第1章モロナイ、レーマン人じんのために書かき記しるす。キリストを否ひ定ていしないニーファイ人じんは殺ころされる。紀き元げん約やく四百一年ねんから四百二十一年ねんに至いたる。 第2章イエス、聖せい霊れいの賜たま物ものを授さずける力ちからを十二人にんのニーファイ人じんの弟で子したちに与あたえられる。紀き元げん約やく四百一年ねんから四百二十一年ねんに至いたる。 第3章長ちょう老ろうたち、按あん手しゅによって祭さい司しと教きょう師しを聖せい任にんする。紀き元げん約やく四百一年ねんから四百二十一年ねんに至いたる。 第4章長ちょう老ろうと祭さい司しが聖せい餐さんのパンを祝しゅく福ふくする方ほう法ほうについての説せつ明めい。紀き元げん約やく四百一年ねんから四百二十一年ねんに至いたる。 第5章聖せい餐さんのぶどう酒しゅを祝しゅく福ふくする方ほう法ほうについての説せつ明めい。紀き元げん約やく四百一年ねんから四百二十一年ねんに至いたる。 第6章悔くい改あらためた人ひと々びとは、バプテスマを受うけて教きょう会かい員いんになる。悔くい改あらためる教きょう会かい員いんは赦ゆるされる。集しゅう会かいは聖せい霊れいの力ちからによって行おこなわれる。紀き元げん約やく四百一年ねんから四百二十一年ねんに至いたる。 第7章主しゅの安あん息そくに入はいるようにとの招まねき。真ま心ごころから祈いのること。キリストの御み霊たまは人ひとが善ぜん悪あくをわきまえることができるようにする。サタンはキリストを否ひ定ていして、悪あくを行おこなうように人ひとに説とき勧すすめる。預よ言げん者しゃたち、キリストの来らい臨りんについて明あきらかにする。信しん仰こうによって、奇き跡せきが行おこなわれ、天てん使しは仕つかえる。人ひとは永えい遠えんの命いのちを望のぞみ、慈じ愛あいを固かたく守まもらなければならない。紀き元げん約やく四百一年ねんから四百二十一年ねんに至いたる。 第8章幼よう児じのバプテスマは邪じゃ悪あくな忌いまわしい行おこないである。幼おさない子こ供どもたちは、贖しょく罪ざいのおかげでキリストによって生いきている。信しん仰こう、悔くい改あらため、柔にゅう和わで心こころのへりくだった状じょう態たい、聖せい霊れいを受うけること、最さい後ごまで堪たえ忍しのぶこと、これらは人ひと々びとを救すくいに導みちびく。紀き元げん約やく四百一年ねんから四百二十一年ねんに至いたる。 第9章ニーファイ人じんもレーマン人じんもともに邪じゃ悪あくになり、堕だ落らくしている。彼かれらは互たがいに苦くるしめ合あい、殺ころし合あう。モルモン、恵めぐみと慈いつくしみがとこしえにモロナイにあるように祈いのる。紀き元げん約やく四百一年ねん。 第10章『モルモン書しょ』についての証あかしは、聖せい霊れいの力ちからによって与あたえられる。御み霊たまの賜たま物ものは忠ちゅう実じつな者ものに分わけ与あたえられる。霊れい的てきな賜たま物ものは必かならず信しん仰こうに伴ともなう。モロナイの言こと葉ばは地ちから語かたる。キリストのもとに来きて、キリストによって完かん全ぜんになり、清きよめられなさい。紀き元げん約やく四百二十一年ねん。