1まことに、主はこのように言う。自分の罪を捨て、わたしのもとに来て、わたしの名を呼び、わたしの声に従い、わたしの戒めを守る者は皆、わたしの顔を見て、わたしがいることを知るであろう。
2また、わたしが世に来るすべての人を照らすまことの光であること、
3また、わたしが父におり、父がわたしにおられ、父とわたしが一つであることを知るであろう。
4父と一つであるというのは、父がわたしに御自分の完全を与えてくださったからである。また、子であるのは、わたしが世にいて、肉体をわたしの幕屋とし、人の子らの中に住んだからである。
5わたしは世にいて、父から受けた。そして、父の業は分かりやすく示された。
6また、ヨハネはわたしの完全な栄光を見て、証した。ヨハネのすべての記録は、この後明らかにされる。
7彼は証して言った。「わたしは彼の栄光を目にし、また世界が存在する前に初めに彼がおられたのを見た。
8それゆえ、初めに言葉があった。彼は言葉、すなわち救いの使者であり、
9世の光であり、世の贖い主であり、世に来られた真理の御霊であった。彼が世に来られたのは、世が彼によって造られたからである。また、彼の中に人の命と人の光があった。
10もろもろの世界は彼によって造られた。人は彼によって造られた。万物は彼によって、彼を通じて、彼から造られた。
11わたしヨハネは証する。わたしは御父の、恵みと真理に満ちておられる独り子の栄光としての、すなわち世に来て肉体に宿り、わたしたちの中に住まわれた真理の御霊の栄光としての彼の栄光を見た。
12また、わたしヨハネは、彼が最初から完全は受けず、恵みに恵みを加えられたのを見た。
13彼は最初から完全は受けず、恵みに恵みを受け続け、ついに完全を受けられた。
14このようにして、彼は神の子と呼ばれた。彼は最初から完全は受けられなかったからである。
15わたしヨハネは証する。見よ、天が開かれ、聖霊が鳩の形を取って彼の上に降って、彼の上にとどまられた。また、天から声があって言われた。『これはわたしの愛する子である。』
16わたしヨハネは証する。彼は御父の完全な栄光を受けられた。
17彼は天においても地においても、一切の権威を受けられた。そして、御父の栄光は彼とともにあった。御父が彼のうちにおられたからである。」
18さて、もしあなたがたが忠実であれば、あなたがたはヨハネの記録のすべてを受けるであろう。
19わたしはこれらの言葉をあなたがたに与える。それは、あなたがたが礼拝する方法を理解して知り、また自分が礼拝するものを知ることによって、あなたがたがわたしの名により父のもとに来て、定められたときに父の完全を受けられるようにするためである。
20あなたがたは、わたしの戒めを守るならば、父の完全を受け、わたしが父によって受けているように、あなたがたはわたしによって栄光を受けるからである。それゆえ、わたしはあなたがたに言う。あなたがたは恵みに恵みを加えられるであろう、と。
21さて、まことに、わたしはあなたがたに言う。わたしは初めに父とともにいた。わたしは長子である。
22また、わたしによって生まれる者は皆、長子の栄光にあずかる者であり、長子の教会である。
23あなたがたも初めに父とともにおり、御霊すなわち真理の御霊であった。
24真理とは、現在あるとおりの、過去にあったとおりの、また未来にあるとおりの、物事についての知識である。
25これ以上のこと、あるいはこれ以下のことは何であろうと、初めから偽り者であったあの悪い者の霊である。
26真理の御霊は神から出ている。わたしは真理の御霊であり、ヨハネはわたしについて証して、「主は完全な真理、すなわちすべての真理を受けられた」と言った。
27人はだれも神の戒めを守らないかぎり、完全な真理を受けることはない。
28神の戒めを守る者は真理と光を受け、ついに真理によって栄光を受けて、すべてのことを知るようになる。
29人もまた初めに神とともにいた。英知すなわち真理の光は、創造されることも、作られることもなく、実にそうすることのできないものである。
