2000–2009
主との聖約
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主との聖約

姉妹の輪はあらゆる年齢や背景の人を結んでいます。交わした聖約によって結びついていいるです。

愛する姉妹の皆さん,時がたつのは速いもので,末日聖徒イエス・キリスト教会の扶助協会の姉妹としてまた集うことができました。これはすばらしいことです。わたしたちはどのような状況にあっても,祝福された女性です。主の業を行うと,天の御父と聖約しました。そしてまさにそのとおりに行っています。マリヤとマルタのように,主の足もとに座り,「良い方を選んだ」1のです。キリストを選び,扶助協会を選んだ

のです。

わたしたち女性は扶助協会がどういうものであるか完全に理解しているでしょうか。ジョセフ・スミスはエライザ・R・スノーが書いた規約の原案を読み,最高の文章であると言いましたが,「それ以上によいもの」を思い描きました。預言者ジョセフは「姉妹たちを神権の下に神権の形かぎ態に倣ならって組織」しました。2 そして「鍵を回し」3,「ノーブー女性扶助協会」を設立しました。そして,教会はこの瞬間に初めて完全な組織となったと言ったのです。4姉妹の皆さん,この言葉を理解することが肝要です。扶助協会は神により,預言者を通して,そして神権の権能の力により設立されました。扶助協会が存在することは,教会の組織に必要なことです。家族をキリストのみもとに連れて行こうと努力する男性と女性は,それぞれ神権定員会と扶助協会という組織にあって,ともに協力し合います。わたしたち女性は,教会における自分たちの役割が男性の役割より劣っているなどと決して考えるべきではありません。義にかなった女性として神権を尊びつつ,女性としての自らの神聖な召しを担い続ける必要があります。

救い主とともにいるマルタとマリヤの絵をじっくりと見ているうちに,二人が先輩のように思えてきました。そして二人とも「数々のよい働きや施しをしていた」5女性だったのではないかと考えるようになりました。この二人をはじめ,キリストの弟子であった忠実な女性は皆,ともに集い,王国を築くうえでの自分たちの役割を学んでいたと想像してみると,うれしくなります。皆わたしたちと同じく,聖約の女性でした。キリストに心を尽くして仕えると決意していました。扶助協会が組織されたときも,仕え合い,愛し合い,助け合うという女性の天与の召しと望みから,扶助協会は発展していきました。主の業において神権の儀式や導きが必要なように,わたしたちの奉仕も必要とされています。

この大切な業を達成するために,わたしたちは聖約の女性,つまり主と神聖な約束を交わした女性になることを選びました。神殿の祝福を受けた女性は,主の王国を築き上げるために時間と才能を奉献すると約束しました。この聖約を通して,様々な役割を受けて教会で奉仕することができるのです。

わたしは20年前に,ワードで若い女性の会長に召されました。当時わたしの髪は茶色く,体は,そうですね,もう少し柔らかかったはずです。その後何年もたって,別のワードで再び同じ召しを受けました。わたしは自分が再利用してもらえたので,うれしく思いました。主がわたしを必要としておられるのであればどんな責任でも果たすという,主との聖約を新たにする機会となりました。しかしこのとき髪はすでに白髪交じり(と言うより,ほとんど白髪)で,前かがみでひざを曲げずにつま先に触ることがとてもきつく,それくらい体が硬くなっていました。しかし自分が年を取りすぎるそうめいているからといって,忠実で聡明そうめいで快活な,すばらしい若い女性たちと交わることの恩恵をもう受けられないとは思いませんでした。こう考えたいと思いました。自分は少女たちに役立つ知恵を以前よりもう少し蓄えていて,彼女たちに役立てることができ,福音に対する証あかしもより強まっていると。しかしこのときもまた,彼女たちがわたしから学んだのと同じくらい,わたしも彼女たちから学んだのです。姉妹の輪はあらゆる年齢や背景の人を結んでいます。交わした聖約によって結びついているのです。

