1 「聴きき​なさい、おお、わたし​の​教きょう会かい​の​人々ひとびと​よ。主しゅ​なる​あなたがた​の​神かみ​は​言いう。あなたがた​に​ついて​の​主しゅ​の​言こと葉ば​を​聞きき​なさい。

2 その​主しゅ​と​は、突とつ如じょ​^①神殿しんでん​に​来くる​主しゅ​で​ある。^②裁さばき​の​ため​に​のろい​を​もって​世よ​に、まことに​神かみ​を​忘わすれる​すべて​の​国こく民みん​と、あなたがた​の​中なか​の​神かみ​を​敬うやまわない​すべて​の​者もの​の​うえ​に​降くだって​来くる​主しゅ​で​ある。

3 主しゅ​は​その​聖せい​なる​腕うで​を​すべて​の​国こく民みん​の​目め​の​前まえ​に​^①現あらわす。そして、地ち​の​果はて​に​至いたる​すべて​の​者もの​が、彼かれら​の​神かみ​の​^②救すくい​を​見みる​で​あろう。

4 それゆえ、おお、わたし​の​民たみ​よ、備そなえ​なさい、備そなえ​なさい。自みずから​を​聖きよめ​なさい。おお、わたし​の​教きょう会かい​の​人々ひとびと​よ、とどまる​よう​に​命めいじられて​いない​あなたがた​は​皆みな、シオン​の​地ち​に​集あつまり​なさい。

5 ^①バビロン​から​出で​なさい。主しゅ​の​器うつわ​を​担になう​者もの​たち​よ、^②清きよく​あり​なさい。

6 あなたがた​の​聖会せいかい​を​召集しょうしゅう​し、しばしば​互たがいに​^①語かたり合あい​なさい。また、すべて​の​人ひと​に​主しゅ​の​名な​を​呼よばせ​なさい。

7 まことに、わたし​は​重かさねて​あなたがた​に​言いう。主しゅ​の​声こえ​が​あなたがた​に​及およぶ​時とき​が​来きた。あなたがた​は​バビロン​から​出で​なさい。もろもろ​の​国こく民みん​の​中なか​から、天てん​の​果はて​から​果はて​まで​^①四し方ほう​から​^②集あつまり​なさい。

8 わたし​の​教きょう会かい​の​長老ちょうろう​たち​を、遠とおく​に​いる​もろもろ​の​国こく民みん​に、海う み​の​^①島々しまじま​に​^②遣つかわし​なさい。諸しょ​外がい国こく​に​遣つかわし​なさい。まず​^③異い邦ほう人じん​へ、次ついで​^④ユダヤ人じん​へ​と、すべて​の​国こく民みん​に​呼よびかけ​なさい。

9 見みよ、見みよ、これ​が​彼かれら​の​叫さけび​で​あり、すべて​の​人ひと​へ​の​主しゅ​の​声こえ​で​ある。すなわち、『あなたがた​は​シオン​の​地ち​へ​行いって、わたし​の​民たみ​の​境さかい​が​広ひろげられ、シオン​の​^①ステーク​が​強つよく​され、^②シオン​が​周まわり​の​地ち域いき​に​及およぶ​よう​に​しなさい。』

10 まことに、あなたがた​の​叫さけび​を​すべて​の​人ひと​の​中なか​に​出でて​行いかせ​なさい。『目め​を​覚さまし、立たち上あがり、^①花婿はなむこ​を​迎むかえ​に​出で​なさい。見みよ、見みよ、花婿はなむこ​は​来くる。あなたがた​は​花婿はなむこ​を​迎むかえ​に​出で​なさい。主しゅ​の​^②大おおいなる​日ひ​の​ため​に​自みずから​を​備そなえ​なさい。

11 だから、^①目め​を​覚さまして​いなさい。あなたがた​は​その​日ひ​も、その​時とき​も​^②知しらない​から​で​ある。

12 だから、異い邦ほう人じん​の​^①中なか​に​いる​人々ひとびと​は​^②シオン​に​逃にげ​なさい。

13 ^①ユダ​に​属ぞくする​人々ひとびと​は​^②エルサレム​に​逃にげ​なさい。これら​は​主しゅ​の​^③家いえ​の​^④山やま​で​ある。

14 あなたがた​は​もろもろ​の​国こく民みん​の​中なか​から、すなわち​バビロン​から、霊れい​の​バビロン​で​ある​悪あく​の​中なか​から​出で​なさい。

