1まことに、主は、小麦と毒麦のたとえについて、わたしの僕であるあなたがたにこのように言う。
2見よ、まことに、わたしは言う。畑は世界であり、使徒たちは種をまく者であった。
3彼らが眠った後、教会のひどい迫害者、背教者、淫婦、すなわちバビロンが現れる。このバビロンはすべての国民に自分の杯から飲ませる。そして彼らの心の中に、敵、すなわちサタンが座して支配する。見よ、彼が毒麦をまく。それゆえ、毒麦は小麦の生長を妨げて、教会を荒れ野に追いやる。
4しかし見よ、終わりの時に、すなわち主が御言葉をもたらし始め、葉が生え出てまだ柔らかい、まさに今、
5見よ、まことに、わたしはあなたがたに言うが、畑を刈り入れるために遣わされる準備をして待っている天使たちは、日夜、主に叫び求めている。
6しかし、主は彼らに言う。小麦も損なうといけないので、葉がまだ柔らかい間は毒麦を抜き取ってはならない。(まことに、あなたがたの信仰が弱いからである。)
7それゆえ、作物が十分に熟すまで、小麦と毒麦をともに育つままにしておきなさい。その後、あなたがたはまず毒麦の中から小麦を集めなければならない。小麦を集めた後、見よ、見よ、毒麦は束にされ、畑は焼かれるばかりである。
8それゆえ、主は、先祖の血統を通して神権が続いてきたあなたがたにこのように言う。
9なぜなら、あなたがたは肉による正当な相続人であり、神のうちにキリストとともに世から隠されてきたからである。
10それゆえ、あなたがたの命と神権は存続しており、また、世界が始まって以来すべての聖なる預言者たちの口を通して語られてきた万物の回復まで、神権はあなたがたとあなたがたの血統を通して必ず存続しなければならない。
11それゆえ、もしあなたがたがわたしの慈しみの中にとどまるならば、すなわち、引き続き異邦人への光となり、この神権によってわたしの民イスラエルのために救い手となるならば、あなたがたは幸いである。主がこのことを述べた。アーメン。