2000–2009
無限の可能性を認識する
脚注

Hide Footnotes

テーマ

無限の可能性を認識する

最近,2万人以上の若い繊取が参加する集会に出席しました。聴衆は霊的なメッセージに耳を傾け,熱心に学ぼうとメモを取り,集中して話を聴いていました。その表情からは純粋な心と義にかなった思い,献身的な態度が伝わってきました。参加を強いられた人は一人もいません。皆がその場に集うことを望んでいたのです。

その後,奉仕の業に備える2,000人を超える専任宣教師と会いました。会場には御霊が満ちていましだ。わたしは難しい質問をしましたが,宣教師たちの回答は,答えを裏づける聖句を随所に引用した見事なものでした。握手をし,目をのぞき込むと,清らかさと献身しようとする姿勢が感じられました。霊感あふれる経験でした。一人一人が,史上最高の宣教師世代の一員となるために,自分の都合を二の次にして召しを受けていたのです。

これまでわたしは,世界中の若者と接して同じような経験をしてきました。教会の3つの大学の職員は,学生の身体的および精神的能力と霊的な感受性が著しく高まっているのを実感しています。何かとてつもないことが起こっているのです。皆さんはそれを感じているでしょうか。従順な態度と道徳観が世界中で確実に低下している中,主はさらに多くの優れた霊を地上に送っておられます。一つの集団として,今の若者の平均的能力は,先人たちをしのいでいます。彼らが成長し,すばらしい貢献をする可能性は計り知れません。親や指導者として,この可能性をどのように開いているでしょうか。この世代に属する若い男性や女性として,内に秘めたすばらしい能力を実現するために何をしているでしょうか。偉大なことを成し遂げ,最高の幸せを得るために可能性を発揮しているでしょうか。罪を犯させてその可能性を徐々に奪おうとするサタンの働きから逃れるために,何をしているでしょうか。この重大な質問に答えられるのは,自分だけなのです。

使徒として申し上げます。自分の真の姿を発見してミい。毎日の決まり切った生活のかなたに目を向け,神からどのような能力与えられているのか、御霊を通して見極めてください。無限の可能性を認識できるよう,祈りをもってふさわしい選択をしてください。

このような成長を遂げるための第一歩となる,確実な方法をお教えしましょう。わたしはこれまで,多くの勇敢な宣教師を見てきました。冷たい風や激しい雨に耐え,ぬかるんだ滑りやすい道を進み,恐れを克服します。その力強い証あかしは,しばしば拒絶され,徹底的に非難されます。外国語で真理を伝えようと苦心している姿も見ました。話をした相手が当惑するときもあります。そして話したことが理解されていないと気づき愕然あgくぜんとするのです。しかし,わたしに力があったとしても,その状況を変えるつもりはありません。なぜならどのようなな苦労も報われる貴重な成功の瞬間があるからです。御霊が人の心を永遠に変える瞬聞です。それは皆さんのような人がいるからこそ起きることなのです。困難な状況で真理を伝えることは,真理をさらに大切にしていることになります。未経験な分野に足を踏み入れるとき,主は皆さんを強めてくださいます。そして自らの内に宿る永遠の霊のすばらしさが表れ始めるでしょう。

試練は今まで以上に大きいものです。主がより能力の高い,より準備の整った宣教師を必要とされているのはこのためです。御霊の導きを受けて,人を改心させるほどの力をもって証できる,罪のない清い人々を主は求めておられます。このような並外れた宣教師となるふさわしさを身に付けてください。簡単なことではありません。しかし,真に価値あること は,個人のふさわしさが重要になってきます(「伝道活動に関する声明」2002年12月11日付,大管長会からの手紙の添付資料参照)。

皆さんは,卓越した可能性を持つ特別な世代です。サタンが,神の律法を犯すよう皆さんを誘惑して,その可能性を壊したいと思うのも当然です。サタンは,義にかなった人に対しては力がないことを知っています。しかし同時に,伝道に出る決心のついていない人に,罪を魅力的に見せる名人でもあるのです。

伝道や意義ある人生に備えるうえで,家庭は絶好の場所です。親として息子や娘に与えられる最高の贈り物の一つは,絶え間なく真理の証を育てることです。忍耐強く,子供たち一人一人の霊的な力をはぐくんでください。教会の教義と,教えに従うときに得られる力について,しっかり説明してください。そうしたことが土台となって,子供は世の悪に抵抗する力を身に付けていくのです。肉体的にも精神的にも準備ができるすべての息子たちに,専任宣教師の務めを立派に果たすよう励ましてください。

監督やステーク会長は,神権指導者と補助組織の指導者とともに,青少年の霊性を強めてください。そのために,教会の活動に参加するよう励ましてください。教会の活動は,親の教えをさらに強めます。

若い男性の皆さんは,神権定員会に活発に参加してください。若い女性の皆さんは,クラス活動に出席し,「成長するわたし」の目標を達成してください。そしてどちらの若人も,日曜学校の話し合いに積極的に加わってください。習ったことを忘れないためです。セミナリーやインスティテユートに出席し,真理に対する大切な理解を得てください。単にテストに合格するために参加するのではなく,学んだことを生活に取り入れるのです。