15 しかし、まことに、主しゅ​は​この​よう​に​言いわれる。「あなたがた​は​^①慌あわてて​逃にげる​こと​なく、むしろ、万ばん事じ​を​あなたがた​の​前まえ​に​備そなえる​よう​に​しなさい。そして、突とつ如じょ​と​して​滅ほろび​が​襲おそう​こと​の​ない​ため​に、去さる​者もの​は​^②振ふり返かえって​は​ならない。」』

16 耳みみ​を​傾かたむけて​聞きき​なさい、おお、地ち​に​住すむ​者もの​よ。ともに​^①耳みみ​を​傾かたむけ、主しゅ​の​声こえ​を​聞きき​なさい、わたし​の​教きょう会かい​の​長老ちょうろう​たち​よ。主しゅ​は​すべて​の​人ひと​に​呼よびかけ、どこ​に​いる​人ひと​で​も​すべて​の​人ひと​に​^②悔くい改あらためる​よう​に​命めいじる​から​で​ある。

17 見みよ、主しゅ​なる​神かみ​は、天てん​の​ただ中なか​で​叫さけぶ​天てん使し​を​^①遣つかわして、この​よう​に​言いわせる。『主しゅ​の​道みち​を​備そなえ、その​道筋みちすじ​を​^②まっすぐ​に​せよ。主しゅ​の​^③来らい臨りん​の​時とき​は​近ちかい​から​で​ある。

18 その​とき、^①小こ羊ひつじ​は​^②シオン​の​山やま​に​立たち、額ひたい​に​小こ羊ひつじ​の​父ちち​の​名な​を​記しるされた​^③十四万まん四千​人にん​の​人々ひとびと​が​小こ羊ひつじ​と​ともに​いる​で​あろう。』

19 それゆえ、あなたがた​は​^①花婿はなむこ​の​^②来らい臨りん​に​備そなえ​なさい。行いき​なさい。花婿はなむこ​を​迎むかえ​に​出で​なさい。

20 見みよ、彼かれ​は​オリブ​の​山やま​に、また​広こう大だい​な​大洋たいよう、すなわち​大おおいなる​深ふかみ​の​上うえ​に、また​海う み​の​島々しまじま​の​上うえ​に、また​シオン​の​地ち​に​^①立たつ​で​あろう。

21 そして、彼かれ​は​^①シオン​から​声こえ​を​^②発はっし、また​エルサレム​から​語かたって、その​声こえ​は​すべて​の​人ひと​の​中なか​で​聞きかれる​で​あろう。

22 それ​は​大水おおみず​の​^①とどろき​の​よう​な、また​激はげしい​^②雷鳴らいめい​の​よう​な​声こえ​で​あり、山々やまやま​を​^③崩くずす​で​あろう。そして、もろもろ​の​谷たに​は​見みえなく​なる。

23 彼かれ​が​大おおいなる​深ふかみ​に​命めいじる​と、それ​は​北きた​の​地ち方ほう​へ​退しりぞき、^①島々しまじま​が​一つ​の​地ち​と​なる。

24 ^①エルサレム​の​地ち​と​シオン​の​地ち​は、それぞれ​の​所ところ​に​戻もどり、陸りく地ち​は​それ​が​^②分わけられる​前まえ​の​時じ代だい​の​よう​に​なる。

25 そして、主しゅ​すなわち​救すくい主ぬし​が、その​民たみ​の​ただ中なか​に​立たち、すべて​の​肉にく​なる​もの​を​^①治おさめる。

26 また、^①北きた​の​地ち​に​いる​者もの​たち​は、主しゅ​の​前まえ​に​覚おぼえられる​よう​に​なる。彼かれら​の​預よ言げん者しゃ​たち​は​主しゅ​の​声こえ​を​聞きき、もはや​自じ分ぶん​自じ身しん​を​抑おさえない。そして、彼かれら​は​岩いわ​を​打うち、氷こおり​が​彼かれら​の​前まえ​に​崩くずれ​落おちる​で​あろう。

27 一つ​の​^①大おお路じ​が​大おおいなる​深ふかみ​の​ただ中なか​に​設もうけられる​で​あろう。

28 彼かれら​の​敵てき​は​彼かれら​の​えじき​と​なる​で​あろう。

29 ^①不ふ毛もう​の​砂さ漠ばく​に​生いける​水みず​の​池いけ​が​現あらわれ、焼やけた​土と地ち​は​もはや​乾かわいた​地ち​で​は​なくなる。

30 彼かれら​は、わたし​の​僕しもべ​で​ある​^①エフライム​の​子こら​に​貴とうとい​宝たから​を​持もって来くる​で​あろう。

31 永久えいきゅう​の​^①丘おか​の​境さかい​は​彼かれら​の​前まえ​で​揺ゆれ​動うごく​で​あろう。

32 彼かれら​は​そこ​で、すなわち​シオン​に​おいて​ひれ伏ふし、主しゅ​の​僕しもべ​たち、すなわち​エフライム​の​子こら​の​手て​に​より​栄えい光こう​を​冠かんむり​として​与あたえられる​で​あろう。