忘れないでください。聖約が無効になることなどありません。人生のどの時期にあっても仕え合うことができます。最近聞いた話です。若い母親が壇上に座っていたのですが,子供が騒いで困っていました。ご主人は監督会の責任を受けています。すると,年配の女性がその子をひざに乗せ,静かにさせてくれました。このような小さな行いが神の王国を築くことになるのです。それがわたしたちの仕事です。そしてそれが扶助協会の姉妹としての姿です。扶助協会会長の責任であれ,初等協会の教師の責任であれ,あるいは若い女性キャンプ指導者であれ,それぞれが扶助協会の姉妹として神聖な責任を果たしているのです。年配の隣人の様子を知ろうと連絡を取ったり,若い母親を励まし助けたり,ほかの家族のことを祈ったりするとき,聖約を守っていることになるのです。

最近わたしたち会長会は教会のある指導者と会いました。その指導者は扶助協会や神権会が,「姉妹たちまたは兄弟たち,今大変なんです。助けてくださいませんか」と互いに言える場であってほしいと話しました。わたしはそのような扶助協会に出席したことがあります。姉妹たちが証を述べ,ある姉妹が寂しさを語ってくれた日曜日の朝を,わたしは決して忘れないでしょう。その姉妹はかつて夫に裏切られ,離婚し,その結果少ない収入で子供を育てるという経済上の困難を経験しました。そして子供が巣立った今,孤独を味わっていたのです。話を聞くうちに温かい雰囲気に包まれ,強い御霊みたまを感じました。そして姉妹たちは彼女を囲んで,最善のことをしました。つまり愛を示したのです。その日,扶助協会の部屋は神聖な場所となっていました。そしてすべての姉妹にとって理想の扶助協会の部屋になっていたのです。

すべての姉妹を輪に入れることがとても大切です。初等協会や若い女性で奉仕している姉妹たちを忘れないようにしましょう。彼女たちには,見守ってくれる忠実な訪問教師が必要であり,よく計画され,参加しやすい「家庭,家族,個人を豊かにする集会」が必要です。扶助協会にはわたしのように年を重ねてきている人も大勢います。わたしと同世代,または先輩の姉妹の皆さん,ぜひ「再利用」してもらいましょう。主は皆さんの働きを必要としておられ,わたしたちも皆さんを必要としています。

若い女性から扶助協会に移行することが難しいと感じているある若い姉妹を知っています。とても忠実で信仰も強いのですが,今は孤独を味わっています。どうしてそのようなことがあるのでしょうか。もしまことの姉妹同士であるならば,お互いの必要を分かり合えるのではないでしょうか。この青年期には,単に,少女から成人の女性へと移行するのではなく,姉妹の強いきずなの中で自然な段階を踏んで移行すべきです。このような若い女性はワードの中にたくさんいます。彼女たちを見いだし,愛を示し,姉妹の輪の中に連れて来てください。また,若い姉妹の皆さんにも申し上げます。輪に加わり,妨妹たちを知る自分なりの努力をするまでは,扶助協会がどのようなところか分かったつもりにならないでください。若い女性から扶助協会に移ることは,あるクラスから別のクラスへと変わることではありません。主に仕えるうえで,また主の業を行ううえで,より重要な役割を果たす機会となるのです。

姉妹の皆さん,扶助協会は社交クラブではありません。とはいえ,姉妹の輪から深い友情が生まれるのです。若い女性がわたしたちを「日曜日に集まるおばさんたち」と呼ぶのを耳にしたことがありますが,そうではありません。わたしたちには発揮できる力があります。その力は神から神の目的を達成するために与えられたものです。扶助協会は世界最大の女性の組織です。主から頂いた知識と霊感をもって地域社会と接していくなら,わたしたちの知恵や助言を必要とする世の中を導くうえで貢献することができます。それは,預言者ジョセフが期待していたことです。そして今日こんにちヒンクレー大管長もそのように期待しています。

責任の大きさに圧倒されるかもしれませんが,最近バプテスマを受けたわたしの孫が,聖約は双方向の約束であることをすかさず話してくれるでしょう。聖文にあるように「多く与えられる者からは多く求められ」6ることは周知の事実です。しかしこのことも忘れないでください。多くを求められる者にはまた,多く与えられるのです。神と聖約を交わし,その聖約を守ると,あらゆることが可能になります。主の業を行うのに必要なものはすべて与えられます。

愛する姉妹の皆さん,聖約の女性としてキリストに忠実になり,そして主の娘であるわたしたちのための主の組織に忠実になると,今晩再び決心するようにお勧めします。良い方を選んでください。キリストに従うことを選んでください。扶助協会を選んでください。イエス・キリストの御名みなによって,アーメン。