1 おお、主なるイスラエルの神よ、あなたの御名に①感謝いたします。真心から御前をまっすぐに歩むあなたの僕たちに対して、②聖約を守り、憐れみを示してくださる主なるイスラエルの神よ。
2 あなたはこの地(カートランド)にあなたの御名のために宮を①建てるように、僕たちに命じられました。
3 おお、主よ、御覧のように、僕たちはあなたが命じられたとおりに行いました。
4 聖なる御父よ、わたしたちは、あなたの懐におられる御子イエス・キリストの御名によって、すなわち、その御名によってのみ人の子らに救いがもたらされる御方の御名によって、願い求めます。おお、主よ、何とぞ、あなたがわたしたちに建てるようにお命じになった、あなたの僕であるわたしたちの手で①造られたこの②宮を受け入れてくださいますように。
5 あなたは、わたしたちがひどい艱難を経てこの仕事を成し遂げたことを御存じです。人の子がその民に御自身を現す場所を得られるように、わたしたちは、あなたの御名のために①宮を建てるため、貧しい中からわたしたちの持ち物を差し出しました。
6 あなたはわたしたちに与えてくださった①啓示の中で、わたしたちを友と呼び、このように言われました。「わたしがあなたがたに命じたように、あなたがたの聖会を召集しなさい。
7 また、すべてが信仰を持っているわけではないので、あなたがたは知恵の言葉を熱心に求め、互いに教え合いなさい。まことに、最良の書物から知恵の言葉を探し求め、研究によって、また信仰によって学問を求めなさい。
8 あなたがた自らを組織しなさい。すべての必要なものを用意しなさい。そして、一つの家、すなわち祈りの家、断食の家、信仰の家、学びの家、栄光の家、秩序の家、神の家を建てなさい。
9 それは、あなたがたの入って来ることが主の名によって行われ、あなたがたの出て行くことが主の名によって行われ、あなたがたのあいさつが、いつもいと高き方に向かって両手を挙げて主の名によって行われるためである。」
10 さて、聖なる御父よ、何とぞ、わたしたちの聖会を召集するに当たり、あなたの民であるわたしたちをあなたの恵みをもって助け、その聖会があなたの誉れと神聖な承認のために行われるようにしてくださいますように。
11 また、わたしたちに下された啓示の中であなたの民であるわたしたちに与えてくださった①約束を果たすのがふさわしいと、あなたの目にかなって認めていただけるような方法で、その聖会が行われるようにしてください。
12 これによって、あなたの①栄光があなたの民のうえにとどまり、またわたしたちが今あなたに奉献するこのあなたの宮のうえにもとどまって、これが聖なるものとして聖められ、聖別され、あなたの聖なる訪れが絶えずこの宮の中にありますように。
13 主の宮の敷居を越えて入って来るすべての者が、あなたの力を感じ、またあなたがこれを聖められたことと、これがあなたの宮、あなたの聖さのある所であることを認める促しを感じますように。
14 聖なる御父よ、この宮で礼拝するすべての者が最良の書物から知恵の言葉を教わり、またあなたが言われたとおり、彼らが研究によって、また信仰によって学問を求めますように。
15 また、彼らがあなたにあって成長し、聖霊の全きを受け、あなたの律法に従って組織され、すべての必要なものを得るために備えられますように。
16 この宮が祈りの家、断食の家、信仰の家、栄光の家、また神の家、すなわちあなたの家となりますように。
17 あなたの民がこの宮に入って来ることが、いつも主の御名によって行われますように。
18 彼らがこの宮から出て行くことが、いつも主の御名によって行われますように。
19 また、彼らのあいさつが、いつもいと高き御方に向かって聖なる両手を挙げて主の御名によって行われますように。
20 ①清くないものがあなたの宮に入るのを許されてこれを汚すということが決してありませんように。
21 だれであろうとあなたの民が戒めに背くとき、彼らが速やかに悔い改め、あなたに立ち返り、あなたの御前に恵みを得、そしてあなたの宮であなたを①敬う人々に注がれると定められた数々の祝福を回復されますように。