33 そして、彼かれら​は​永遠えいえん​の​喜よろこび​の​^①歌うた​を​もって​満みたされる​で​あろう。

34 見みよ、これ​は​^①イスラエル​の​諸しょ​部ぶ族ぞく​へ​の​永遠えいえん​の​神かみ​の​祝しゅく福ふく​で​あり、^②エフライム​と​その​同胞はらから​の​頭こうべ​に​授さずけられる​さらに​貴とうとい​祝しゅく福ふく​で​ある。

35 また、^①ユダ​の​部ぶ族ぞく​の​者もの​たち​も、苦くるしみ​を​受うけた​後のち、主しゅ​の​前まえ​で​^②聖せい​なる​状じょう態たい​に​聖きよめられ、日にち夜や​とこしえ​に​いつまで​も​主しゅ​の​前まえ​に​住すむ​で​あろう。

36 さて、まことに、主しゅ​は​言いう。おお、地ち​に​住すむ​者もの​よ、これら​の​こと​が​あなたがた​の​間あいだ​で​知しられる​よう​に、わたし​は、永遠えいえん​の​^①福ふく音いん​を​携たずさえて​天てん​の​ただ中なか​を​飛とぶ​^②天てん使し​を​遣つかわした。この​天てん使し​は​すでに​ある​人々ひとびと​に​現あらわれて、それ​を​人間にんげん​に​ゆだねた。また、彼かれ​は​地ち上じょう​に​住すむ​多おおく​の​者もの​に​現あらわれる​で​あろう。

37 そして、この​^①福ふく音いん​は​^②あらゆる​国こく民みん、部ぶ族ぞく、国こく語ご​の​民たみ、民族みんぞく​に​^③宣のべ​伝つたえられる​で​あろう。

38 また、神かみ​の​僕しもべ​たち​は​出でて​行いって、大声おおごえ​で​言いう​で​あろう。『神かみ​を​畏おそれ、神かみ​に​栄えい光こう​を​帰きし​なさい。神かみ​の​裁さばき​の​時とき​が​来きた​から​で​ある。

39 天てん​と​地ち​と​海う み​と​水みず​の​源みなもと​と​を​造つくられた​御お方かた​を​^①礼れい拝はい​しなさい。』

40 彼かれら​は、日にち夜や​主しゅ​の​名な​を​呼よんで​言いう​で​あろう。『どうか​天てん​を​^①裂さいて​降くだって​来こられ​ます​よう​に。あなた​の​御み​前まえ​に​山々やまやま​が​崩くずれ​落おち​ます​よう​に。』

41 そして、それ​が​聞きき届とどけられる​で​あろう。主しゅ​の​臨在りんざい​は​物もの​を​溶とかす​燃もえる​火ひ​の​よう​で​あり、水みず​を​^①沸わき立たたせる​火ひ​の​よう​で​ある。」

42 おお、主しゅ​よ、あなた​の​敵てき​に​御み​名な​を​知しらせる​ため​に​降くだって​来こられ​ます​よう​に。そう​すれ​ば、すべて​の​国こく民みん​が​御み​前まえ​で​おののく​こと​でしょう。

43 あなた​が、恐おそるべき​こと、すなわち​彼かれら​の​予よ期き​して​いない​こと​を​行おこなわれる​とき、

44 まことに、あなた​が​降くだって​来こられ、山々やまやま​が​あなた​の​御み​前まえ​に​崩くずれ​落おちる​とき、喜よろこんで​義ぎ​を​行おこない、あなた​の​道みち​に​あって​あなた​を​覚おぼえて​いる​者もの​を、あなた​は​^①迎むかえて​ください​ます。

45 おお、神かみ​よ、あなた​を​^①待まち望のぞむ​者もの​の​ため​に、あなた​が​どれ​ほど​大おおいなる​もの​を​^②備そなえて​くださった​か、世よ​の​初はじめ​から、あなた​以い外がい​に​だれ​も​聞きいた​者もの​も、耳みみ​に​した​者もの​も、目め​で​見みた​者もの​も​あり​ません。

46 「また、次つぎ​の​よう​に​言いわれる​で​あろう。『^①染そめた​衣ころも​を​まとって​天てん​の​神かみ​の​みもと​から、まことに、栄えい光こう​ある​装よそおい​で、大おおいなる​力ちから​を​もって、知しらない​所ところ​から​^②降くだって​来こられる​この​御お方かた​は​どなた​か。』

