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第2課 クラス用準備資料—永遠の家族の教義を宣言するという預言者の役割


「第2課 クラス用準備資料—永遠の家族の教義を宣言するという預言者の役割」『永遠の家族 教師用資料』

「第2課 クラス用準備資料」『永遠の家族 教師用資料』

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古代の石の見張り塔の上の見張り人

第2課 クラス用準備資料

永遠の家族の教義を宣言するという預言者の役割

わたしたちは恵まれて,わたしたちを導いて守るために,主が再び生ける預言者を召されている時代に生きています。主の預言者たちは,あなたが永遠の家族の教義を理解できるよう,どのように助けてきてくれましたか。この課を学ぶ際,生ける預言者に対するさらに強い証を得,生活の中で預言者の言葉にもっと頼るにはどうすればよいか考えてください。

セクション1

神の愛は預言者の勧告にどのように示されるでしょうか。

主はエゼキエルを預言者に召されたときに,エゼキエルの新たな役割を見張り人のそれにたとえられました。古代,見張り人は壁の上か塔に立って,町やぶどう園や畑を守るのを助けました(「塔の見張り人」『リアホナ』2016年4月号,38参照)。見張り人の高い視点は,ほかの人に見えないものを見て,近づく危険について時宜を得た警告を発することを可能にしました。

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エゼキエル3:17-19を読み,主の預言者が塔の見張り人とどのような点で似ているか考えます。

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塔の見張り人

預言者は,わたしたちが神の永遠の視点で物事を見られるように助けてくれます。神は預言者を聖見者として祝福し,霊的な目という神聖な賜物を授けられます。預言者は「過去のことも将来のことも知る」ことができます(モーサヤ8:1715-16節も参照)。主は,わたしたちを霊的,物理的な危険から守ることのできる位置に預言者を定められています。

ラッセル・M・ネルソン大管長は,主の見張り人の動機と責任について以下のように教えています。

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ラッセル・M・ネルソン大管長

主の一人一人の使徒は,神の子供,とりわけ苦難の中にある神の子供に対する天の御父の愛を目にし,感じることのできる立場にあります。

わたしたちは教会の指導者として,神の律法を堅く守り,救い主の教義を擁護し,この時代の社会の様々な圧力に抵抗していることに対し,批判を受けることがあります。しかし,聖任された使徒としてのわたしたちの務めは,「全世界に出て行って,すべての造られたものに〔主の〕福音を宣べ伝える」ことです(教義と聖約18:28)。つまり,わたしたちは真理を教えるよう命じられているのです。

そうする際,日の光栄における昇栄のために御父が定められた要件を教えるときに,配慮が欠けているという非難を受けることがあります。しかし,真理を告げないこと—神が啓示された事柄を教えないことは,それよりもはるかに配慮が欠けてはいないでしょうか。

わたしたちが神の真理を宣言するのは,神のすべての子供たちについて深く気にかけているからにほかならないからです。わたしたちは,人々が聞きたいことばかり語るわけではありません。預言者が大衆の人気を得ることは稀ですが,わたしたちは常に真理を教えます!(The Love and Laws of God” [Brigham Young University devotional, Sept. 17, 2019], 3, speeches.byu.edu

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生ける預言者の警告,誤りを正す言葉,勧告からどのように神の愛を感じたことがありますか。

セクション2

家族の宣言はどのような点で,主の預言者が今日,見張り人の役割を果たしているという証拠になっているでしょうか。

1995年9月23日の中央扶助協会集会においてゴードン・B・ヒンクレー大管長が「家族—世界への宣言」を提示しました。その前に,ヒンクレー大管長は大管長会と十二使徒定員会がこの宣言を発表する必要があると感じた理由について説明しました。

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ゴードン・B・ヒンクレー大管長

真理という仮面をかぶった詭弁があふれており,倫理基準や価値観に対する欺瞞が後を絶たず,じわじわと世の汚れに染めていこうとする誘惑があまりにも多いからです。このことを踏まえて,わたしたち大管長会と十二使徒評議会は,教会員並びに一般の方々に向けて一つの宣言を発表いたします。これは,わたしたちの教会の預言者,聖見者,啓示者が歴史を通じて繰り返し述べてきた,家族にかかわる標準と教義とその運用についての宣言を再確認するものです。(「世の策略に対抗して立つ」『聖徒の道』1996年1月号,113)

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額に入った家族写真と家族の宣言

ネルソン大管長の略歴からの以下の抜粋は,主が使徒たちに何を見させて下さったかと,それが家族の宣言の誕生に至ったこととを述べています。

1994年のある日,十二使徒定員会は,ソルトレーク神殿の十二使徒定員会評議会室で一日中,家族を取り巻く問題について話し合っていました。ますます蔓延するポルノグラフィーから,様々な反家族的法律の制定の恐れに至るまで,あらゆることについて,十二使徒は検討しました。これは新しい議題ではなかったのですが,その日はこの重要なテーマを中心にすべての議論が展開したのです。

