2000–2009
結びの言葉
脚注
テーマ

結びの言葉

わたしは皆さんがもう少し頻繁に主の宮に参入できるよう願っています。

わたしたちはこの度も偉大な大会を経験してきました。実にすばらしい集会でした。これらの集会は何と大いなる目的を果たしていることでしょう。わたしたちは礼拝の精神のうちに,学びたいという望みをもって集まります。様々な国に住み,様々な言語を話し,異なる文化を持ち,外見さえ異なるわたしたちは,末日聖徒というこの大きな家族として結びつきを新たにします。そして皆一つであり,それぞれが天の御父の息子や娘であることを知るのです。

数分もすればこのソルトレーク・シティーにある大きなカンファレンスセンターは空になるでしょう。照明は落とされ,扉には鍵かぎがかけられるでしょう。この広い世界の各地にある何千もの集会所もそうでしょう。家路に就くわたしたちが,大いに高められていますように。信仰が強められていますように。決意が強められていますように。挫折ざせつ感や敗北感を抱いていた人は,人生に新しい勇気を得ていますように。道をそれ,無関心になっていた人は,悔い改めの精神を感じていますように。不親切だったり,あるいは人につらく当たったり,利己的であったりした人は,変わる決意をしていますように。信仰によって歩むすべての人が,その信仰を強められていますように。

東アジア地域では,今日きょうは月曜日です。西半球やヨーロッパ地域では,明日が月曜日です。家庭の夕べに定められている日です。その機会に両親が子供を集めて,この大会で聞いた事柄を幾つか話してくれたらと思います。さらに一部を書き留めて,思い巡らし,覚えておいてくれたならと願っています。

さて結びに当たって,もう一つ思い起こしてほしいことがあります。わたしは皆さんがもう少し頻繁に主の宮に参入できるよう願っています。最初の部会で話したように,わたしたちは神殿をこの民にとってより近いものとするために,知識の及ぶ限りのことを行ってきました。依然として長距離を旅しなければならない人が多くいますが,自分たちの地域に神殿の建つふさわしい時期が来るまでその努力を続けてくださるようお願いします。

ほとんどの神殿は今よりずっと多くの参入者があってもおかしくありません。この騒がしく,忙しく,競争の激しい世界にあって,主の御霊みたまによる聖きよめの力を経験できる聖なる宮があるのは何という特権でしょう。わたしたちの心には絶えず利己的な思いが押し寄せてきます。わたしたちはそれに打ち勝たなければならず,そのためには,主の宮に行って,そこで死の幕の向こう側にいる人のために身代わりを務めて仕えること以上に良い方法はありません。何とすばらしいことでしょう。ほとんどの場合,わたしたちは自分が身代わりをしている相手のことを知りません。感謝を期待していません。自分が提供するものを相手が受け入れるという保証はまったくありません。それでも行くのであり,その過程によってほかのいかなる努力を通じても得られないような状態に達するのです。文字どおりシオンの山の救う者となるのです。これはどういう意味でしょうか。贖あがない主がすべての人のために御自身の命を身代わりの犠牲として与え,それによって救い主になられたように,わたしたちも神殿で代理の働きを行うとき,わずかながら,幕の向こう側にいる人々を救う者となるのです。彼らは,地上にいる人々によって自分たちのために何かがなされないかぎり,前進できないからです。

ですから,兄弟姉妹,わたしは皆さんにこの祝福された特権をもっと十分に生かすようお勧めします。それによって皆さんの性質は精錬されるでしょう。わたしたちを覆っている利己心の殻がはがれ落ちるでしょう。生活に文字どおりに聖めの力がもたらされ,より善い男性やより善い女性になるでしょう。

大小を問わずすべての神殿には美しい日の栄えの部屋があります。この部屋は日の栄えの王国を表すために造られています。数年前にアリゾナ州メサ神殿が大規模に改装されて一般に公開されたとき,ある訪問者は日の栄えの部屋のことを神のリビングルームと表現しました。確かにそうかもしれません。白い衣服に身を包み,儀式の終わりに美しい日の栄えの部屋に座って深く考え,思いにふけり,黙って祈ることは,わたしたちに限られた比類ない特権です。

日の栄えの部屋では主の大いなる慈いつくしみについて考えることができます。御父がその子供たちに教えてくださっている偉大な「幸福の計画」について考えることができるのです。兄弟姉妹,皆さんに切にお願いします。それを行う力のあるうちに行ってください。年を取ると,体を動かすのがほんとうに難しくなるものです。いずれにせよ,神殿は実に大きな祝福なのです。

さて,兄弟姉妹,もう一度皆さんに愛をお伝えします。天が皆さんにほほえんでくださいますように。この業は真実です。決してそれを疑ってはなりません。永遠の父なる神は生きておられます。イエスはわたしたちの贖い主,主,生ける神の御子であられます。ジョセフは預言者でした。モルモン書は神から与えられたものです。そして,この業は,地上における神の神聖な御業みわざです。これからそれぞれの家路に向かうに当たり,わたしの証あかしと愛と祝福を皆さんに残します。「神よ,また逢うまで,汝なれを守りませ」とへりくだり祈ります。イエス・キリストの聖なる御名みなによって,アーメン。