第5章 聖せい餐さんのぶどう酒しゅを祝しゅく福ふくする方ほう法ほうについての説せつ明めい。紀き元げん約やく四百一年ねんから四百二十一年ねんに至いたる。 1ぶどう酒しゅを分わけ与あたえた方ほう法ほうは、次つぎのとおりである。見みよ、彼かれらは器うつわを取とって言いった。 2「永えい遠えんの父ちちなる神かみよ、わたしたちは御おん子こイエス・キリストの御み名なによってあなたに願ねがい求もとめます。このぶどう酒しゅを頂いただくすべての人ひと々びとが、この人ひと々びとのために流ながされた御おん子この血ちの記き念ねんにこれを頂いただけるように、また、いつも御おん子こを覚おぼえていることを、永えい遠えんの父ちちなる神かみよ、あなたに証しょう明めいして、御おん子この御み霊たまを受うけられるように、このぶどう酒しゅを祝しゅく福ふくし、聖きよめてください。アーメン。」