30すべての真理は、神がそれを置かれた領域において独立し、それ自体で作用する。すべての英知も同様である。そうでなければ、存在というものはない。
31見よ、ここに人の選択の自由があり、またここに人の罪の宣告がある。なぜならば、初めからあったものが分かりやすく示されているのに、彼らがその光を受け入れないからである。
32その霊が光を受け入れない者は皆、罪の宣告の下にある。
33人は霊である。元素は永遠であり、分離しないように結合した霊と元素は、満ちみちる喜びを受ける。
34これらが分離するとき、人は満ちみちる喜びを受けることはできない。
35その元素は神の幕屋である。まことに、人は神の幕屋すなわち神殿である。そして、いかなる神殿でも汚されると、神はその神殿を滅ぼすであろう。
36神の栄光は英知である。言い換えれば、光と真理である。
37光と真理はあの悪しき者を捨てる。
38人の霊は皆、初めに罪がなかった。そして、神が人を堕落から贖ったので、人々は、幼児の状態で、再び神の前に罪のない者となった。
39そして、あの邪悪な者が来て、人の子らから、不従順によって、また先祖の言い伝えによって、光と真理を取り去る。
40しかし、わたしはあなたがたに、あなたがたの子供たちを光と真理の中で育てるようにと命じた。
41しかし、まことに、わたしはあなた、すなわちわたしの僕フレデリック・G・ウィリアムズに言う。あなたは引き続きこの罪の宣告の下にある。
42あなたは、戒めに従ってあなたの子供たちに光と真理を教えてこなかった。そのために、あの邪悪な者は今なおあなたを支配する力を持っている。あなたが苦難を受けてきた原因はこれである。
43さて、わたしは戒めをあなたに与える。すなわち、あなたは救い出されたいと望むならば、自分自身の家を整えなければならない。あなたの家には、正しくないことがたくさんあるからである。
44まことに、わたしの僕シドニー・リグドンに言う。子供たちに関する幾つかの事柄について戒めを守っていないことがある。それゆえ、まずあなたの家を整えなさい。
45まことに、わたしの僕ジョセフ・スミス・ジュニアに言う。言い換えれば、あなたがたを友と呼ぼう。あなたがたはわたしの友であり、わたしとともに受け継ぎを得るからである。
46わたしは世のためにあなたがたを僕と呼んだ。そして、あなたがたはわたしのために彼らの僕となる。
47さて、まことに、わたしはジョセフ・スミス・ジュニアに言う。あなたは戒めを守らなかったので、主の前に必ず責めを受けなければならない。
48あなたの家族は必ず悔い改めて、ある事柄を捨て、あなたの言うことにもっと真剣に注意を払わなければならない。そうしなければ、彼らの場所から退けられることになる。
49わたしは一人に言うことをすべての者に言う。あの邪悪な者があなたがたの中で力を持ち、あなたがたの場所からあなたがたを退けることのないように、常に祈りなさい。
50わたしの教会のビショップである、わたしの僕ニューエル・K・ホイットニーも、懲らしめを受ける必要があり、また家族を整える必要がある。また、家族の者に、家庭でもっと勤勉に家庭のことに携わり、常に祈るようにさせる必要がある。そうしなければ、彼らはその場所から退けられるであろう。
51さて、わたしは友であるあなたがたに言う。わたしの僕シドニー・リグドンは旅に出なさい。急ぎなさい。そして、わたしが彼に語る力を与えるままに、主の恵みの年と救いの福音を告げ知らせなさい。心を一つにしたあなたがたの信仰の祈りによって、わたしは彼を支えよう。
52また、わたしの僕たち、ジョセフ・スミス・ジュニアとフレデリック・G・ウィリアムズも急ぎなさい。そうすれば、まことに信仰の祈りに応じて与えられるであろう。あなたがたはわたしの言うことを守るならば、この世でも来るべき世でも、辱められることはない。
53また、まことに、わたしはあなたがたに言う。わたしの思いは、あなたがたがわたしの聖文を急いで翻訳して、歴史の知識と、国々の知識と、もろもろの王国の知識と、神と人の法の知識を早く得ることである。これはすべてシオンの救いのためである。アーメン。