子供に開会の祈りをさせる。
宿題を出していれば,その確認をする。先週どのように分かち合ったかを子供たちに話させる。
すべての人に親切にするのは易しいことではない。特にだれかに気分を害されたり,意地悪をされたときには難しい。
ほかの子に意地悪をされたときにどうしたらよいかと思案に暮れた女の子の話を教師自身の言葉で紹介する。子供たちに,この話をよく聞いて,女の子がどのようにこの間題を解決したかを考えさせる。
子供に閉会の祈りをさせる。
次の活動の中から自分のクラスに最も合うものを選ぶ。レッスンの一部として用いてもよいし,復習やまとめとして用いてもよい。詳しくは「教師へ」の『クラスの時間』の項を参照する。
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子供たちに紙と鉛筆またはクレヨンを渡し,どのようにして人に愛と親切を示すかを描かせる。それぞれの絵に「わたしはしんせつにします」と書く。
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「自分から始めよう」(『子供の歌集』83ページ)を歌うか歌詞を朗読する。
だれにでも しんせつ
だいじなこと
じぶんから はじめよう
ひとにしんせつ
親切にしようと思う人(家族,友達,クラスメートなど)を思い浮かべ,親切にする方法を考えさせる。自分たちに親切にしてくれる人に親切にするのではなく,自分たちと少し違った人に親切にすることが大切であることを説明する。
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「よいおくりもの」(『子供の歌』B-1)を一緒に歌うか歌詞を朗読する。
よいおくりもの
それは しんせつ
ひとにするとき
たのしい
歌うか朗読をした後で,子供たち一人一人の指か手首にひもか毛糸を結ぶ。このひもは人に親切にすることを思い起こさせてくれるしるしであることを説明し,初等協会の間中ひもをつけておくように提案する。