と​^②教きょう師し​は、会員かいいん​と​同おなじ​よう​に​自じ分ぶん​の​^③管かん理り人にん​の​職しょく​を​持もたなければ​ならない。

71 また、すべて​の​こと​に​ついて​顧こ問もん​として​ビショップ​を​助たすける​よう​に​任にんじられて​いる​長老ちょうろう​や​大だい​祭さい司し​は、前まえ​に​述のべた​よう​に、貧まずしい​者もの​の​ため​と、ほか​の​目もく的てき​の​ため​に​ビショップ​に​^①奉ほう献けん​された​財ざい産さん​に​よって、自じ分ぶん​の​家か族ぞく​の​養やしない​を​受うけ​なければ​ならない。

72 あるいは​彼かれら​は、顧こ問もん​と​ビショップ​が​最善さいぜん​で​ある​と​考かんがえ​または​決定けってい​した​とおり​に、自じ分ぶん​の​すべて​の​務つとめ​に​対たいして、管かん理り人にん​の​職しょく​または​ほか​の​形かたち​で​正せい当とう​な​報ほう酬しゅう​を​受うけ​なければ​ならない。

73 ビショップ​も​また、教きょう会かい​で​の​自じ分ぶん​の​すべて​の​務つとめ​に​対たいして、生活せいかつ費ひ​または​正せい当とう​な​報ほう酬しゅう​を​受うけ​なければ​ならない。

74 見みよ、まことに、わたし​は​あなたがた​に​言いう。あなたがた​の​中なか​の​だれか​が、^①不ふ貞てい​が​原因げんいん​で​その​伴はん侶りょ​を​去さらせた​とき、言いい​換かえれば、これ​が​事じ実じつ​で​ある​こと​を​彼かれら​が​できる​かぎり​へりくだった​心こころ​で​あなたがた​の​前まえ​に​証言しょうげん​する​とき、あなたがた​は、彼かれら​を​あなたがた​の​中なか​から​追おい出だして​は​ならない。

75 しかし、^①姦淫かんいん​の​ため​に​自じ分ぶん​の​伴はん侶りょ​を​見み捨すてた​者もの​が​いて、罪つみ​を​犯おかした​の​が​本人ほんにん​で、その​伴はん侶りょ​が​まだ​生いきて​いる​こと​を​あなたがた​が​知しった​なら​ば、その​者もの​を​あなたがた​の​中なか​から​^②追おい出ださなければ​ならない。

76 さらに​また、わたし​は​あなたがた​に​言いう。あなたがた​は​十分じゅうぶん​に​問とい​尋たずねて​^①用心ようじん深ぶかく​また​注ちゅう意い​深ぶかく​あり、この​よう​な​者もの​が​結けっ婚こん​して​いれ​ば、彼かれら​を​あなたがた​の​中なか​に​受うけ入いれない​よう​に​しなければ​ならない。

77 また、結けっ婚こん​して​いなくて​も、この​よう​な​者もの​は​罪つみ​を​すべて​悔くい改あらため​なければ​ならない。そう​で​なければ、あなたがた​は​この​よう​な​者もの​を​受うけ入いれて​は​ならない。

78 さらに​また、キリスト​の​この​教きょう会かい​に​属ぞくして​いる​人ひと​は​皆みな、教きょう会かい​の​すべて​の​戒いましめ​と​聖せい約やく​を​守まもる​よう​に​努つとめ​なければ​ならない。

79 もし​あなたがた​の​だれか​が​人ひと​を​^①殺ころす​なら​ば、その​者もの​を​引ひき渡わたし、その​地ち​の​法ほう律りつ​に​従したがって​処しょ置ち​する​こと​に​なる。彼かれ​は​決けっして​赦ゆるされない​こと​を​覚おぼえて​おき​なさい。また、それ​は​その​地ち​の​法ほう律りつ​に​従したがって​立りっ証しょう​しなければ​ならない。

80 もし​だれか​男おとこ​または​女おんな​が​姦淫かんいん​を​する​なら​ば、彼かれ​または​彼女かのじょ​は、教きょう会かい​の​二ふた人り​または​それ​以い上じょう​の​長老ちょうろう​たち​の​前まえ​で​審しん理り​を​受うけ​なければ​ならない。そして、彼かれ​または​彼女かのじょ​に​対たいする​すべて​の​言こと葉ば​は、敵てき​の​証しょう人にん​に​よって​で​は​なく、教きょう会かい​の​二ふた人り​の​証しょう人にん​に​よって​確かく定てい​しなければ​ならない。二ふた人り​以い上じょう​の​証しょう人にん​が​いれ​ば、もっと​よい。

