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学習経験4—愛と敬意と目的意識のある学習環境を作る
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学習経験4

愛と敬意と目的意識のある学習環境を作る

概要

この学習経験は以下の概念を取り上げています。

  • キリストのような愛がもたらす影響を理解する

  • 愛と敬意のある学習環境を作る

  • 目的意識のあるクラスを確立する

重要な概念

「教師と生徒が,主と互いを愛し尊ぶとき学習が促される。目的意識を共有すると,努力と期待を集中させ,また教室での経験が方向づけられる。」(『福音を教え学ぶ—宗教教育セミナリー・インスティテュートの教師ならびに指導者用手引き』13

キリストのような愛—良い影響

キリストのような人々の影響があると,わたしたちの生活はさらに豊かに満たされたものとなります。自分の生活について振り返ってみると,わたしたちはそれぞれに,良い影響を与えてくれた人々の親切な行いを見いだすことができるでしょう。

キリストのような愛を示して,あなたの人生に違いを生み出した教師や指導者,その他の人々について考えてください。その人はどのように感じさせてくれましたか。それはなぜですか。学習帳または後で参照できるところに自分の見識や印象を記録し,訓練指導者やグループと分かち合ってください。

あなたに良い影響を与えた人のように,セミナリーやインスティテュートの教師として,わたしたちも生徒たちの人生に違いを生み出すことができます。それはキリストのような愛と敬意のある環境を教室に作ることを通して行われます。

『福音を教え学ぶ』の手引きの活動

以下の活動は,愛と敬意のある学習環境を作る必要性と,その環境を作る方法についての理解を深めてくれるでしょう。

『福音を教え学ぶ』の手引きの13-14ページにある2.2.1の項(「愛と敬意」)を研究してください。(1)教室が愛と敬意のある環境であることが大切な理由と(2)そのような環境を作る方法に関する理解を深めてくれる言葉に下線を引いてください。

愛と敬意のある環境を作る—理由と方法

以下のビデオは,『福音を教え学ぶ』の手引きの2.2.1の項(「愛と敬意」)にある多くの原則と実践方法を説明しています。これらのビデオを視聴して,下のビデオの説明に続く質問の答えを深く考えてください。

churchofjesuschrist.orgにあるビデオ“Teach with Charity”(『慈愛をもって教える』)(1:44)を視聴してください。このビデオで,十二使徒定員会のニール・L・アンダーセン長老は,教師がキリストの純粋な愛に満たされる重要性について述べています。視聴しながら,主は教えられた人々にどのように愛を示されたか見つけてください。

ビデオを見たあとで,学習帳に以下の質問の答えを簡単に書いてください。

  • 救い主は教えておられた人々にどのように愛を示されただろうか。

  • 教える相手にどのように愛を示すことができるだろうか。

churchofjesuschrist.orgにあるビデオ“Sister Egan’s Class”(『イーガン姉妹のクラス』)(2:17)を視聴してください。このビデオは,セミナリー教師に召されたイーガン姉妹がどのように効果的に愛と敬意と目的意識のある環境を作るかを説明しています。彼女や生徒たちがどのようにお互いを思いやり,そのような環境を作り出しているかを注意して見てください。

ビデオを見たあとで,学習帳に以下の質問の答えを簡単に書いてください。

  • イーガン姉妹と生徒たちは愛と敬意のある環境を作るために何をしただろうか。

  • 自分のクラスで愛と敬意のある学習環境を作るために何ができるだろうか。

すべての生徒に手を差し伸べる

十二使徒定員会のジェフリー・R・ホランド長老は,次のように教えています。

「反応を示さない生徒には教えることはできないかもしれませんが,愛することはできます。そして,今日,愛することができるなら,明日は教えることができるかもしれません。」(「教会で教え,学ぶ」『リアホナ』2007年6月号,70)

生徒は,家族からのストレス,病気,学習障がい,身体的障がいなど様々な問題で苦しんでいるかもしれません。個人の状況と必要に敏感になってください。愛と敬意のある環境を作ろうとするあなたの取り組みに,すべての生徒がすぐに応えてはくれないでしょう。次のビデオは,クラスで反応があまりない生徒に対して,教師はどのように手を差し伸べるか表しています。

churchofjesuschrist.orgにあるビデオ“Reaching the Individual”(『個人に手を差し伸べる』)(1:28)を視聴してください。ビデオを見ながら,どのように教師のキリストのような愛と親切が生徒の心を変えたか見つけてください。

