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復活


「復活」『トピックと質問』

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マグダラのマリヤに御姿を現された,復活されたキリスト

福音学習ガイド

復活

死に対するイエス・キリストの勝利

人生のある時点で,わたしたちはそれぞれ次のことを考える機会があるでしょう。「わたしたちは死んだらどうなるのだろうか。」「亡くなった愛する人たちに,もう一度会えるのだろうか。」「愛する人が亡くなったとき,どこに平安を見いだせるだろうか。」

すべての答えがあるわけではありませんが,イエス・キリストの復活の真理によって,悲しんでいるすべての人は慰めを得ることができます。死んだ人が皆いつの日か生き返るという事実は,わたしたちの霊に平安をもたらし,より良い日が来ると約束します。

イエス・キリストは,死から不死不滅に至って復活の「初穂」となり(1コリント15:20-23参照),わたしたち全員がいつの日かイエス・キリストのように復活する道を備えられました。

復活とは何でしょうか。

復活とは,決して二度と分離することのないように,死後に霊体と肉体が再結合することです(アルマ11:45参照)。復活するとき,わたしたちの体は完全で不死不滅となり,もはや病気や死の影響を受けません。イエス・キリストが復活によって死に打ち勝たれたので,すべての人は,イエス・キリストのように復活します。

トピックの概要:復活

関連福音学習ガイド:イエス・キリストの贖罪」,「現世におけるイエス・キリストの務め」,「救いの計画

セクション1

イエス・キリストは復活された

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復活後に教えを説いておられるキリスト

最初に復活されたのはイエス・キリストです。死に対する主の勝利は,わたしたちの信仰の基礎となっています。預言者ジョセフ・スミスはこう教えています。「わたしたちの宗教の基本原則は,使徒と預言者たちがイエス・キリストに立てた証です。 すなわち主が亡くなり,葬られ,3日目に再びよみがえって,天に昇られたことです。」1

主はこの重要な教義について複数の証を与えてくださいました。四福音書には,イエスを復活された御方として目撃した人々の話が記されています。モルモン書も,アメリカ大陸の何千人もの人々が復活された救い主にまみえたことを証しています。現代では,ジョセフ・スミスやほかの預言者たちと使徒たちを含む証人たちが,イエス・キリストは復活され,今日も生きておられると証しています。

考えてみましょう

  • あなたは弁護士で,イエス・キリストが復活されたことを証明する訴訟を起こしていると想像してください。あなたはだれを証人として呼びますか。目撃証言であなたの訴訟はどのように有利になるでしょうか。復活された主の目撃者の証言は,あなた自身の証言にどのような影響を与えるでしょうか。アイデアとして,ヨハネ20:1-203ニーファイ11:3-17教義と聖約76:19-24を参照してください。

  • ヨハネ20:26-29を読んでください。この聖句の中で,救い主は,御自分の復活の目撃者ではない人々にどのようなメッセージを与えておられますか(エテル12:5-6も参照)。復活された主にまみえたことがなくても,主がよみがえられたという個人的な証を得ることができます。あなたは生活の中で,復活のどのような証拠を得ていますか。この証拠からあなたはどのような影響を受けていますか。

ほかの人と一緒に学ぶための活動

  • ゴードン・B・ヒンクレー大管長(1910-2008年)は,次のように述べています。「人が勝ち得た勝利の中で,十字架にかけられ,初めての復活の朝によみがえられた主の勝利ほど,偉大かつ普遍的で,永遠の影響をもたらしているものはありません。」2イエス・キリストが今日生きておられることを知ることがなぜ大切なのか,話し合ってください。ヒンクレー大管長はまた,賛美歌の「贖いの主」を作詞しました。3この賛美歌を一緒に読むか,または聴き,その後,この賛美歌から得た思いや気持ちを分かち合ってください。

  • 霊感を受けた多くの画家たちが,人々が復活された救い主にまみえた瞬間を描いてきました。次の絵やあなたの好きなほかの絵を見てください。これらの絵がイエス・キリストの復活について理解するのにどのように助けとなるか分かち合ってください。これらの絵を見ると,イエス・キリストについてどのように感じますか。あなたがそこにいたとしたら,どのように感じたでしょうか。

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マリヤと復活された主
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復活後,トマスに御姿を現されたキリスト
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座って食事をしていたときに救い主に気づいたクレオパともう一人の弟子

さらに学ぶ

セクション2

わたしたちは皆,復活する

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葬儀に参列する家族

イエス・キリストが復活されたので,わたしたちも皆復活します。イエス・キリストの復活後間もなく,多くの忠実な人々も復活しました(マタイ27:52-53参照)。すべての人が同時に復活するわけではありませんが,すべての人が最終的に,万人の復活という栄えある賜物によって,完全な不死不滅の体を受けます。

わたしたちの復活した体は,わたしたちが今持っている体に似ていますが,不死不滅で完全であり,病気や痛みがありません。わたしたちは「満ちみちる喜び」を受けます(教義と聖約93:33-34アルマ11:43も参照)。わたしたちは,復活した体で神のみもとに戻り,裁きを受けられるようになります。自分の罪を悔い改めた人は,永遠の命を享受し,神のもとで永遠に住みます。

考えてみましょう

  • 息子アルマの息子コリアントンは,「死者の復活について心を悩まして」いました(アルマ40:1)。そこでアルマはコリアントンに,そしてモルモン書の読者に,復活に関する多くの重要な真理を教えました。アルマ40-41章でアルマが教えたことを読んでください。読みながら,あなたにとって重要な復活に関する真理を書き留めてください。これらの真理はコリアントンが平安を感じるうえで,どのように助けとなったでしょうか。それらは,あなたが今下す決断にどのような影響を与えるでしょうか。

  • 使徒パウロは,コリントの聖徒の一部が復活を信じていないことを知りました。復活に関するパウロの教えに特に注意を払いながら,1コリント15章を読んでください。あなたが学ぶときに,次の質問について考えてみてください。

    • 12-15節::復活がなければ宣べ伝えることと信仰がむなしくなるのは,なぜでしょうか。

    • 16-19節:復活がなければ,わたしたちは「いまなお罪の中にいる」ことになりますが,それはなぜでしょうか。なぜわたしたちは「最もあわれむべき存在」なのでしょうか。

    • 55-58節:復活に関する知識は,あなたが「堅く立って動かされ〔ない〕」ようにするうえで,どのように助けとなりますか。

ほかの人と一緒に学ぶための活動

  • イエス・キリストの回復された福音は,復活の賜物はすべての人に無条件で与えられると教えていますが,神の子供たちの多くはこの祝福に気づいていません。復活がどのようにあなたの生活に違いをもたらすかについて話し合ってください。また,レイナ・I・アブルト姉妹の話「墓は勝利を得ず4とS・マーク・パーマー長老の話「憂いは喜びに変わるであろう5の中の個人的な経験について話し合うのもよいでしょう。アブルト姉妹とパーマー長老は,復活についての知識によってどのような祝福を受けましたか。この知識はわたしたちにどのような祝福をもたらすでしょうか。

さらに学ぶ

「復活」に関するその他のリソース

  1. 『歴代大管長の教え—ジョセフ・スミス』49-50

  2. ゴードン・B・ヒンクレー「空になった墓『聖徒の道』1988年6月号,68

  3. 贖いの主『賛美歌』73番

  4. レイナ・I・アブルト「墓は勝利を得ず『リアホナ』2021年5月号,85-86

  5. S・マーク・パーマー「憂いは喜びに変わるであろう『リアホナ』2021年5月号,88-89