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御霊の賜物


「御霊の賜物」 『トピックと質問』(2023年)

ロビーで話をする若い男性

福音学習ガイド

御霊の賜物

聖霊を通して受ける霊的な祝福

心のこもった贈り物を受け取ったと想像してください。それを選んだ人は特別な配慮をして,あなたの人生だけでなく,あなたの周りの人の人生も祝福するものを贈ってくれました。贈り物を開けて中身を見ると,想像していたものよりもずっと貴重なものであることが分かりました。

同じように,天の御父はわたしたちを祝福するために貴重な賜物を用意し,それを喜んで与えてくださいます。この贈り物は,霊的な賜物と呼ばれています。霊的な賜物には多くの種類があり,それぞれがわたしたちを強め,助けてくれます。しかし,それらを求め,受け入れ,天の御父の業を行うためにそれらを使うかどうかは,わたしたち次第です。

御霊の賜物とは何でしょうか?

御霊の賜物とは,聖霊を通して忠実な教会員に与えられる霊的な祝福または能力です。それは「教会の徳を高め」(1コリント14:12),「神の子たちを益するために」(教義と聖約46:26)与えられます。聖文には,わたしたちが受けることのできる様々な霊的な賜物が出てきます(1コリント12:1-11参照。教義と聖約46:11-25も参照)。わたしたちが熱心に求めるとき,天の御父はこれらの賜物を授けてくださいます(教義と聖約46:8-9参照)。

『トピックの概要』「霊的な賜物」

関連福音学習ガイド:「聖霊の賜物」「イエス・キリストを信じる信仰」「希望」「慈愛」

セクション1

天の御父は忠実な者に霊的な賜物を与えてくださる

説教壇に立つ女性

わたしたちが神を愛し,神の戒めを守ろうと努力するとき,神は霊的な賜物,言い換えれば霊的な祝福を与えてくださいます(教義と聖約46:9参照)。これらの賜物を通して,わたしたちは自分自身の生活で祝福を受け,ほかの人の生活を祝福することができます。 霊的な賜物は,悪がますます増大する世にあってさらなる力をもたらし,これらの祝福を通して,わたしたちは霊的な安全と平安を見いだすことができます。

考えておくべきこと

  • 使徒パウロは,体のすべての部分が重要な目的を果たすのと同様に,それぞれの霊的な賜物は「キリストのからだ」,つまり教会という体に必要なものであると教えました(1コリント12:27)。1コリント12:12-30を読み,わたしたちの霊的な賜物がどのように共に働き,すべての人に祝福をもたらすか,深く考えてください。体のいろいろな部分が共に働くように,人々の霊的な賜物がどのように共に働くのを見たことがありますか。人の持つ霊的な賜物によって,あなたはどのような祝福を受けてきましたか。また,自分の霊的な賜物について,また神の王国を築くためにそれを役立てる方法について,深く考えるとよいでしょう。促しを受けたら,それに従って行動します。

  • わたしたちは聖餐にあずかるとき,聖霊が常にともにいてくださるという約束を受けますが,霊的な賜物は聖霊の力を通して授けられます。聖餐の祈りを読み(教義と聖約20:77,79参照),聖約を交わして守ることが,霊的な賜物を受ける備えをするうえでどのような助けとなるか深く考えてください。

ほかの人と一緒に学ぶための活動

  • あなたの証がほかの人の証によって強められた経験がありますか。ほかの人の信仰によって自分の信仰が強められたときの経験を思い出せるかもしれません。あるいは,友人や家族の証から毎日祝福を感じているかもしれません。教義と聖約46:13-14から分かるように,イエス・キリストについてのほかの人の証を信じることは霊的な賜物です。ディーター・F・ウークトドルフ管長は,若いとき,友人の模範と愛と奉仕を通して霊的な賜物を受けたことについて話しています。このビデオを視聴するとよいでしょう。その後,この霊的な賜物に関する同じような経験を互いに分かち合います。あなたの周りの人々の忠実な模範によって,あなたの生活はどのように祝福されてきましたか。

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セクション2

神から与えられた賜物を見いだす

教師と子供たち

神はわたしたち一人一人に霊的な賜物を授け,「それらの賜物が何であるか,常に覚えておき,また常に心に留めておく」ように求めておられます(教義と聖約46:10)。自分の霊的な賜物を認識して覚えておくには,どうすればよいですか。まず初めに,霊的な賜物の例が数多く挙げられている聖文を調べることができます。これには,信仰,異言の賜物,奇跡の働き,キリストの証が含まれます(1コリント12:8-10モロナイ10:9-16教義と聖約46:13-25参照)。

また,「祝福師の祝福を参照したり,自分をいちばんよく知っている人に聞いたり,もともと何が得意でどんなことが好きなのか自分に問う」ことなどによって,自分の霊的な賜物を認識することができます。「最も大切なのは,神に尋ねることです(ヤコブの手紙1:5教義と聖約46:9教義と聖約112:10参照)。」 わたしたちは天の御父が与えてくださった賜物を見いだすとき,御父と自分自身をよりよく知ることができます。