22 聖なる御父よ、何とぞ、あなたの僕たちがこの宮からあなたの力を帯びて出て行けますように。あなたの御名が彼らのうえにあり、あなたの栄光が彼らの周りにあり、あなたの①天使たちが彼らに対する務めを果たしますように。
23 彼らがこの場所から地の①果てまで、真理にかなって、きわめて大いなる栄えあるおとずれを携えて行き、それによって人々が、これがあなたの御業であることを知り、またあなたが終わりの時に関して、預言者たちの口を通して語られたことを成就するために御手を伸べられたことを知ることができますように。
24 聖なる御父よ、何とぞ、このあなたの宮で礼拝して名と地位を立派に維持する民を、すべての世代にわたって、また永遠に確立してくださいますように。
25 彼らを攻めるために①造られるいかなる武器も役に立ちませんように。彼らのために②穴を掘る者が自らその穴の中に落ちますように。
26 この宮であなたの①御名を受けた民に対して、いかなる悪の結社も、立ち上がって②打ち勝つ力を持つことがありませんように。
27 いかなる民でもこの民に敵対して立ち上がるならば、あなたの怒りが彼らに向かって燃えますように。
28 もしも彼らがこの民を打つならば、彼らを打ってくださいますように。かつて戦いの日に戦われたようにあなたの民のために戦って、すべての敵の手からあなたの民を救い出してくださいますように。
29 聖なる御父よ、何とぞ、あなたの僕や僕たちに反して偽りの報告を世に言い広めたすべての者が、もしも永遠の福音をその耳に宣言されたときに悔い改めようとしなければ、彼らを辱め、驚かせ、恥と混乱を彼らに与えてくださいますように。
30 そして、彼らのすべての業が無に帰し、①雹により、またあなたが怒りをもって送られるもろもろの裁きにより一掃されて、あなたの民に対する②偽りと中傷がなくなりますように。
31 おお、主よ、御存じのように、あなたの僕たちはあなたの御名について証したために、これらのことを受けましたが、僕たちは御名について証したとき、あなたの御前に罪のない者でした。
32 それゆえ、何とぞ、この①くびきからすっかり完全に解き放してくださいますように。
33 おお、主よ、それを取り除いてください。あなたの力によって、あなたの僕たちの首からそれを取り除き、わたしたちがこの時代の人々の中に立ち上がって、あなたの御業を行えるようにしてください。
34 おお、エホバよ、この民を憐れんでください。人は皆①罪を犯しますので、あなたの民の背きを赦し、とこしえにそれをぬぐい去ってください。
35 あなたに仕える者の①油注ぎが、高い所からの力とともに彼らに結び固められますように。
36 五旬節の日におけるごとく、それが彼らに成就しますように。炎のように①分かれた舌なる②異言の賜物とその解釈が、あなたの民に注がれますように。
37 激しい大風のごとく、あなたの宮があなたの①栄光で満たされますように。
38 あなたの僕たちに聖約の①証をお与えください。それによって、彼らが出て行って、あなたの御言葉を宣言するときに、彼らが律法を②封じ、③地に住む者の背きのゆえにあなたが激しい怒りをもって彼らのうえに送ろうとしておられるすべての裁きに対して、あなたの聖徒たちの心を備えることができて、あなたの民が苦難の日に気落ちすることのないようにしてください。
39 あなたの僕たちがどの町に入ろうと、その町の人々が彼らの証を受け入れるならば、あなたの平安とあなたの救いがその町にありますように。それによって、僕たちがその町から義人を集めることができて、義人たちが永遠の喜びの歌を歌いながら①シオンに、あるいはあなたの指定の場所であるそのステークに来ることができますように。
40 そして、これが成し遂げられるまで、あなたの裁きがその町に下りませんように。
41 あなたの僕たちがどの町に入ろうと、その町の人々があなたの僕たちの証を受け入れず、そのうえ、僕たちが彼らにこの曲がった時代から救われるようにと警告をしたならば、あなたの預言者たちの口を通してあなたの語られたことが、そのとおりにその町に起こりますように。
