インスティテュート
宗教教育者のための4つの義務


宗教教育者のための4つの義務

「ゴードン ・B・ヒンクレー長老との夕べ」1978年9月15日 ,3から抜粋

教会の宗教プログラムであるセミナリーとインスティテュートの教師として,聖文および教会の歴史,教義,慣習に直接関係する本を常に読むことはわたしたちの義務です。しかし,世界の歴史,時代を超えて読み継がれている偉大な文学作品,それに現代の思想家や活動家の著書を読むことも欠かしてはなりません。そうすることで,これから世に出て行き,できるかぎりあらゆる方面からの力をバランスよく得ることが必要となる生徒たちに伝えるべき啓示を見いだすことができます。

兄弟姉妹,皆さんが召しを受けて教える永遠の真理に対する知識を増し,この地上に存在した偉大で善良な男性と女性に対する理解を深め,わたしたちが暮らすこの世界でわたしたちを取り巻く驚くべき現象についてさらに知識を増やしてください。わたしは時折,ほんの一部の知識に固執している人を注意深く見てきており,憂慮してきました。そのような人たちを何人か見ています。彼らは手に入るわずかな知識だけを執拗に追い求め,その結果,バランス感覚を失ってしまいました。わたしは今,限られたことだけを追い求めすぎたため道を誤った二人の会員について考えています。彼らはかつて青少年を教える優秀な教師でしたが,背教者として教会から破門されました。生活の中でバランスを保つようにしてください。執着しすぎないよう注意してください。視野が狭くならないよう気をつけてください。皆さんが仕事として携わる分野で成長を遂げようとするときに,幅広く,様々な良い領域に関心の目を向けてください。