2000–2009
教会の現状
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教会の現状

これは始まりにすぎません。まだほんの少し表面をなでたにすぎないのです。わたしたちが携わっている業は全世界の男女を対像としています。

愛する全世界の兄弟姉妹、贖あがない主の御名みなによって、皆さんを歓迎するあいさつの言葉を申し上げます。わたしたちの愛をお伝えし,祝福をお送りします。主の業を前進させるために皆さんが行っておられることを心から称賛します。

この業の発展と影響について再び静かに思い巡らしています。1830年4月6日,ピーター・ホイットマーの家でわずかな数の人々が出席して開かれた集会に思いをはせています。ここで教会が組織され,ここから現在に至るまでの長い歩みが始まったのです。

聖徒は弾圧と迫害を堪え忍んできました。追放され,ありとあらゆる災いを被ってきました。こうした歴史をくぐりぬけた後に,わたしたちは輝かしい今日きょうを迎えています。

主はこの業を始めるに当たって次のように宣言されました。「聴きなさい,おお,わたしの教会の人々よ。高い所に住み,その目がすべての人のうえにある者の声は言う。まことにわたしは言う。遠くの民よ,聴きなさい。海の島々にいる者よ,ともに耳を傾けなさい。

まことに,主の声はすべての人に及び,逃れる者は一人もいない。目として見ないものはなく,耳として聞かないものはなく,心として貫かれないものもない。

また,警告の声は,この終わりの時にわたしが選んだ弟子たちの口を通して,すべての民に及ぶ。

彼らは出て行き,彼らをとどめる者はいない。主なるわたしが彼らに命じたからである。」(教義と聖約1:1-2,4-5)間違いなく,わたしたちは世の人々に対して責任があります。そして,その責任を果たすわたしたちが前進を続けていることも確かです。

どこに住んでいるかを問わず,教会のほとんどの会員は今日わたしがこうして話していることを聞くことができます。これは奇跡です。教会の初期の時代に,これほどすばらしい機会に恵まれた時代が来ると想像できた人が,はたしていたでしょうか。

現在,合衆国とカナダの全州には力を備えた会員たちがいます。メキシコの全州,中央アメリカの各国,南アメリカの各国にも同じように力を備えた会員たちがいます。オーストラリア,ニュージーランド,太平洋諸島にも力を備えた聖徒たちがいます。教会は東洋の国々でもしっかりと根を下ろしています。西ヨーロッパのすべての国,東ヨーロッパのほとんどの国で十分に定着しており,アフリカでもしっかりとした基盤ができています。

教会のプログラムが道徳的にすばらしいことや,それらがもたらす非常によい結果が,世の中で認められつつあります。

最近,カリフォルニアの新聞に次のような論評が掲載されました。「白のワイシャツを着て,バックパックを背負い,自転車に乗っている青年たちがいたら,モルモン書を持っているかどうか確かめるまでもなく,彼らが何者かは一目瞭然りょうぜんだ。

彼らは皆,良い意味で「型にはまって』いる。

この大勢の若者たちその正体は,全世界で伝道する末日聖徒イエス・キリスト教会の青年宣教師であるは,伝道期間中,厳しい規則の下で生活している。

2年間にわたって,週に60時間,聖職者として過ごし,祈り,研究し,福音について教えている。この福音こそ,彼らが家族や友人,快適なふるさとを離れて宣教師になった理由である。

愛する人たちとの接触は,手紙と1年に2回の電話に制限されている。

生活は質素である。借家やアパートに同僚の宣教師とともに住み,朝6時に起床して勉強,その日の働きの導きを求めて祈り,日が暮れてもまだ働き続ける。

宣教師としての生活は,犠牲であると同時に,この上なく『楽しい』ものであると彼らは言う。」(プリシラ・ノーダイク・ローデン,“Answering the Call,”San Bernardino County Sun, 2003年8月26日付,pBl)

現在120か国以上で働いている宣教師についても,この記事と同じことが言えます。

約6万人にも上る宣教師が,時間をささげ,全世界で証あかしを述べているのです。しかもそのほとんどが青年です。何という奇跡でしょう。

わたしは最近,解任されて故郷に戻るのを翌日に控えた宣教師たちに会いました。彼らの出身地は様々でした。モンゴル出身の人もいれば,マダガスカルから来た人もいます。皆,清潔で,はつらつとして,熱意にあふれていました。その姿は,教会と伝道部長と同僚を愛していることを物語っていました。この独特な,すばらしい伝道プログラムは,まさに奇跡としか言いようがありません。

教会のほかのプログラムについても同じことが言えます。

最近,教会を称賛する記事が新聞に載りました。アフリカの子供たちに,はしかの予防接種を受けさせるため,教会が300万ドルを寄付したことについてです。この寄付金は什分じゅうぶんの一を充てたものではありません。忠実な会員たちが教会の人道的支援活動に寄せてくださった基金から出したものです。教会はアメリカ赤十字社,国連基金,疾病管理予防センター,国連児童基金,世界保健機関,汎米保健機構と協力し,今後5年間で2億人の子供たちに予防接種を受けさせ,これまではしかによって失われていた120万の幼い命を救おうとしています。教会の寄付金だけで300万人の子供たちにワクチンを投与することができます。

何とすばらしいことでしょう。教会の一つ一つの人道支援プ白グラムも同様の成果を上げています。

さて,もう一つ別のことについてお話しします。

2001年3月に,教会は,経済的に豊かとは言えず,選択肢の限られた国に住む帰還宣教師やヤングアダルトに,よりよい就職の機会を与えたいという願いから,彼らの教育および技能修得を支援する計画を発表しました。