42 しかし、おお、エホバよ、何とぞ、あなたの僕たちを彼らの手から救い出し、僕たちを彼らの血から清めてくださいますように。
43 おお、主よ、わたしたちは同胞が滅びるのを喜びません。彼らはあなたの御前に貴い①人々です。
44 しかし、あなたの御言葉は成就しなければなりません。あなたの①恵みをもってあなたの僕たちを助け、彼らが、「おお、主よ、わたしたちの思いではなく、御心が行われますように」と言えるようにしてください。
45 あなたが①終わりの時における悪人について恐るべきことを預言者たちの口を通して語られたこと、すなわちあなたが限りなくあなたの裁きを注がれることを、わたしたちは知っています。
46 それゆえ、おお、主よ、あなたの民を悪人の災いから救い出してください。あなたの僕たちが焼き払いの日に対して備えられるよう、律法を封じ、証を束ねることができますように。
47 聖なる御父よ、何とぞ、ミズーリ州ジャクソン郡の住民によって受け継ぎの地から追い出された者たちを思い起こし、おお、主よ、彼らのうえにかけられた苦難のくびきを取り除いてくださいますように。
48 おお、主よ、あなたは、彼らが悪人たちによってひどく虐げられ、苦しめられてきたことを御存じです。彼らの堪え難い重荷のゆえに、わたしたちの心は悲しみで①あふれるほどです。
49 おお、主よ、あなたは①いつまで、この民をこの苦難に耐えさせ、その罪のない者の叫びをあなたの耳に届かせ、彼らの②血を証としてあなたの御前に上らせて、彼らのためにあなたの証を示そうとされないのですか。
50 おお、主よ、あなたの民を追い出した邪悪な暴徒を①憐れんでください。彼らが略奪することをやめ、もし悔い改めることがあれば、その罪を悔い改めることができますように。
51 しかし、もし彼らがそうしなければ、おお、主よ、あなたの御腕を現してください。そして、あなたが定められたもの、すなわちシオンをあなたの民のために①贖ってください。
52 もしほかの方法ではなし得ないとすれば、あなたの民の大義があなたの御前で果たされないということのないよう、あなたの怒りが燃え、あなたの憤りが彼らに下って、彼らが天の下から根も枝も払い去られますように。
53 しかし、彼らが悔い改めるならば、あなたは恵み深く、憐れみ深いので、油注がれた者の顔を見られるときにあなたの怒りを解いてください。
54 おお、主よ、地のすべての国民を憐れんでください。わたしたちの国を治める者たちを憐れんでください。わたしたちの先祖によって立派に気高く守られた原則、すなわちわたしたちの国の①憲法がとこしえに確立されますように。
55 諸王、諸公、高貴な人々、地の偉大な人々、およびすべての民、諸教会、地のすべての貧しい人、乏しい人、苦しんでいる人を思い起こしてください。
56 おお、エホバよ、あなたの僕たちがあなたの御名について証を述べるためにあなたの宮から出て行くとき、これらの人の心が和らぎますように。彼らの偏見が①真理の前で消散し、あなたの民がすべての者の好意を得ますように。
57 あなたの僕であるわたしたちがあなたの御声を①聞き、あなたがわたしたちを遣わされたことを、地の果てに至るすべての者が知りますように。
58 これらすべての中から、ヤコブの子らであるあなたの僕たちが義人を集めて、あなたから命じられたように、あなたの御名のために聖なる都を築くことができますように。
59 何とぞ、あなたが定められたこのステークのほかに、シオンのために他の①ステークも定めてくださり、それによって、あなたの民の②集合が大いなる力と尊厳をもって進んで、あなたの業が義にかなって③短くされますように。
60 おお、主よ、①異邦人と見なされているわたしたちにあなたが与えてくださった啓示や戒めについて、今これらの言葉を、わたしたちはあなたの御前に語ってきました。
61 あなたは、曇った暗い日に長い間山々の上に散らされていたヤコブの子らに対して、御自分が大いなる愛をお持ちであることを御存じです。
