だい57しょう
1:52
わるい人びと,ステパノをころす
ユダヤ人のしどうしゃの多くは,イエスさまが死んだらきせきがおこらなくなるとおもっていました。しかし,しとたちもきせきをおこなったので,大ぜいの人びとがイエス・キリストをしんじて教会に入りました。
そのため,たくさんのユダヤ人しどうしゃははらを立てました。そして,ペテロとヨハネをろうやに入れました。ヘロデ・アグリッパ王はしとのヤコブをころさせました。
しとたちは教会をみちびくのをたすける7人の人をめしました。一人はステパノという正しい人でした。ステパノはたくさんの人びとにふくいんを教えました。すると,わるい人びとがうそをついて,ステパノはユダヤ人のりっぽうをまもらないように教えていたと言いました。そしてユダヤ人しどうしゃにさいばんをしてもらおうとつれて行きました。
ステパノはしどうしゃたちに言いました。「あなたがたはわるい人びとです。神のおん子イエス・キリストをころしたからです。」
ステパノが天を見上げると,天のお父さまとイエス・キリストが見えました。そのことをユダヤ人しどうしゃに言うと,しどうしゃたちはとてもおこりました。
しどうしゃたちは,石をなげつけてころすために,ステパノを町からつれ出しました。そして,うわぎをぬいで,サウロというわかものの足もとにおきました。しぬ前,ステパノは自分のれいを天にうけ入れてくださるように神さまにおねがいしました。また,自分をころす人びとをゆるしてくださるようにいのりました。そしてステパノは死にました。