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第22課 教師用資料—義をもって子供を育てる


「第22課 教師用資料—義をもって子供を育てる」『永遠の家族 教師用資料』

「第22課 教師用資料」『永遠の家族 教師用資料』

第22課 教師用資料

義をもって子供を育てる

「両親には,愛と義をもって子供たちを育て〔る〕……神聖な義務があります。」(「家族—世界への宣言ChurchofJesusChrist.org)本課は,自分の子供たちが救い主と主の福音について学ぶのを助けるために何ができるかを生徒が理解するうえで役立ちます。また,生徒は福音の道からそれてしまっている自分の愛する人々を助ける方法を探求します。

教えるための提案

教え方と学び方を改善する

教科課程の活用各レッスンを準備する際,教師用資料と準備資料の両方を祈りながら見直します。そうするときに,生徒の必要に合わせたレッスンができるよう聖霊が助けてくださいます。教えるための提案をすべて使うか,それとも一部だけ使うかは教師が決めることができます。あるいは,レッスンの幾つかの部分を要約し,提案されている教え方を生徒の必要と状況に合わせることもできます。

主は両親に,子供たちを光と真理の中で育てるように命じておられる

レッスンの冒頭で,現代において子供たちを霊的に強くあるように育てることを困難にしている影響力について生徒に考えてもらうとよいでしょう。数人の生徒に自分たちの考えを述べてもらいます。

生徒に教義と聖約68:25,28および93:40を読み返し,天の御父が両親に期待しておられることについて,自分の言葉で一文で要約して書いてもらいます。数人の生徒に,書いたことを発表してもらいます。生徒がまとめたものを発表した後,「家族の宣言」から次の真理を提示します:「両親には義をもって子供を育てる神聖な義務があります。」

  • 両親が子供にとって「最も重要な教師および模範」となるのはなぜ大切でしょうか。(タッド・R・カリスター「親—子供にとって最も重要な福音の教師」『リアホナ』2014年11月号,32)(生徒に,準備資料のセクション1にあるタッド・R・カリスター会長ジョイ・D・ジョーンズ会長 の言葉を見直してもらうとよいでしょう。)

  • サタンはどのようにして,両親の気持ちをこの神聖な義務から逸らせようとするでしょうか。(十二使徒定員会のM・ラッセル・バラード会長による記事「親の神聖な責任」〔『リアホナ』2006年3月号,10-17〕の中の「悪魔は家族を攻撃している」の項の最後の2段落に列挙されている方法を幾つか述べるとよいでしょう。)

  • 家族の祈り,家族の聖文の研究,家庭の夕べをうまく一貫して行うために家族として何ができるでしょうか。

準備資料のセクション1にあるチェリル・A・エスプリン姉妹の言葉を一緒に読み返してください。

  • 両親は「教義が子供の心にしみ込み,人格の一部にな〔る〕」ように,子供をどのように助けることができるでしょうか。(「子供が理解するように教える」『リアホナ』2012年5月号,10)両親は子供が聖霊を感じ,聖霊から学ぶことができるよう,どのように子供を助けることができるでしょうか。(ここでの話し合いの一部として,準備資料の「さらに深く知る」セクションにあるビデオ「福音の音楽」〔5:41〕を見せて話し合うとよいでしょう。)

  • 親や親のような人は,これまであなたが救い主を知り,従うようになるうえで,言葉または模範によってどのように助けてくれましたか。(準備資料のセクション2にある2ニーファイ25:26ニール・L・アンダーセン長老ジョイ・D・ジョーンズ会長の言葉をともに見直すとよいでしょう。)

生徒たちに,準備資料のセクション2にある「自分の考えを記録する」の回答として書いた内容を見直してもらいます。自分が書いた話を快く分かち合ってくれる数人の生徒に,書いたことを分かち合ってもらいます。クラスでこれまで感じた思いや印象がさらにあれば記録するよう,生徒に勧めます。

わたしたちは福音の道から離れている家族の人を愛し,その人のために祈るべきである

自分の子供の一人が福音の道から離れることを選んだ場合どのような気持ちになるか,生徒に考えてもらいます。可能であれば,モルモン書ビデオ「リーハイ,木の実を食べるように自分の家族を招く (1ニーファイ8:12-18)」(3:30)を見せます。(ビデオを見せることができない場合,絵を見せ,1ニーファイ8:12-18をともに読みます。)リーハイが家族に命の木の実を食べるよう招いたことに対して,家族はそれぞれ異なる反応を示しました。これについてリーハイがどのように感じた生徒に考えてもらいます。数人の生徒に自分たちの考えを述べてもらいます。

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リーハイと命の木の実
  • 聖典には,子供が福音の道からそれてしまった,義にかなった親の例としてほかにどのようなものがあるでしょうか。これらの親の対応から,あなたは,道をそれている家族の一員に対する対応においてあなたにとって導きとなる,どのようなことを学ぶことができますか。

準備資料のセクション3にあるウリセス・ソアレス長老の言葉をともに読み直してください。

  • 家族の一員が福音の道からそれた際の対応方法について,ウリセス長老からどのようなことを学ぶことができるでしょうか。(生徒は次のような原則を見つけるはずです:家族の一員が福音の道からそれた場合,わたしたちはその人を引き続き愛し,その人のために祈り,主の助けを求めるべきである。

  • これまでどのようなときに家族がソアレス長老の教えを応用するのを目にしてきましたか。その行いはどのような効果をもたらしましたか。

大管長会のヘンリー・B・アイリング管長の次の言葉を読むとよいでしょう:

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ヘンリー・B・アイリング管長

そのような永遠の喜びは,何かぼんやりとした,淡い希望のようなものであると思っている人もいます。永遠の命を受ける資格を失ってしまうと思われるような選択をした親,子供,兄弟,姉妹がいるかもしれません。……

神の預言者がかつてある勧告をしてくれたことがあり,わたしはそれによって平安を得ています。わたしは,他の人の選択によって,わたしたち家族が永遠に一緒にいられなくなるのではないかと心配していました。預言者はこう言いました。「そのような心配は無用です。自らが日の栄えの王国にふさわしく生活するだけでよいのです。そうすれば,家族の置かれる状況は,あなたの想像以上にすばらしいものとなるでしょう。」(「永遠の家族の愛にあずかる希望」『リアホナ』2016年8月号,4,5)

  • この教えは,自分の愛する人々が福音の道からそれてしまっている人々にとってどのように希望と慰めを与えてくれるでしょうか。

わたしたちが義をもって子供を育てる努力をするとき,主は喜んでわたしたちを助けてくださることを証してレッスンを終えるとよいでしょう。

次回に向けて

次のアンダーセン長老の言葉を提示するとよいでしょう:

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ニール・L・アンダーセン長老

年齢を問わず,自身の現状が家族の宣言の内容に必ずしもそぐわなくても,イエス・キリストの福音を忠実に守っている人々が大勢います。(「信仰の目」『リアホナ』2019年5月号,36)

生徒が次のレッスンの資料を研究する際,自分たちが知っている家族や個人で,家族の現状が望んでいたものではないかもしれない人々にとって祝福となりうる教えを見つけるように生徒に勧めます。