わたしたちはこの事業を,19世紀の永代移住基金に倣ならって永代教育基金と名付け,献金してくださる方を募りました。この事業の現状についてご報告します。

融資の要請は増えていますが,皆さんの惜しみない献金によって対応できる状態を保っています。今日まで,教会はラテンアメリカ,アジア,アフリカ,その他の地域において,若い男女約1万人への融資を実施してきました。これらの青年たちは,ほかの人々も同じ機会を得られるように,返済することを約束しています。

すでに多くの人が学業や職業訓練を終えて,その実を味わっています。現在までに,約600人の若い男女が訓練を終えています。ほとんどの人は良い就職先を見つけています。今後数か月のうちに,さらに多くの人が訓練を終えて,それぞれの地域で貴重な労働力となっていくことでしょう。彼らは社会で成功し,子供たちを育て,教会のために奉仕するようになることでしょう。これらの目標を達成した人がすでにたくさんいます。

例を挙げると,バトリックはジャマイカで永代教育基金の支援を受けて学業を終えた最初の学生でした。経営学の基本的な訓練を受けたことにより,国営空港に就職できました。賃金がよいだけでなく,将来も約束されています。彼はすぐに融資を返済し始めました。

フラビアは南アメリカの貧しい地域に住む姉妹です。訓練を受ける機会も資金もなく,定職に就くことができませんでした。彼女は永代教育基金の支援によってコンピューターを操作する訓練を受けました。訓練を綿えると,末日聖徒雇用サービスの助けによってすばらしい会社に就職することができました。フラビァはこのように報告レています。「現在わたしは,〔高性能の〕コンピューターシステムを駆使し,レシフェで最も大きな病院の財務コンサルタントを任されています。わたしは社内でこの財務システムを開発した技術班にいたのです。」

このような事例は倍増することでしょう。この事業が順調に進んでおり,経験を重ねながら発展していると報告でき,うれしく思います。すでに融資の返済が始まっているということにも勇気づけられます。もう一度,永代教育基金に寄せてくださる皆さんの惜しみない献金,関心そして祈りに感謝をお伝えしたいと思います。

かつて「大英帝国に太陽は沈まない」と言われた時代がありました。しかしその帝国も今や同じ姿を保ってはいません。しかし,主の業においては,まさに太陽は沈むことはありません。主の業は,常に全世界の人々の生活に活力を与えているからです。

そしてこれは始まりにすぎません。まだほんの少し表面をなでたにすぎないのです。わたしたちが携わっている業は全世界の男女を対象としています。この業に国境はありません。主の御心みこころのままにこの業は続くのです。現在門戸を閉ざしている国々も,いつか開く時が来るでしょう。それがわたしの信仰です。それがわたしの信念であり,証です。

人手によらずに山から切り出された小石は,全地に満ちるまで転がり進んでいます(ダニエル2:31-45;教義と聖約65:2参照)。

この偉大な大会に集まっているあらゆる地に住む末日聖徒に,神の祝福があるようにと申し上げます。信仰を持ち続け,聖約に忠実であってください。福音の光の中を歩んでください。地上に神の王国を築いてください。

教会はすばらしい状態にあり,さらによいものとなることができますし,事実そのようになるでしょう。教会は発展し,強くなるでしょう。

わたしたちはごく普通の人間ですが,わたしたちが携わっている業はまったく並外れたものです。わたしたち男性は生ける神の神権を持っています。前を歩んだ人々は驚くべきことを成し遂げました。未来の姿を想像することもできないようなこの偉大な業を続けていく機会と責任がわたしたちにあります。

兄弟姉妹,皆さんの信仰と忠実さに感謝しています。この全能者の業に寄せてくださる愛に感謝しています。わたしたちはこの世に生きており,この世で働いています。けれども,主の業を進め,地上に主の王国を築くために,世を超越しなければなりません。さて,神の子供として,実の兄弟姉妹である皆さんとともに,これから偉大な世界大会に参加しましょう。

これから2日間にわたって,多くの中央幹部と役員から話を聞きますが,だれにも話のテーマは与えられていません。けれども彼ら・一人一人が,耳を傾けるすべての人を助け,霊感を与え,高めることを話せるように主に願い求めてきました。

天の祝福がありますように。皆さんが信奉する偉大で栄光に満ちた大義に誠実であり,忠実でありますように,へりくだり,贖い主,主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。

さて,ここで特別に,デビッド・B・ヘイト兄弟に説教壇に来ていただきましょう。さあ,年老いた兵士が来てくださいました。ヘイト長老は現在97歳です。この神権時代が始まって以来,どの使徒よりも長く生きています。ヘイト兄弟は最近病気になり,いささか参っているようです。しかし,今朝ここに来て皆さんに手を振りたいそうです。皆さんへの深い感謝と皆さんへの大きな愛を込めて手を振りたいと望んでいます。彼に伝えたいことがあります。「愛する友よ,神の祝福と癒しがありますように。わたしたちはあなたを愛しています。あなたを支持しあなたのために祈っています。愛するヘイト兄弟,あなたのうえに天の祝福がとどまりますように。ありがとうございました。」

ヘイト長老:「ありがとうございます。」

ヒンクレー大管長:「皆さんに手を振りたいですか。」

ヘイト長老:「はい,ぜひとも。わたしは今,手を振っています。ありがとう。

ありがとう。皆さんとともにいられてとてもうれしいです。」

ヒンクレー大管長:「ありがとうございます。」

ヘイト長老:「ありがとうございます。」

ヒンクレー大管長:「では,もう休んでいただきましょう。ヘイト長老はテレビで大会を御覧になります。主の軍勢の中で,とても立派な兵士です。ほんとうにありがとうございました,ヘイト兄弟。」