目的意識を持つ

「教師と生徒が目的意識を共有すると,信仰が増し,教室での経験の指針が定まり,経験が意義深いものとなる。生徒は,天の御父と御子イエス・キリストを知るようになるために,また聖典と預言者の言葉を研究することによって永遠の命に向かって進むためにクラスに出席しているということを理解するであろう。」(『福音を教え学ぶ』15

教室において,愛と敬意のある環境を作ることと同様に,目的意識を持つことは教師にとって大切です。

『福音を教え学ぶ』の手引きの活動

以下の手引きの活動は,教室で目的意識を持つことがどれほど大切かを理解する助けとなるでしょう。

『福音を教え学ぶ』の手引き15ページ,2.2.2の項(「目的意識」)を読んでください。手引きの中で,理解を深めてくれた言葉に下線を引いてください。

  • 目的意識を分かち合うとはあなたと生徒にとってどういう意味ですか。

  • あなたと生徒は教室でこのような環境を作るためにどのようなことができますか。

目的意識を持つための実践方法

churchofjesuschrist.orgにあるビデオ“A Sense of Purpose”(『目的意識』)(8:32)を視聴してください。このビデオでは,何人かの教師と生徒が教室で目的意識を持つための実践方法を分かち合っています。このビデオを見ながら,自分の教室で目的意識を持つための方法を見つけてください。

教師が愛と敬意と目的意識のある環境を作るための質問

生徒を教えながら,定期的に以下の質問について考えると,愛と敬意と目的意識のある環境を作るのに役立つでしょう。

  • 生徒はわたしが彼らを愛していることを知っているだろうか。

  • 親切にするのが難しいと感じたとき,慈愛すなわちキリストの純粋な愛で満たされるように祈っているだろうか(モロナイ7:47-48参照)。

  • 救い主の教えや模範は,わたしと生徒そして生徒同士のやり取りの仕方にどのように影響を与えているだろうか。

  • わたしは定期的に生徒たちのために奉仕し,祝福し,祈るために,どのような簡単な行いをしているだろうか。

  • 生徒たちは,クラスの目的が宗教教育セミナリー・インスティテュートの目的である,イエス・キリストの教えと贖いを理解し頼るよう彼らを助けることであると理解しているだろうか。

  • わたしが選ぶ学習活動は,宗教教育セミナリー・インスティテュートの目的を達成するものであって,達成を妨げるものではないだろうか。

  • わたしは聖句ブロックを研究,理解し,どのように救い主がレッスンの中心になっているかを理解する時間を取っているだろうか。

  • 生徒が教室に到着してから出る瞬間まで,わたしが生徒たちに適切に焦点を当てる準備ができているだろうか。

  • 生徒たちが霊的な学習における役割を果たすために,わたしはどのように定期的に彼らを訓練し招いているだろうか。

まとめと応用

覚えておくべき原則

  • あなたと生徒が互いに主と神の言葉を愛し敬うとき,学習が促される。

  • 預言者モロナイが教えたように,誠実な祈りを通して慈愛の賜物を求めることにより,生徒に対する純粋な愛を育むことができる(モロナイ7:47-48参照)。

  • あなたと生徒が目的意識を共有すると,信仰が増し,教室での経験の指針が定まり,経験が意義深いものとなる。

  • あなたと生徒がクラスに出席するのは,天の御父と御子イエス・キリストを知るようになるためであり,また聖典と預言者の言葉を研究することにより永遠の命に向かって進歩するためであると理解すると,目的意識が作られる。

「皆さんが想像できるかぎり最高に清く,全てを包む愛について考えてみてください。では,その愛を無限に広げてください。それが皆さんに対する神の限りない愛です。」(ディーター・F・ウークトドルフ「神の愛」『リアホナ』2009年11月号,22)

「それで,どうしますか?」

この学習経験を完了するために,今日学んだ原則に基づいて行おうと思うことを幾つか書き留めてください。