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十字架


「トピックと質問」「十字架」の項

十字架の刑

概要

十字架

イエス・キリストの十字架の刑は、主の 贖いの犠牲の一部です。それは天の御父の 救いの計画における基本的な教義です。ゲツセマネでの苦しみと十字架上の死、そしてそれに続く復活を通して、キリストは罪と死を克服し、御自分のもとに来て救いと昇栄を受ける機会をあらゆる人が得られるようにされました。

十字架という象徴は、多くのキリスト教会で,イエス・キリストを信じる心からの信仰を表すものとして用いられています。末日聖徒イエス・キリスト教会の会員は、ゲツセマネとカルバリでの救い主の苦しみを畏敬の念で思い起こします。わたしたちは、「キリストが、聖書に書いてあるとおり、わたしたちの罪のために死んだこと、そして葬られたこと、三日目によみがえったこと」(1 コリント15:3-4)を信じています。『聖書』『モルモン書』『教義と聖約』『高価な真珠』のすべてで強調されているのは、キリストの十字架上の死は救いにかかわる重要な事柄であるということです。

末日聖徒イエス・キリスト教会は、教会堂や礼拝堂、教室、またはそれに類する場所に十字架を掲げません。しかし、その教えは、ゲツセマネと十字架上で起こったキリストの奇跡的な贖罪の教義に焦点を当てています。

教会の名称とシンボル

ほかの多くのキリスト教の宗派と同様に、教会は生ける復活されたキリストを強調しています。教会の公式シンボルが復活された生けるキリストの姿であるのはそのためです。キリストは、預言者への啓示を通して今日の教会を導いておられます。また、このシンボルは、イエス・キリストの苦しみと死、そして復活のおかげで、わたしたち一人一人が栄えある復活を遂げるという希望を持てることを思い出させるものにもなっています。

ほかの宗派のキリスト教徒にも言えることですが、わたしたちの生き方は、救い主とその業に対する愛を示す最も重要な方法です。

関連トピック

関連事項

  1. 詳しくは、ジェフリー・R・ホランド「十字架につけられて『リアホナ』2022年11月号、77-79をご覧ください。