62 それゆえ、何とぞ、ヤコブの子らを憐れんで、この時点から①エルサレムが贖われ始めるようにしてくださいますように。
63 束縛のくびきが①ダビデの家から取り除かれ始めますように。
64 ①ユダの子らが、その先祖であるアブラハムにあなたが与えられた②土地に帰り始めますように。
65 また、自分の背きのゆえにのろわれ打たれたヤコブの①残りの者が、その粗暴で野蛮な状態から完全な永遠の福音に②改宗するようにしてください。
66 彼らが殺害の武器を捨てて、反抗をやめますように。
67 また、①イスラエルの散らされた残りの者で、地の果てに追い出された者が皆、真理を知るようになり、メシヤを信じ、虐げから贖われ、あなたの御前で喜びますように。
68 おお、主よ、あなたの僕ジョセフ・スミス・ジュニアと、彼の受けたあらゆる苦難と迫害と、彼がどのように①エホバに②聖約し、おお、ヤコブの力ある神よ、あなたにどのように誓ったかを、またあなたが彼に与えられた数々の戒めと、そして彼があなたの御心を行おうと心から努めてきたこととを思い起こしてください。
69 おお、主よ、彼の妻と子供たちを憐れんで、彼らがあなたの御前に高く上げられ、あなたの養いの御手によって守られるようにしてください。
70 彼らの近親者すべてを憐れんで、彼らの偏見が解けて洪水によるように一掃されて、彼らが改宗し、イスラエルとともに贖われ、あなたが神であられることを知るようにしてください。
71 おお、主よ、大管長と管長、まことにあなたの教会の大管長と管長を皆思い起こして、あなたの右手をもって、彼らをそのすべての家族、ならびにその近親者とともに高く上げ、また彼らの名を不朽にし、代々永遠に覚えられるようにしてください。
72 おお、主よ、あなたのすべての教会員を、そのすべての家族、ならびにそのすべての近親者とともに、そのすべての病気の人、ならびに苦しんでいる人とともに、また地のすべての貧しい人、ならびに柔和な人とともに思い起こしてください。それによって、あなたが人手によらずに設けられた①王国が、大きな山となって全地に満ちますように。
73 また、あなたの教会が暗黒の荒れ野から出て来て、①月のように美しく、太陽のように輝き、旗を立てた軍勢のように恐ろしいものとなり、
74 あなたがもろもろの天の覆いを取り去り、山々をあなたの御前に①崩し、もろもろの②谷を高くし、起伏の激しい所を平らにされるその日のために、教会が花嫁のように美しく飾られて、あなたの栄光が地に満ちますように。
75 死者のためにラッパが鳴り響くとき、わたしたちが雲の中に①引き上げられ、あなたにまみえて、いつも主とともにいられるようになりますように。
76 わたしたちの衣が清くなりますように。わたしたちが手になつめやしを持ち、頭に栄光の①冠をかぶって、義の②衣を身にまとい、わたしたちのあらゆる③苦難に代わって永遠の④喜びを刈り入れることができますように。
77 おお、全能の主なる神よ、わたしたちのこれらの願いを聞き、あなたが①栄光、誉れ、力、尊厳、威勢、支配、真理、公正、公平、憐れみ、および無限の完全さをもって永遠から永遠にわたって御座に着いておられる、あなたの聖なる住まいである天からわたしたちにおこたえください。
78 おお、お聞きください、おお、お聞きください、おお、わたしたちの願いをお聞きください、おお、主よ。そして、これらの願いにこたえ、わたしたちがあなたの御名のために建て、わたしたちの手で造ったこの宮をあなたに奉献することを受け入れてください。
79 また、この教会も受け入れて、あなたの御名をお与えください。あなたの御霊の力によってわたしたちを助けて、わたしたちがあなたの御座の周りの光り輝く①セラフたちと声を合わせ、「神と②小羊に、ホサナ」と歌いながら賛美の叫び声を上げられるようにしてください。
80 あなたの油注がれた者であるこれらの者たちに救いを①着せ、あなたの聖徒たちを声高らかに喜び呼ばわらせてください。アーメン、アーメン。