高価な真珠の「ジョセブ・スミスー歴史」に記録されている最初の示現を研究してください。神権の権能と昇栄に必要な儀式を含め,完全な真理が回復するまでに起こった一連の出来事について学んでください。このような事柄に対する証を得て,思いと心にしっかりと刻みつけてください。

モルモン書を義務からではなく,進んで読むように努力してください。モルモン書が真実であることを突き止めてください。ページをめくる度に,「これは人が書いたものと言えるのだろうか。それとも,ジョセブ・スミスが証したような方法で世に出て来たのだろうか」と尋ねるのです。学んだ教えを生活に取り入れてください。それらの教えは,サタンの悪に立ち向かう皆さんを強めてくれます。モロナイの勧めに従ってください。モルモン書の教えが真実かどうか,イエス・キリストの御名みなによって父なる神に誠意をもって尋ねるのです(モロナイ10:3-5参照)。疑わずに,個人的に確認を求めて主に祈ってください。目の前にあるこの本について説き明かされるはずです。皆さんは,モルモン書が真実だという霊的な確認を受けることができます。そうすれば,イエス・キリストが生きておられ,ジョセブ・スミスが預言者であり,末日聖徒イエス・キリスト教会が主の教会であると知ることができます(モルモン書の序文,特に最後の1段落参照)。そして救い主が,生ける預言者を通して御自身の教会を導いておられることを確認するのです。これらの真理は実りある人生の土台となります。

こう言う人もいるでしょう。「理想的な家庭で育ったわけでも,子供のころから教会の活動に参加していたわけでもなく,すべての祝福にあずかっているとは言えません。」わたしも同様に,すべての恩恵を受けているわけではありません。また,十二使徒定員会の中にもそのような兄弟がいます。それを補うのは,真理に対する自分自身の強く揺るぎない証です。イエス・キリストの教会が地上に回復され,主の教えが真実であるという確信を得てください。これらの大切な賜物たまものを得る道は一つではありません。どの道も,心から知りたいという望みから始まるのです。信仰の弱い炎は,大切にしなければ消えてしまいます。しかし,心を込めて祈り,モルモン書やほかの聖典を常に研究することで,その小さな炎は消えることのない大きな炎になるのです。そのような信仰は,学んだ原則を応用するうえで支えとなります。

ふさわしさを保ってください。自分がどのような存在であるかを確かに知っていれば,サタンの誘惑に対抗することは難しりくありません。そうなれば,サタンも皆さんが真の可能性を発揮することを妨害できません。

若い男性として,この時期に最も成長して強められる経験は,例外なく,専任宣教師の務めを立派に果たすことです。伝道は個人の利益のためのものではありませんが,主は勇敢に働く宣教師を豊かに祝福してくださいます。ふさわしさの高い標準を満たす,優秀で準備の整った,献身的な宣教師の軍勢の一員となってください。どこに召されようと,いかに困難であろうと,主に仕えることを選んだ人たちの群れに加わってください。

伝道活動はきわめて大変な業です。もし情緒的な問題があるなら,カウンセリングや治療で専任宣教師になる条件を満たす程度に症状を抑えることにより,伝道に出ることができます。伝道中は,資格ある医師が必要ないと言うまで,薬を続けて服用する必要があります。身体的問題も,情緒的問題と同じであることを理解してください。問題を改善するために可能なことをすべて実行する必要があります。その後は,できる範囲内で生活するようにしてください。主は困難な状況を使って,人がそれを克服するときに成長できるようにしておられるのです。

身体的,あるいは情緒的な問題により,大管長から専任宣教師として働くよう求められないこともあるでしょう(「伝道活動に関する声明」2002年12月11日付,大管長会からの手紙の添付資料参照)。しかし,皆さんの状態に合った有意義な奉仕に携わる方法はほかにもあります。住んでいる地域でそのような奉仕が見つかるよう,監督やステーク会長は力になってくれます。教会家族歴史センター,神殿,福祉プロジェクト,雇用センター,地元の病院,介護施設,保護施設など,助けを必要としている所はたくさんあるのです。自宅に住みながら,多大な貢献をすることができます。このような召しには,2,3か月から長期に及ぶものもあります。ステーク会長は皆さんが奉仕する場所と期間を判断し,それから正式に召すことになります。召しがどのようなものであれ,専任喧教師と同じ教材を使って回復のメッセージを学び,伝える機会を求めてください。実直にそれを行うなら,福音をさらに知りたいと願う人々のもとに導かれるでしょう。

宣教師の奉仕の業について話してきましたが,「自分には関係ない」と思った人もいるのではないでしょうか。よく祈り,もう一度考えるようお願いします。斜処鯉一ハに得たへものばかりですヂ。皆さんもそのような祝福を得ることができます。

間違った選択をしているなら,今,悔い改めてください。進歩と幸福を妨げるリハものはすべて取り除いてください。

皆さんはすばらしい若い男性,そして女性です。自分の無限の可能性を認識してください。主が期待されているような指導者となり,模範となってください。若い男性の皆さん,史上最高の宣教師世代に加わってください。ふさわしい若人は,神殿の儀式を受け,永遠の家族を築く準備をしてください。神は皆さんを愛しておられます。神の助けを求めるとき,神は皆さんが義にかなった目標を果たせるよう導いてくださいます。イエス・キリストの御名により,アーメン。