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学習経験5—学習パターンを経験する
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学習経験5

学習パターンを経験する

概要

この学習経験は以下の概念を取り上げています。

  • 学習パターンを紹介する

  • 生徒が福音を心の中に取り入れるように助ける

  • 学習パターンを理解する

  • 福音研究における学習パターンを応用する

重要な概念

末日の預言者や使徒たちは,宗教教育セミナリーとインスティテュートの教師たちに,生徒が聖文と預言者の言葉の中にある福音の教義と原則を見つけ,理解し,応用するよう教える責任を与えています。大管長会のJ・ルーベン・クラーク・ジュニア管長(1871-1961年)は次のように教えました。

「皆さんは自らの権威の拠り所として,教会の標準聖典と,この末日に主の民を導くように神より召された人々の教えとを使って,この福音を教えなければなりません。」(『教育に関する教会の指針』改訂版,12-13)

学習パターンを紹介する

生徒が聖典や預言者の言葉の中にあるイエス・キリストの福音を学ぶときに大切なのは,福音の教義と原則が生徒の心に深く染み込むことです。この過程を促すために,宗教教育セミナリーとインスティテュートは基本の学習パターンを強調しています。これにより,教師と生徒は自分たちの生活において福音の真理を見いだし,理解し,応用することができます・このパターンは以下のように構成されています。

  • 背景と内容を理解する

  • 教義と原則を見つける

  • 教義と原則を理解する

  • 教義と原則が真実であり重要であることを感じる

  • 教義と原則を応用する

あなたが福音学習でこれらの基本を理解し,使えば使うほど,生徒は実践することができるようになるでしょう。

この学習経験では,学習パターンの5つの基本の概要をお伝えします。それぞれの基本は,学習経験6-8でさらに詳しく説明します。

churchofjesuschrist.orgにあるビデオ“The Parable of the Gems”(「原石のたとえ』)(6:47)を視聴してください。ビデオを見ながら,「砂の中から原石を探して見つけるのと,聖典を研究し学ぶことはどのように比較できるだろうか」と自問してください。

ビデオを見た後で,学習帳または後で参照できるところに自分の気付きや印象を記録し,訓練指導者やグループと分かち合ってください。

たとえを学習パターンに応用する

原石のたとえは学習パターンの基本を理解するのに役立ちます。それぞれの基本についてさらに学べるよう以下の説明を読んでください。

背景と内容を理解する—

砂の中にある原石を探している若い女性は,聖典と預言者の言葉の中にある永遠の真理を探している学習者を象徴しています。砂は,話の筋,人々,日付など聖典や教えの詳細を表しています。原石を砂から選り分ける若い女性は,聖文の詳しい記述から教義,原則,そのほかの基本的真理を探し,選り分ける学習者のようです。この過程が背景と内容を理解するということです。

教義と原則を見つける—

砂の中に原石を見つけた若い女性は,聖典と預言者の言葉の中にある教義や原則を見いだす過程を象徴しています。砂の表面にある原石もあれば,深い所にある原石もあるように,聖典の幾つかの永遠の真理は容易に見いだせるものもあれば,見つけるのに努力が必要なものもあります。

教義と原則を理解する—

それぞれの原石を注意深く見ている若い女性は,教義や原則をさらに深く理解するために熱心に研究する学習者を表しています。

教義と原則が真実であり重要であることを感じる—

それぞれの原石の特徴や意義を実感している若い女性は,聖典と預言者の言葉の中にある教義と原則の真実性や重要性を感じる学習者と比較できます。

教義と原則を応用する—

若い女性の思いがそれぞれの原石の具体的な使い方に向いたように,御霊が心と思いに個人的な方向を与えるとき,学習者も教義と原則を自分に向けられたものとして捉え,応用する方法を考えるべきです。

福音研究で学習パターンを応用する

以下の言葉は,この学習パターンが実際に生徒たちが生活の中で福音の真理を見つけ,理解し,応用するのを助けている例です。

  • 「聖典がさらによく理解できるようになりました。どのように質問して答えを見つければよいか分かりました。今は真理を見つけて,どのように行動すればよいかもっとよく理解するために読んでいます。」

  • 「以前は自分で聖典を読んだことはなかったのですが,今は毎晩読む習慣をつけるようにしています。心に響き,すぐに心に深い影響を与える真理を見つけると本当に良い気持ちを感じます。」

  • 「以前はそんなに聖典を読んでいませんでした。よく分からなかったからです。でも今は,たくさん原則があって,答えを見い出すために探すことができると知っています。今年は,今までにないほど答えを求めてよく読みました。」

  • 「セミナリーによって何よりも聖典に対する愛と理解が深まりました。本当に多くの祈りが答えられました。救い主との関係が強められて,そのことに本当に感謝しています。これ以上素晴らしいことってないですよね。」

  • 「聖典の研究の仕方を本当によく学んだので,もうつまらないとは感じません。実際,天の御父のみもとに帰るためにどう生活するべきかについて,聖典を読んで深く考えたくなりました。」

  • 「読んでいるとときどき,愛と温かさに圧倒されるように感じるだけでなく,この書物の全てページが知識に満ちていると感じます。」

まとめと応用

覚えておくべき原則

  • セミナリーやインスティテュートの教師として,あなたは生徒に聖典と預言者の言葉にあるままの福音の教義と原則を教える責任がある。

  • 教師と生徒は,聖典と預言者の言葉にある深い福音を心に深くしみこませる方法を学ばなければならない。

  • 宗教教育セミナリー・インスティテュートは,教師と生徒が生活の中で福音の真理を見いだし,理解し,応用できるようにする基本の学習パターンを強調している。

  • 自分自身の福音研究で学習パターンの基本を理解し使えば使うほど,生徒が同じようにそれを取り入れる助けをすることができるようになる。

「世の教育機関は,わたしたちに,ある事柄について知りなさいと教えます。それとは対照的に,イエス・キリストの福音は,わたしたちにある特質を身につけた者になりなさいとチャレンジするのです。」(ダリン・H・オークス「主の望まれる者になるというチャレンジ」『リアホナ』2001年1月号,38)

「それで,どうしますか?」

この学習経験を完了するために,今日学んだ原則に基づいて行おうと思うことを幾つか書き留めてください。