47 すると、彼かれ​は​言いう。『わたし​は​義ぎ​を​もって​語かたった​者もの​で​あり、救すくう​力ちから​を​持もつ​者もの​で​ある。』

48 主しゅ​の​装よそおい​は​^①赤あかく、その​衣ころも​は​酒さかぶね​を​踏ふむ​者もの​の​よう​で​ある。

49 主しゅ​の​前まえ​の​栄えい光こう​は​まことに​大おおいなる​もの​で​ある​ため、^①太陽たいよう​は​恥はじて​その​顔かお​を​隠かくし、月つき​は​その​光ひかり​を​与あたえず、もろもろ​の​星ほし​は​その​場ば所しょ​から​投なげ​落おとされる​で​あろう。

50 そして、主しゅ​の​声こえ​が​聞きかれる。『わたし​は​独ひとり​で​^①酒さかぶね​を​踏ふみ、すべて​の​人ひと​に​裁さばき​を​もたらした。そして、だれ​も​わたし​と​ともに​いなかった。

51 わたし​は​憤いきどおり​を​もって​彼かれら​を​踏ふみつけ、怒いかり​を​もって​彼かれら​を​踏ふみにじった​ので、彼かれら​の​血ち​が​わたし​の​衣ころも​に​^①降ふりかかり、わたし​の​装よそおい​を​ことごとく​汚けがした。これ​は、わたし​の​心こころ​の​内うち​に​ある​報ほう復ふく​の​日ひ​で​あった​から​で​ある。

52 今いまや​贖あがなわれた​者もの​の​年とし​が​来きた。彼かれら​は​主しゅ​の​愛あい​に​あふれた​優やさしさ​と、主しゅ​が​その​慈いつくしみ​と​その​愛あい​に​あふれた​優やさしさ​に​よって​彼かれら​に​授さずけた​すべて​の​もの​に​ついて、とこしえ​に​いつまで​も​語かたる​で​あろう。』

53 主しゅ​は​彼かれら​の​あらゆる​^①苦く難なん​を​自じ分ぶん​の​苦く難なん​と​した。そして、主しゅ​の​前まえ​の​天てん使し​は​彼かれら​を​救すくった。その​^②愛あい​に​よって、また​その​哀あわれみ​に​よって、主しゅ​は​彼かれら​を​^③贖あがない、また​昔むかし​から​常つねに​彼かれら​を​負おい、彼かれら​を​担になった。

54 まことに、^①エノク​も、彼かれ​と​ともに​いた​者もの​たち​も、彼かれ​より​前まえ​に​いた​預よ言げん者しゃ​たち​も、また​^②ノア​も、彼かれ​より​前まえ​に​いた​者もの​たち​も、また​^③モーセ​も、彼かれ​より​前まえ​に​いた​者もの​たち​も、

55 また​モーセ​から​エリヤ​に​至いたり、エリヤ​から​ヨハネ​に​至いたる​預よ言げん者しゃ​たち​も、すなわち​キリスト​の​^①復ふっ活かつ​の​時とき​に​キリスト​と​ともに​いた​これら​の​預よ言げん者しゃ​たち​も、聖せい​なる​使し徒と​たち​も、アブラハム​や​イサク、ヤコブ​と​ともに​小こ羊ひつじ​の​前まえ​に​いる​で​あろう。

56 そして、^①聖せい徒と​たち​の​^②墓はか​が​^③開ひらかれる​で​あろう。小こ羊ひつじ​が​^④シオン​の​山やま​と、聖せい​なる​都みやこ​で​ある​^⑤新しん​エルサレム​に​立たつ​とき、彼かれら​は​出でて​来きて、小こ羊ひつじ​の​^⑥右みぎ​に​立たつ​で​あろう。そして、彼かれら​は、日にち夜や​とこしえ​に​いつまで​も​^⑦小こ羊ひつじ​の​^⑧歌うた​を​歌うたう​で​あろう。

57 また、主しゅ​は​人々ひとびと​を、明あきらか​に​される​こと​に​なって​いた​^①栄えい光こう​に​あずかる​者もの​と​する​ため​に、主しゅ​の​完全かんぜん​な​^②福ふく音いん、すなわち​主しゅ​の​永遠えいえん​の​聖せい約やく​を​送おくり出だし、分わかり​やすく​簡潔かんけつ​に​説といた。

