2010–2019
聖約を守ることは,わたしたちを守り,備え,強めます
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聖約を守ることは,わたしたちを守り,備え,強めます

わたしたちは聖約を交わし,神のみもとに戻るために現世の道を歩んでいる,あらゆる世代の女性です。

姉妹の皆さん,皆さんを愛しています。最近メキシコを訪問中に,わたしたちが今晩感じているような姉妹のきずなをかいまみました。これから言う情景を思い描いてみてください。ある日曜日の朝,初等協会の時間が終わり,子供たちと教師とともに,混雑する廊下に出ようとしていると,若い女性の教室のドアが開き,若い女性たちとその指導者が見えました。わたしたちは互いに手を差し出して,抱き合いました。子供たちにスカートをぎゅっとつかまれ,女性たちに囲まれていたわたしは,そのときの気持ちを伝えたいと思いました。

わたしはスペイン語が話せないので,思い浮かんだのは英語の言葉でした。わたしはその姉妹たち全員の顔を見詰めてこう言いました。「わたしたちは天父の娘です。天父はわたしたちを愛し,わたしたち も天父を愛しています。」皆すぐにスペイン語で一緒にその言葉を言い始めました。わたしたちは混み合う廊下で一緒に若い女性のテーマを暗唱したのです。「わたしたちは,いつでも,どのようなことについても,どのような所にいても神の証人になります。」

今晩,世界中の姉妹たちが,神の王国を守り,支えたいという望みを抱きながら,神の弟子として一堂に会しています。わたしたちは天父の娘です。わたしたちは聖約を交わし,神のみもとに戻るために現世の道を歩んでいる,あらゆる世代の女性です。聖約を守ることは,わたしたちを守り,備え,強めます。

今晩ここには,初等協会の年齢の少女も集っています。中には,バプテスマの儀式を通して,永遠の命に至る道の最初の一歩を踏み出したばかりの人もいるでしょう。

周りを見回してみてください。皆さんと同じように聖約を交わし,この道の先をどのように歩むべきかを教える用意のできている女性たちを見ると,将来は明るいことが分かるでしょう。

カンファレンスセンターや自宅,世界各地の集会所にいる,8歳,9歳,10歳,11歳の皆さん,立っていただけますか。中央女性集会へようこそ。まだ立っていてくださいね。皆さんに参加してほしいのです。わたしがこれから初等協会の歌をハミングします。どの曲か分かったら,一緒に歌ってくれますか。みんなに聞こえるように大きな声で歌ってください。

光の中進もう

いつも祈り,従い

正しい道選んで

光の道行こう

少女の皆さん,まだ立ったままですよ。12歳以上の皆さんは2番を歌ってください。

子供たちよ一緒に

主のみ言葉学ぼう

天へ戻れるように

光の道行こう1

とてもよかったです。どうぞ座ってください。ありがとうございます。

あらゆる年齢の女性であるわたしたちは,主の光の中を進みます。道はそれぞれ異なりますが,どの道も救い主の愛により照らされます。

わたしたちは,バプテスマの儀式と聖約により永遠の命に至る道の門に入り,聖霊の賜物を受けます。ロバート・D・ヘイルズ長老はこのように尋ねています。「〔わたしたち〕と〔わたしたち〕の子供たちは,バプテスマによって自分が永遠の変化を経験したことを理解しているでしょうか。」

ヘイルズ長老はさらにこのように説明しています。「バプテスマの聖約と聖霊の賜物について理解するなら,バプテスマによって人生が変わり,神の王国への完全な忠誠が確立されることでしょう。誘惑に遭うとき,耳を澄ませば,聖霊はわたしたちが救い主を覚え,神の戒めに従うと約束していることを思い出させてくださいます。」2

毎週聖餐の象徴を受けるとき,わたしたちはバプテスマの聖約を新たにします。デビッド・A・ベドナー長老はこのように述べています。「バプテスマの水の中に立つとき,わたしたちは神殿に心を向けます。聖餐を受けるときにも,神殿に心を向けます。神殿の神聖な儀式に携わり,主イエス・キリストの御名と権能を通して得られる最高の祝福を受ける準備として,救い主をいつも覚え,その戒めを守ることを誓います。」3

神殿の儀式は,イエス・キリストの贖いを通して得られる最も大いなる祝福をもたらします。それは,日の栄えに昇栄するために必要な儀式です。聖約を守ろうと努めるときに,自分が不完全で足りない者であるという気持ちは薄れ,神殿の儀式と聖約が意味を持つようになります。誰もが永遠の命に至る道を歩むよう招かれています。