十二使徒たちは教義と方針の両方を見直しました。変えることのできないものである教義と,変えることも可能である方針を検討しました。同性婚やトランスジェンダーの権利を認めさせようとする社会の圧力が強くなることなど,これから起こると見られる問題について話し合いました。「しかし,わたしたちに見えてきたのは,そのような問題にとどまりませんでした」とネルソン長老は説明しています。「様々な地域社会が性に関するあらゆる標準や制限を取り払おうとしている実態が,見えてきたのです。性別の混乱が起こるのが見えました。起こることのすべてが分かったのです。」

この長時間に及んだ話し合いからは,ある期間かけたその他の話し合いと合わせて,十二使徒が文書を作成するという結論が導き出されました。これは,家族に対する教会の立場を説明する宣言になるかもしれませんでした。それを作成して大管長会に提出し,検討してもらうことになったのです。(Sheri Dew, Insights from a Prophet’s Life: Russell M. Nelson (2019), 208.

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ヒンクレー大管長の言葉およびネルソン大管長についての話の中で,どのようなことが印象に残りましたか。家族の宣言を発表することは,塔の見張り人としての預言者の役割をどのように示しているでしょうか。

セクション3

どうすれば主の預言者の言葉を受け入れ,忠実に応じることができるでしょうか。

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総大会を視聴しながらメモを取る女性

故郷のナザレで,救い主は御自分が約束されたメシヤであると宣言したときに拒まれました。救い主は,たくさんの疑いにこたえてこのようにおっしゃいました。「預言者は,自分の郷里では歓迎されないものである。」(ルカ4:24

同様に,主の預言者を受け入れないことを選ぶ人たちがこの時代にもいます。時折,あなたも現代の預言者の勧告や教えを理解したり,従ったりするのが難しいと感じることがあるかもしれません。

末日聖徒イエス・キリスト教会が組織された日に,預言者ジョセフ・スミスは主から,主の教会の会員に対する戒めと約束を伴った啓示を受けました。

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教義と聖約21:4-6を読みましょう(これらの節は預言者ジョセフ・スミスに言及しており,さらに拡大して主の教会の現在の大管長にも当てはめられることに注意してください)。教会員が預言者の言葉をどのように受け入れるべきか,またそうするときにもたらされると主が約束されている祝福をどのように受けるかを見つけてください。(注:6節のshake(震わせる)」という言葉の一つの意味は,支えや容器から何かを取り除く,あるいは解放するということです〔Merriam-Webster.com Dictionary, “shake”参照〕。ですから,この節の一つの解釈は,主は「〔わたしたち〕のため……に天を震わせる」とき,啓示や祝福を解き放ち,主の生ける預言者に従う人々にそれらを注がれるということです。)

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賛意の表明をする会員

「忍耐と信仰を尽くして」(5節)預言者の口を通して語られる主の言葉を受け入れる,とはどういう意味か考えてください。そうするときに与えられると約束されている祝福についても考えてください。聖典には,預言者の言葉に対して忍耐と信仰を行使することを選んだ人々の話が無数に含まれています。次の聖句から一つ,または複数選択して研究します:

  • 1ニーファイ2:11-16(預言者リーハイに指示されたとおりにエルサレムを離れるニーファイ)

  • 列王上17:8-24(夫に先立たれたザレパテの女性が,飢饉のときに預言者エリヤから要求されたことに応じた話)

  • 列王下5:9-14(預言者エリシャに重い皮膚病を癒してもらいたいと願ったスリヤ人のナアマン)

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自分の考えを記録する

今読んだばかりの内容について考え,以下の質問の答えをノートかメモアプリに記録してください:

  1. 忍耐と信仰を尽くして預言者の言葉を受け入れようとする人の努力からどのようなことを学べますか。

  2. これらの状況において主の預言者の言葉を受け入れ,耳を傾けることが難しかったかもしれないのはなぜでしょうか。

  3. 今読んだ聖句に出てくる人に主がお求めになった事柄を通して,主についてどのようなことが分かりますか。

キャロル・F・マッコンキー姉妹は,中央若い女性会長会顧問を務めていたときに,次のように教えました。

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キャロル・F・マッコンキー姉妹

世の標準から見れば,預言者に従うのは不人気だったり,不適切だったり,あるいは社会的に受け入れられないことだったりするかもしれません。しかし,預言者に従うことは常に正しいのです。(「預言者の言葉に従って生活する」 『リアホナ』2014年11月号,78)

わたしたちは,自信をもって主の預言者に従うことができます。