1 見みよ、そして​聴きき​なさい、おお、ともに​集あつまって​いる​わたし​の​教きょう会かい​の​^①長老ちょうろう​たち​よ、わたし​が​その​祈いのり​を​聞きき、その​心こころ​を​知しり、その​望のぞみ​が​わたし​の​前まえ​に​上のぼって​来きて​いる​者もの​よ。

2 見みよ、見みよ、わたし​の​^①目め​は​あなたがた​の​うえ​に​ある。天てん​と​地ち​は​わたし​の​手て​の​内うち​に​ある。永遠えいえん​の​富とみ​は​わたし​の​もの​で​あり、わたし​が​与あたえる​もの​で​ある。

3 あなたがた​は、自じ分ぶん​に​差さし出だされた​祝しゅく福ふく​を​得えられる​と、努つとめて​信しんじよう​と​した。しかし​見みよ、まことに、わたし​は​あなたがた​に​言いう。あなたがた​の​心こころ​の​中なか​に​^①恐おそれ​が​ある。まことに​これ​が、あなたがた​が​祝しゅく福ふく​を​受うけなかった​理り由ゆう​で​ある。

4 さて、主しゅ​なる​わたし​は、あなたがた​の​前まえ​に​ある​これら​の​戒いましめ​が​真実しんじつ​で​ある​と​いう​^①証あかし​を​あなたがた​に​与あたえる。

5 あなたがた​の​目め​は、わたし​の​僕しもべ​ジョセフ・​スミス・​ジュニア​の​うえ​に​あった。あなたがた​は​彼かれ​の​^①言こと葉ば​を​知しり、また​彼かれ​の​不ふ完全かんぜん​な​ところ​を​知しった。そして、あなたがた​は​自じ分ぶん​の​心こころ​の​中なか​で、彼かれ​の​言こと葉ば​より​も​優すぐれた​表ひょう現げん​を​する​ため​に​知ち識しき​を​求もとめて​きた。この​こと​は​あなたがた​も​知しって​いる。

6 さて、あなたがた​は『戒いましめの書しょ』​から、まことに​戒いましめ​の​中なか​で​最もっとも​小ちいさい​もの​を​捜さがし、また​あなたがた​の​中なか​で​最もっとも​^①賢かしこい​者もの​を​選えらび​なさい。

7 あるいは、あなたがた​の​中なか​の​だれか​を​選えらび、最もっとも​小ちいさい​戒いましめ​と​同どう等とう​の​もの​を​作つくる​なら​ば、その​とき、あなたがた​は​それら​が​真実しんじつ​で​ある​と​は​分わからない​と​言いって​も​義ぎ​と​される。

8 しかし、あなたがた​が​それ​と​同どう等とう​の​もの​を​作つくれない​場ば合あい、それら​が​真実しんじつ​で​ある​こと​を​^①証あかし​しなければ、あなたがた​は​罪つみ​の​宣せん告こく​を​受うける。

9 それら​の​中なか​に​は​少すこし​の​不ふ義ぎ​も​ない​こと、また​^①義ぎ​に​かなう​もの​は​上うえ​から、^②光ひかり​の​父ちち​から​降くだって​来くる​こと​を、あなたがた​は​知しって​いる​から​で​ある。

10 さらに​また、まことに、わたし​は​あなたがた​に​言いう。次つぎ​に​述のべる​こと​は​あなたがた​の​特とっ権けん​で​あり、また​この​務つとめ​に​聖任せいにん​された​あなたがた​に​わたし​が​与あたえる​約やく束そく​で​ある。すなわち、あなたがた​が​^①ねたみ​と​^②恐おそれ​を​除のぞき​去さり、また、まだ​十分じゅうぶん​に​^③へりくだって​いない​ので​わたし​の​前まえ​に​へりくだる​なら​ば、^④幕まく​は​裂さけ、あなたがた​は​わたし​を​^⑤見みて、わたし​が​いる​こと​を​知しる​で​あろう。ただし、肉にく​の​思おもい​や、生うまれながら​の​心こころ​で​は​なく、霊れい​の​心こころ​で​見みる​で​あろう。

11 ^①人ひと​は​神かみ​の​御み霊たま​に​よって​変かえられない​かぎり、いまだ​かつて​肉にく体たい​に​おいて​神かみ​を​見みた​者もの​は​いない。

12 ^①生うまれながら​の​人ひと​は​だれ​も​神かみ​の​臨在りんざい​に​堪たえられない。肉にく​の​思おもい​に​従したがう​者もの​も​そう​で​ある。

13 あなたがた​は​今いま​は​神かみ​の​臨在りんざい​に​も、天てん使し​たち​の​訪おとずれ​に​も​堪たえる​こと​が​できない。それゆえ、あなたがた​が​^①完全かんぜん​に​なる​まで​^②忍耐にんたい​し​続つづけ​なさい。

14 あなたがた​の​心こころ​を​引ひき戻もどさない​よう​に​しなさい。そう​すれ​ば、あなたがた​が​^①ふさわしく​なって、わたし​が​よい​と​思おもう​とき​に、あなたがた​は、わたし​の​僕しもべ​ジョセフ・​スミス・​ジュニア​の​手て​に​よって​授さずけられた​もの​を​目め​に​し、知しる​で​あろう。アーメン。