1さて見よ、わたしはあなたがたに言う。主が御自分の知恵で、これらの御言葉を御自分の言葉のとおりに異邦人に明らかにするのがふさわしいと見なされるときに、あなたがたは、御父がイスラエルの子らと交わされた聖約、すなわち彼らが自分たちの受け継ぎの地へ回復されることについての聖約が、すでに果たされ始めていることを知るであろう。
2また、聖なる預言者たちによって述べられた主の言葉がすべて成就するということも、あなたがたは知るであろう。あなたがたは、主がイスラエルの子らのもとに来るのを遅らせておられると言ってはならない。
3またあなたがたは、述べられてきた御言葉がむなしいと、心の中で思ってはならない。見よ、主は、イスラエルの家に属する御自分の民に立てられた御自分の聖約を思い起こされるからである。
4あなたがたは、これらの御言葉があなたがたの中で事実となるのを見るときに、主の行われることを、もはやはねつけてはならない。主の罰の剣は主の右手にあり、見よ、その日、あなたがたが主の行われることをはねつけるならば、主はその剣をすぐにあなたがたに下されるであろう。
5主の行われることをはねつける者は、災いである。まことに、キリストとキリストの業を否定する者は、災いである。
6まことに、主の啓示を否定し、主はもはや啓示や預言、賜物、異言、癒し、聖霊の力によって業を行われることはないと言う者は、災いである。
7またその日、利益を得るために、イエス・キリストによって行われる奇跡などないと言う者は、災いである。このように言う者は、キリストの言葉のとおりに、まったく憐れみを受けなかった滅びの子のようになるからである。
8そして、あなたがたは、もはやユダヤ人についても、イスラエルの家のどの残りの者についても、あざけったり、はねつけたり、嘲笑したりしてはならない。見よ、主は彼らに対する聖約を思い起こし、誓われたことをそのとおりに彼らに行われる。
9それであるから、あなたがたは、主がイスラエルの家に立てられた聖約を果たすための裁きを行えないように、あなたがたの手で主の右手を左手に変えることができると思ってはならない。