聖文
教義と聖約6


第6章

千八百二十九ねんがつ、ペンシルベニアしゅうハーモニーにおいて、げんしゃジョセフ・スミスとオリバー・カウドリにあたえられたけい。オリバー・カウドリは、千八百二十九ねんがつなのに、『モルモンしょ』のほんやくひっしゃとしてはたらはじめた。かれは『モルモンしょ』のろくきざまれているはんかんするげんしゃあかししんじつであるというかみしめしをすでにけていた。げんしゃはウリムとトンミムによってしゅたずね、このこたえをけた。

1-6しゅはたけはたらものすくいをる。7-13すくいのたまものまさおおいなるたまものはない。14-27しんあかしたまちからによってられる。28-37キリストをあおて、えずぜんおこないなさい。

1おおいなるおどろくべきわざが、まさにひとらにあらわれようとしている。

2よ、わたしはかみである。わたしのことこころめなさい。わたしのこときていて、ちからがあり、もろつるぎよりもするどくてかんせつこつずいはなすほどである。それゆえ、わたしのことこころめなさい。

3よ、はたけはすでにしろくなりれをっている。それゆえ、だれでもれをしたいとのぞものは、えいえんすくいがかみおうこくぶんのためにたくわえられるように、せいりょくくしてかまれ、のあるうちにりなさい。

4まことに、だれでもかまれてろうとするものは、かみからされている。

5それゆえ、あなたはわたしにもとめればあたえられるであろう。たたけば、ひらかれるであろう。

6さて、あなたはもとめたので、よ、わたしはあなたにう。わたしのいましめをまもり、シオンたいこしてかくりつするようにつとなさい。

7とみもとめずに、もとめなさい。そうすれば、よ、かみおくはあなたにあきらかにされ、そのとき、あなたはゆたかにされる。よ、えいえんいのちものゆたかである。

8まことに、まことに、わたしはあなたにう。あなたがわたしにのぞむことが、あなたにそのとおりになるであろう。もしあなたがのぞむならば、あなたはこのだいおおいにぜんおこななかちとなるであろう。

9このだいひとびとには、あらたのほかになにかたってはならない。わたしのいましめをまもり、またわたしのめいじたとおりにわたしのわざこすたすけをしなさい。そうすれば、あなたはしゅくふくされるであろう。

10よ、あなたは一つのたまものっている。このたまもののゆえに、あなたはさいわいである。これはしんせいで、うえからていることをおぼえておきなさい。

11あなたはたずねるならば、おおいなるおどろくべきおくるであろう。それゆえ、おくいだして、おおくのひとしんしきみちびき、まことにかれらのおこないがあやまっていることをなっとくさせるために、あなたはぶんたまもの使つかわなければならない。

12あなたとおなしんこうものがい、だれにもあなたのたまものらせないようにしなさい。しんせいなものをかろんじないようにしなさい。

13あなたはぜんおこない、そしてさいまでちゅうじつでありつづければかみおうこくすくわれるであろう。これは、かみのあらゆるたまものなかもっとおおいなるものである。すくたまものまさおおいなるたまものはないからである。

14まことに、まことに、わたしはあなたにう。あなたがおこなってきたことのために、あなたはさいわいである。あなたはわたしにたず、そしてよ、たずねるたびに、わたしのたまからのおしえをけてきたからである。そうでなかったならば、げんざいあなたがいるところることはなかったであろう。

15よ、あなたがわたしにたずねたので、わたしがあなたのおもらしたことを、あなたはっている。そしていま、あなたがしんたまらされたことをるように、わたしはこれらのことをあなたにげるのである。

16まことに、わたしはあなたにげる。それは、あなたのこころおもいとこころざしっているものかみのほかにだれもいないことを、あなたがるためである。

17わたしはあなたへのあかしとしてこれらのことをげる。すなわち、あなたがしるしてきたこと、すなわちそのしょしんじつである。

18それゆえ、ねっしんでありなさい。わたしのしもべジョセフがそのことのためにどのようなこんなんじょうきょうおちいろうと、ちゅうじつかれかたわらにっていなさい。

19かれあやまちについてかれくんかいし、またかれからもくんかいけなさい。にんたいづよくありなさい。まじめでありなさい。せいしなさい。にんたいしんこうぼうあいちなさい。

