1見よ、主なるあなたがたの神は、あなたがたにこのように言う。おお、わたしの教会の長老たちよ、あなたがたは耳を傾けて聞き、あなたがたに関するわたしの思いを受け入れなさい。
2まことに、わたしはあなたがたに言う。わたしはあなたがたが世に打ち勝つように望んでいるので、あなたがたを哀れもう。
3あなたがたの中に罪を犯した者たちがいる。しかし、まことに、わたしは言う。この度に限って、わたし自身の栄光と人々の救いのために、わたしはあなたがたの罪を赦した。
4わたしはあなたがたに王国を与えたので、あなたがたに憐れみ深くあろう。
5王国の奥義の鍵は、わたしの僕ジョセフ・スミス・ジュニアがわたしの定めに従うかぎり、彼が生きている間、わたしが定めた方法によって彼から取り去られることはない。
6理由もなく彼に反対する機をうかがってきた者たちがいる。
7それでも、彼は罪を犯してきた。しかし、まことに、わたしはあなたがたに言う。主なるわたしは、わたしの前に自分の罪を告白して赦しを求める者たちで、死に至る罪を犯していない者たちについては罪を赦す。
8昔のわたしの弟子たちは、互いに機をうかがい合い、またその心の中で互いを赦さなかった。そして、この悪のゆえに彼らは苦しめられ、ひどく懲らしめられた。
9それゆえ、わたしはあなたがたに言う。あなたがたは互いに赦し合うべきである。自分の兄弟の過ちを赦さない者は、主の前に罪があるとされ、彼の中にもっと大きな罪が残るからである。
10主なるわたしは、わたしが赦そうと思う者を赦す。しかし、あなたがたには、すべての人を赦すことが求められる。
11あなたがたは心の中で言うべきである。すなわち、「神がわたしとあなたの間を裁き、あなたの行いに応じてあなたに報いてくださるように」と。
12また、自分の罪を悔い改めず、それを告白しない者を、あなたがたは教会員の前に連れて来て、戒めによろうと啓示によろうと、聖文があなたがたに言っているとおりに彼に対処しなければならない。
13神がたたえられるように、あなたがたはこれを行わなければならない。それは、あなたがたが思いやりを持っていないので赦さないためではなく、あなたがたの立法者に対して罪を犯すことのないように律法の目で義とされるためである。
14まことに、わたしは言う。この理由で、あなたがたはこれらのことを行わなければならない。
15見よ、主なるわたしは、わたしの僕であったエズラ・ブースと、またわたしの僕アイザック・モーリーのことを怒った。それは、彼らが律法も戒めも守らなかったからである。
16彼らは心の中で悪を求めた。そこで、主なるわたしは、わたしの御霊を与えずにおいた。彼らはまったく悪のないものを悪として非難した。それでも、わたしはわたしの僕アイザック・モーリーを赦した。
17また、わたしの僕エドワード・パートリッジも、見よ、彼も罪を犯し、サタンは彼の霊を滅ぼそうとしている。しかし、これらのことが彼らに知らされて、彼らが悪を悔い改めるとき、彼らは赦される。
18さて、まことに、わたしは言う。わたしの僕シドニー・ギルバートが、数週間後に自分の仕事に戻り、シオンの地における代理人の業務に携わること、
19また、彼の見聞きしたことをわたしの弟子たちに知らせて、彼らが滅びないようにすることは、わたしにとって必要である。このために、わたしはこれらのことを語ってきたのである。
20さらにまた、あなたがたに言う。わたしの僕アイザック・モーリーが、耐えられないような誘惑を受けて、あなたがたの害となる誤った助言をすることのないために、わたしは彼の農場を売るように命じた。
21わたしは、わたしの僕フレデリック・G・ウィリアムズが彼の農場を売ることは望まない。主なるわたしは、五年の間、カートランドの地に一つのとりでを保持したいからである。その間は、そのことによって何人かの者たちを救えるように、わたしは悪人を打ち滅ぼさない。
22その時が過ぎると、主なるわたしは、素直な心でシオンの地に上って行く者をだれも罪があるとはしない。主なるわたしは、人の子らの心を求めるからである。
23見よ、今、人の子の来臨までは今日と呼ばれる。まことに、今日は犠牲の日であり、わたしの民が什分の一を納める日である。什分の一を納める者は、主の来臨の時に焼かれないであろう。
24今日が過ぎると、焼き払いがある。これは主の言い方である。まことに、わたしは言う。明日、すべて高ぶる者と悪を行う者は、わらのようになる。わたしは彼らを焼き尽くそう。わたしは万軍の主である。わたしはバビロンにとどまる者をだれも容赦しない。
25それゆえ、あなたがたはわたしを信じるならば、今日と呼ばれるうちに働くであろう。
26また、わたしの僕であるニューエル・K・ホイットニーとシドニー・ギルバートが、ここにある彼らの店と所有物を売ることは、適切ではない。この地にとどまっている教会員の残りがシオンの地に上って行くまで、それらのものを売るのは賢明ではないからである。
27見よ、あなたがたの敵に対して負債を抱えることは、わたしの律法の中で言われている、つまり禁じられている。
28しかし見よ、主が主の欲するときに受け取り、主のよいと思うままに支払うこともしてはならないとは、どんなときにも言われていない。
29さて、あなたがたは代理人であるので、主の用向きを受けている。そして、あなたがたが主の思いに従って行うことは何であろうと、主の業務である。
30主はこの終わりの時に、主の聖徒たちがシオンの地で受け継ぎを得られるように、彼らに必要なものを与えるためにあなたがたを任命した。
31見よ、主なるわたしはあなたがたに宣言する。そして、わたしの言葉は確かであり、果たされないことはない。すなわち、彼らは受け継ぎを得るであろう。
32しかし、すべてのことは時節にかなって起こる。
33それゆえ、善を行うことに疲れ果ててはならない。あなたがたは一つの大いなる業の基を据えつつあるからである。そして、小さなことから大いなることが生じるのである。
34見よ、主は心と進んで行う精神とを求める。そして、進んで行う従順な者は、この終わりの時にシオンの地の良いものを食べるであろう。
35しかし、背く者はシオンの地から絶たれ、追い出され、その地を受け継がない。
36まことに、わたしは言う。背く者はエフライムの血統に属さないので、彼らは抜き取られる。
37見よ、主なるわたしはこの終わりの時に、わたしの教会を、もろもろの国民を裁くために丘の上、あるいは高い場所に座を占める裁判官のようにした。
38シオンに住む者は、シオンに関するすべてのことを裁くであろう。
39そして、偽りを言う者や偽善者はシオンに住む者たちによって立証され、また使徒でも預言者でもない者たちは知られるようになる。
40また、判士であるビショップや、その顧問たちでさえ、もしも彼らが自分の管理人の職に忠実でなければ罪があるとされ、ほかの人々が代わりに立てられる。
41見よ、わたしはあなたがたに言う。シオンは栄えて、主の栄光がそのうえにあるであろう。
42そして、シオンは民のために旗となり、天下のあらゆる国から人々がシオンに来るであろう。
43地のもろもろの国民がシオンのゆえにおののき、シオンの恐ろしい者たちのゆえに恐れる日が来るであろう。主がこれを語った。アーメン。