考えておくべきこと

  • 霊的な賜物を見いだすには信仰と忍耐が必要ですが,その過程で主の導きを受けることができます。教義と聖約112:10を読んで,あなたが自分の霊的な賜物を見いだせるように,神がどのように助けてくださるか,深く考えるとよいでしょう。その後,神から与えられている霊的な賜物について学べるように,助けを求めて祈ります。また,自分に与えられている霊的な賜物を認識できるように,家族や友人,指導者に助けを求めるのもよいでしょう。自分の霊的な賜物を見つけたら,それを覚え,さらに学ぶことができるように記録してください。

  • わたしたちが自分の霊的な賜物を見いだすとき,主はわたしたちを通して周りの人々を祝福してくださいます。ジョン・C・ピングリー・ジュニア長老は,説教「わたしはあなたに一つの業を用意している」の中で,ほかの人に目を留める霊的な賜物を与えられた女性について次のように話しています。「それ以来,彼女は普段忘れられている人に目を留めるようになり,神は彼女を通して多くの人に祝福をお与えになりました。」 ピングリー長老のメッセージの「霊的な賜物を見つけて伸ばす」の項を復習してください。神があなたのために用意しておられる業を成し遂げるには,あなたに与えられているどのような霊的賜物が助けになりますか。あなたの個人的な務めにおいて役立つような霊的な賜物はありますか。自分の受けた印象を書き留め,それを行動に移してください。

ほかの人と一緒に学ぶための活動

  • 霊的な賜物の中には,ほかの賜物ほどわかりやすくないものがあるかもしれません。例えば,「人を裁かない賜物,神に導きを求める賜物,キリストの弟子になる賜物,人に思いやりを示す賜物。物事を深く考える賜物。祈りをささげる賜物。力強い証を述べる賜物」などです。 あなたのグループの人は,どのような霊的賜物を持っていますか。心に浮かんだことを書き留めてから,これらの賜物の一つ一つがどのような点ですべての人にとって祝福となるか話し合います。また,グループの人が気づいたあなたの霊的な賜物に注目し,それをどのように伸ばすことができるか考えるとよいでしょう。

セクション3

霊的な賜物を求め,使うことにより,キリストにさらに似た者となれる

聖文を研究する女性

主はわたしたちに,信仰,希望,慈愛といった最高の霊的な賜物を熱心に求めるように招いておられます(モロナイ10:30教義と聖約46:8参照。エテル12:28も参照)。これらの霊的な賜物を行使しようと努めるとき,わたしたちはイエス・キリストにさらに似た者になります。そして,主がなさるであろう方法で奉仕する能力が高まり,その結果,「わたしたちの手は主の手となり,目は主の目となり。心は主の心となることができます。」

考えてみましょう

  • ジョセフ・B・ワースリン長老は次のように教えています。「自分の生き方をぜひ吟味してください。自分の状態を把握し,理想の自分に近づくためには何をする必要があるのか考えましょう。想像力を刺激し,胸の内が燃えるような,霊を鼓舞する,義にかなった,気高い目標を立てましょう。〔そして〕,目標から目を離さないことです。その目標を達成できるよう絶えず努力しましょう。」霊的な賜物を求めて伸ばすために,この勧告をどのように応用できますか。それらの賜物は,イエス・キリストにさらに似た者となるうえで,どのように役立ちますか。自分が伸ばしたいと思う霊的な賜物と,それに取り組むためのアイデアを書き留めるとよいでしょう。その賜物を得て行使しようと努めるとき,それがあなたの日々の生活の中に,またほかの人々に,どのような祝福をもたらすか記録してください。また,自分に与えられている霊的な賜物について,感謝の祈りをささげることもできます(教義と聖約46:32参照)。

ほかの人と一緒に学ぶための活動

  • 霊的な賜物を通してキリストにさらに似た者になるには,訓練が必要です。フアン・パブロ・ビラル長老は,次のように述べています。「わたしたちの霊的,肉体的な努力なしにただ賜物を授けてくださるというより,御父は霊的な賜物を伸ばす機会を与えてくださるということです。わたしたちが主の御霊と調和していれば,そうした機会に気づき,行動に移すようになるでしょう。」 ビデオ「信仰と目標」(4:40)を視聴し,身体的な才能を伸ばすための努力について話してください。その後,霊的な賜物を伸ばすために必要な取り組みについて話し合います。自分の霊的な賜物を使うために,どのような機会を活用できますか。霊的な賜物に取り組むことは,どのようにそれが自分の一部になるのに役立ちますか。

  • 霊的な賜物を使うことを思い出すときもあれば,忘れてしまうときもあるかもしれません。それは当然のことです。完璧な人はいないのですから。最も大切なのは,その過程に主をお招きすることです。賛美歌「さらに聖くなお努めん」を歌うとよいでしょう。 救い主にさらに似た者となるために,助けを嘆願する歌詞に注目してください。さらに主に似た者となるために,自分の霊的な賜物を使ううえで,どのように神の導きを求めることができますか。また,賛美歌の中で触れられている霊的な賜物を書き留めて,『聖句ガイド』でそれらについてさらに学ぶこともできます。これらの賜物について学んだことや,賜物を伸ばすためのアイデアについて話し合ってください。

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