20よ、あなたはオリバーであり、わたしがあなたにかたったのは、あなたがのぞんだからである。それゆえ、これらのことをあなたのこころなかたいせつたくわえておきなさい。かみいましめをちゅうじつかつねっしんまもりなさい。そうすれば、わたしはあなたをわたしのあいうでなかくであろう。

21よ、わたしはかみイエス・キリストである。わたしはぶんたみのところにものである。そして、たみはわたしをれなかった。わたしはくらやみなかかがやいているひかりである。そして、くらやみはそれをかいしない。

22まことに、まことに、わたしはあなたにう。あなたはこれじょうあかしのぞむならば、これらのことがしんじつであるのをろうとしてこころなかでわたしにさけもとめたよるのことをおもしなさい。

23わたしはこのけんについてあなたのおもいにへいあんげなかったであろうか。かみからのあかしよりもおおいなるあかしがあるであろうか。

24さてよ、あなたはあかした。だれもらないことがらをわたしがあなたにげたので、あなたはあかしたではないか。

25よ、もしあなたがわたしにのぞむならば、わたしはあなたに、わたしのしもべジョセフのように、ほんやくするたまものさずける。

26まことに、まことに、わたしはあなたにう。わたしのふくいんおおくをせたかずかずろくがある。それらはひとびとあくのゆえにあたえられなかったものである。

27さて、わたしはあなたにめいじる。もしあなたがのぞみ、すなわち、ぶんしんのためにてんたからたくわえたいというのぞみをつならば、あなたはぶんたまものをもって、ざいあくのゆえにこれまでかくされてきたわたしのせいぶんのそれらのぶんあかるみにたすけをしなければならない。

28さてよ、わたしはあなたと、わたしのしもべジョセフに、このたまものかぎあたえる。それはこのつとめをあかるみにすであろう。そして、二人ふたりまたは三にんしょうにんくちによって、すべてのことかくていされる。

29まことに、まことに、わたしはあなたがたにう。たとえひとびとがわたしのことと、わたしのふくいんつとめのこのぶんとをこばんだとしても、あなたがたはさいわいである。かれらはわたしにおこなったじょうのことをあなたがたにおこなえないからである。

30また、たとえかれらがわたしにおこなったようにあなたがたにおこなとしても、あなたがたはさいわいである。あなたがたはわたしとともにえいこうなかからである。

31しかし、かれらがあたえられるあかしによってかくていされるわたしのことこばまないならば、かれらはさいわいである。そのとき、あなたがたはぶんたちのろうむすよろこぶであろう。

32まことに、まことに、わたしはあなたがたにう。一つのことについて二人ふたりまたは三にんがわたしのによってあつまっているところには、よ、わたしもそのなかにいる、とわたしがたちにったように、まさにそのようにわたしはあなたがたのなかにいるのである。

33息子むすこたちよ、ぜんおこなうのをおそれてはならない。あなたがたは、なんであろうとまいたものをまたれるからである。それゆえ、あなたがたはぜんをまけば、むくいとしてまたぜんれることになる。

34それゆえ、ちいさいれよ、おそれてはならない。ぜんおこないなさい。このごくをあなたがたにたいしてれんごうさせなさい。あなたがたがわたしのいわうえてられるならば、それらはつことができないからである。

35よ、わたしはあなたがたをつみさだめない。あなたがたのみちき、これからはもうつみおかさないようにしなさい。わたしがあなたがたにめいじたわざをまじめにおこないなさい。

36あらゆるおもいのなかでわたしをあおなさい。うたがってはならない。おそれてはならない。

37わたしのわきをしたきずあとと、わたしのあしにあるくぎあとなさいちゅうじつであり、わたしのいましめをまもりなさい。そうすれば、あなたがたはてんおうこくであろう。アーメン。