81 しかし、彼かれ​または​彼女かのじょ​は、二ふた人り​の​証しょう人にん​の​口くち​に​よって​罪つみ​に​定さだめられる。そして、長老ちょうろう​たち​は​この​件けん​を​教きょう会かい​の​前まえ​に​持もち出だし、教きょう会かい員いん​は​彼かれ​または​彼女かのじょ​に​対たいして​挙きょ手しゅ​を​し、彼かれら​が​神かみ​の​律りっ法ぽう​に​従したがって​扱あつかわれる​よう​に​する。

82 可か能のう​で​あれ​ば、ビショップ​も​出しゅっ席せき​する​こと​が​必ひつ要よう​で​ある。

83 あなたがた​の​前まえ​に​持もち出だされる​すべて​の​件けん​に​ついて、あなたがた​は​この​よう​に​行おこなわなければ​ならない。

84 もし​ある​男おとこ​または​女おんな​が​物もの​を​奪うばい​取とる​なら​ば、彼かれ​または​彼女かのじょ​を​その​地ち​の​法ほう律りつ​に​引ひき​渡わたさなければ​ならない。

85 もし​ある​男おとこ​または​女おんな​が​^①盗ぬすむ​なら​ば、彼かれ​または​彼女かのじょ​を​その​地ち​の​法ほう律りつ​に​引ひき​渡わたさなければ​ならない。

86 もし​ある​男おとこ​または​女おんな​が​^①偽いつわり​を​言いう​なら​ば、彼かれ​または​彼女かのじょ​を​その​地ち​の​法ほう律りつ​に​引ひき​渡わたさなければ​ならない。

87 もし​ある​男おとこ​または​女おんな​が​何なんら​か​の​罪ざい悪あく​を​犯おかす​なら​ば、彼かれ​または​彼女かのじょ​を​法ほう、すなわち​神かみ​の​律りっ法ぽう​に​引ひき​渡わたさなければ​ならない。

88 もし​あなた​の​^①兄きょう弟だい​または​姉し妹まい​が​あなた​に​対たいして​^②罪つみ​を​犯おかす​なら​ば、あなた​は​彼かれ​または​彼女かのじょ​と​二ふた人り​だけ​で​会あい、そして、もし​彼かれ​または​彼女かのじょ​が​^③告こく白はく​すれ​ば、あなた​は​和わ解かい​しなければ​ならない。

89 もし​彼かれ​または​彼女かのじょ​が​告こく白はく​しなければ、あなた​は​彼かれ​または​彼女かのじょ​を​教きょう会かい​に、すなわち​会員かいいん​で​は​なく​長老ちょうろう​たち​に​引ひき​渡わたさなければ​ならない。それ​は​一つ​の​集会しゅうかい​に​おいて​行おこなう​べき​もの​で、世よ​の​人々ひとびと​の​前まえ​で​行おこなって​は​ならない。

90 もし​あなた​の​兄きょう弟だい​または​姉し妹まい​が​多おおく​の​人ひと​に​対たいして​罪つみ​を​犯おかす​なら​ば、彼かれ​または​彼女かのじょ​は​多おおく​の​人ひと​の​前まえ​で​^①懲こらしめ​を​受うけ​なければ​ならない。

91 もし​だれか​が​公こう然ぜん​と​罪つみ​を​犯おかす​なら​ば、彼かれ​または​彼女かのじょ​が​恥はじる​よう​に、公こう然ぜん​と​責せめ​なければ​ならない。もし​彼かれ​または​彼女かのじょ​が​告こく白はく​しなければ、彼かれ​または​彼女かのじょ​を​神かみ​の​律りっ法ぽう​に​引ひき​渡わたさなければ​ならない。

92 もし​だれか​が​ひそか​に​罪つみ​を​犯おかす​なら​ば、彼かれ​または​彼女かのじょ​を​ひそか​に​責せめ​なければ​ならない。その​こと​に​よって、彼かれ​または​彼女かのじょ​が、自じ分ぶん​が​罪つみ​を​犯おかした​相あい手て​と、神かみ​と​に、ひそか​に​告こく白はく​する​機き会かい​を​持もてる​よう​に​して、教きょう会かい員いん​が​彼かれ​または​彼女かのじょ​に​ついて​とがめる​よう​な​話はなし​を​する​こと​の​ない​よう​に​する​ため​で​ある。

93 あなたがた​は、すべて​の​こと​に​ついて​この​よう​に​行おこなわなければ​ならない。