わたしは,世界各地で出会った少女や若い女性,女性たちの強さに畏敬の念を抱いています。彼女たちはこの道にしっかりと足を据えています。これまでに出会った聖約の少女と聖約の女性の例を幾つか紹介しましょう。

わたしがアルゼンチン,ブエノスアイレスに住むルアナの家族を訪問した当時,ルアナは11歳でした。幼い頃の出来事が心の傷となり,ルアナは話すことができませんでした。何年もの間話せませんでした。わたしたちが話をしている間,ルアナは黙って座っていました。わたしは,彼女のささやき声だけでも聞きたいと思っていました。彼女はわたしをじっと見詰めていました。言葉を発しなくとも,その表情を見るだけで,ルアナの気持ちが感じられました。祈り終わると,わたしたちは立ち上がって帰ろうとしました。するとルアナは自分で描いた絵をわたしにくれました。それは,ゲツセマネの園のイエス・キリストの絵でした。そのとき,ルアナの証がはっきりと分かりました。ルアナはバプテスマを受けるときに「いつでも,どのようなこと についても,どのような所にいても」4神の証人になるという聖約を交わしました。ルアナは,イエス・キリストの贖いを理解しており,絵を描くことにより証をしたのです。贖いが持つ,人を強め能力を授ける力を通して,癒され,また話せるようになることを彼女は知っていたのでしょうか。3年前のその日以来,ルアナは話せるよう努力を重ねています。今では友人とともに若い女性に出席しています。バプテスマのときに交わした聖約に忠実に従い,救い主に対する証を今も伝えています。

世界中の青少年が神殿に関心を寄せています。ペルーのリマで,わたしはある父親とその3人の娘に神殿の入り口の外で出会いました。彼らの顔は輝いていました。2人の娘は大きな障がいを抱えており,車椅子に乗っていました。3人目の娘は,2人の姉妹の世話をしながら,家にあと2人姉妹がいると説明してくれました。その2人も車椅子を使っていて,14時間かけて神殿まで来ることができませんでした。この父親と娘たちにとって神殿は非常に大切だったので,その日4人が神殿に来たのです。そのうち2人は,死者のためにバプテスマを受けることのできる1人の姉妹がその神聖な儀式を行うのを,ただ見るためだけに来ました。ニーファイのように彼らは「主が……立てられた聖約を喜んで」5いました。

知り合いのある独身の女性は,毎週行われる聖餐の儀式と,そのときに交わされる「いつも御子の御霊を受けられる」6という神聖な約束を尊んでいます。御霊を常に伴侶とすることができるというこの約束は,この姉妹に時折押し寄せる寂しさを和らげてくれます。また,自分の才能と,主に仕えたいという望みを育むことに没頭する力を与えてくれます。彼女は,周りの全ての子供たちを愛することに大きな喜びを見いだしています。そして,完全な平安を求めるときには神殿に行きます。

最後に,90代の老齢の女性についてお話しします。彼女は子供や孫の成長や,ひ孫の誕生を目にしてきました。多くの人と同じように彼女は人生で悲しみや苦難,限りない喜びを経験してきました。彼女は,もし自分の生涯の物語を書き直すことができるとしたら,幾つかの章を省くだろうと話します。しかし,笑顔でこう言います。「もう少し長生きして,話の結末を見届けようと思うの。」彼女は,交わした聖約に絶えずしっかりとつかまっています。

ニーファイはこのように教えています。

「あなたがたがこの細くて狭い道に入ったならば,それですべて終わりであろうか。見よ,わたしはそうではないと言う。……

したがって,あなたがたはこれからもキリストを確固として信じ,完全な希望の輝きを持ち,神とすべての人を愛して力強く進まなければならない。そして,キ リストの言葉をよく味わいながら力強く進み,最後まで堪え忍ぶならば,見よ,御父は,『あなたがたは永遠の命を受ける』と言われる。」7

わたしたちは皆その道に立っています。今晩,光の中のその道を進むことについて歌いました。わたしたちはそれぞれ強い存在です。神がともにいてくだされば,無敵の存在になれます。

主はエマ・スミスに言われました。「心を高めて喜び,あなたが交わした聖約を固く守りなさい。」8

わたしたちは,聖約を守ることにより天の御父と救い主イエス・キリストの愛を感じることができることを,確かに喜んでいます。御二方が生きておられることを証します。イエス・キリストの御名により,アーメン。