1次にバプテスマについて述べよう。見よ、長老、祭司、教師たちはバプテスマを受けた。しかし彼らは、バプテスマを受けるに値するふさわしい実を結ばなければ、バプテスマを施されなかった。
2また彼らは、打ち砕かれた心と悔いる霊をもって進み出て、自分のすべての罪を心から悔い改めたことを教会員に証明した者でなければ、だれにもバプテスマを認めなかった。
3また、最後までキリストに仕える決心をしてキリストの名を受けた者でなければ、だれもバプテスマを認められなかった。
4そして人々はバプテスマを認められ、聖霊の力が働いて清められると、キリストの教会の民の中に数えられ、その名が記録された。それは、彼らが覚えられ、神の善い言葉で養われ、そして彼らを正しい道にとどめるため、また絶えず祈りを心に留めさせ、彼らの信仰の創始者であり完成者であるキリストの功徳にだけ頼らせるためである。
5教会員は断食し、祈るため、また人の幸いについて互いに語り合うためにしばしば集まった。
6また、主イエスを記念してパンとぶどう酒を頂くためにしばしば集まった。
7また彼らは、自分たちの中に決して罪悪があってはならないということを厳密に守った。そして、ある者たちが罪悪を犯したことが分かり、教会員の三人の証人が長老たちの前でその者たちを罪があるとし、もしその者たちが悔い改めず告白もしなければ、彼らの名は消されて、彼らはキリストの民の中に数えられなかった。
8しかし、悔い改めて真心から赦しを求めた者は、その度に赦された。
9また教会員の集会は、御霊の働くままに、聖霊の力によって教会員が指導した。教えを説くことも、勧めることも、祈ることも、請い願うことも、歌うことも、聖霊の力によって導かれるままに行われた。