58 それ​は​すなわち、地ち上じょう​に​起おころう​と​して​いる​こと​に​対たいして、また​^①弱よわい​者もの​が​知ち恵え​の​ある​者もの​を​辱はずかしめ、^②小ちいさい​者もの​が​強つよい​国くに​と​なり、^③二ふた人り​で​何なん​万まん​人にん​も​追おい払はらう​その​日ひ​に​おける​主しゅ​の​用よう向むき​に​対たいして、弱よわい​者もの​を​備そなえる​ため​で​ある。

59 地ち​の​弱よわい​者もの​に​よって、主しゅ​は​御み霊たま​の​力ちから​に​より​もろもろ​の​国こく民みん​を​^①打うって​えり分わける​で​あろう。

60 この​理り由ゆう​で、これら​の​戒いましめ​が​与あたえられた​の​で​ある。これら​が​与あたえられた​日ひ​に​は、これら​は​世よ​から​隠かくして​おく​よう​に​命めいじられた​が、今いまや​^①すべて​の​肉にく​なる​もの​に​^②伝つたわる​よう​に​しなければ​ならない。

61 これ​は、すべて​の​肉にく​なる​もの​を​治おさめる​主しゅ​の​思おもい​と​望のぞみ​に​よる。

62 そして、^①悔くい改あらためて​主しゅ​の​前まえ​に​自みずから​を​^②聖きよめる​者もの​に​は、^③永遠えいえん​の​命いのち​が​与あたえられる。

63 また、主しゅ​の​声こえ​に​^①聞きき​従したがわない​者もの​に​は、彼かれら​は​民たみ​の​中なか​から​^②絶たたれる​と、預よ言げん者しゃ​モーセ​が​記しるした​こと​が​成じょう就じゅ​する。

64 また、預よ言げん者しゃ​^①マラキ​に​よって​記しるされた​こと​も​成じょう就じゅ​する。『見みよ、炉ろ​の​よう​に​^②燃もえる​^③日ひ​が​来くる。すべて​高たかぶる​者もの​と​悪あく​を​行おこなう​者もの​は、わら​の​よう​に​なる。やがて​来くる​日ひ​が​彼かれら​を​焼やき​尽つくして、根ね​も​枝えだ​も​残のこさない、と​万軍ばんぐん​の​主しゅ​は​言いう。』

65 それゆえ、主しゅ​は​彼かれら​に​次つぎ​の​よう​に​言いう​で​あろう。

66 『わたし​が​自じ分ぶん​の​民たみ​の​ところ​に​来きた​日ひ​に、あなたがた​の​だれ​も​わたし​を​^①受うけ入いれなかった。そこで、あなたがた​は​追おい出だされた​の​で​ある。

67 わたし​が​再ふたたび​呼よびかけた​とき、応おうじる​者もの​は​あなたがた​の​中なか​に​だれ​一ひと人り​いなかった。しかし、わたし​が​贖あがなう​こと​の​できない​ほど、わたし​の​^①腕うで​は​決けっして​短みじかく​は​なく、わたし​が​救すくい​出だす​^②力ちから​も​そう​で​ある。

68 見みよ、わたし​は​海う み​を​しかって​^①干ひ上あがらせ、川かわ​を​荒あれ野の​と​し、海う み​と​川かわ​の​魚うお​は​悪あく臭しゅう​を​放はなち、渇かわき​の​ため​に​死しぬ。

69 わたし​は​天てん​を​暗あん黒こく​で​覆おおい、粗布あらぬの​を​その​覆おおい​と​する。

70 あなたがた​が​わたし​の​手て​から​受うける​の​は、^①悲かなしみ​の​うち​に​横よこたわる​こと​で​ある。

71 見みよ、見みよ、あなたがた​を​救すくい​出だす​者もの​は​だれ​も​いない。わたし​が​天てん​から​あなたがた​を​呼よんだ​とき、あなたがた​は​わたし​の​声こえ​に​従したがわなかった​から​で​ある。あなたがた​は​わたし​の​僕しもべ​たち​を​信しんじなかった。彼かれら​が​あなたがた​の​もと​に​^①遣つかわされた​とき、あなたがた​は​彼かれら​を​受うけ入いれなかった。

72 それゆえ、彼かれら​は​証あかし​を​^①封ふうじ、律りっ法ぽう​を​束たばねた。それで、あなたがた​は​暗くら闇やみ​に​引ひき渡わたされた​の​で​ある。

73 これら​の​者もの​は​外そと​の​暗くら闇やみ​に​出でて​行いき、そこ​で​^①涙なみだ​を​流ながし、泣なき​わめき、歯はぎしり​を​する​で​あろう。

74 見みよ、主しゅ​なる​あなたがた​の​神かみ​が​これ​を​語かたった​の​で​ある。アーメン。』」