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ほかの人が天の御父について学ぶのをどのように助けられるでしょうか


ほかの人が天の御父について学ぶのをどのように助けられるでしょうか

今日の世界では多くの人が神についてまったく知らないか,または神のほんとうの特質とは大きく異なった認識を持っています。わたしたちは完全な福音を知っているので,ほかの人々が天の御父の特質と,御父と彼らの関係について理解するのを助けることができます。

霊的に備える

父なる神についてほかの人に教えた,または教えられた経験にはどんなものがありますか。自分の教える人たちが信じていることを理解することはなぜ役に立つと思いますか。

父なる神について信じていることを青少年がほかの人に説明する機会があるとしたら,どんなときでしょうか。彼らがこのような時に備えるのをどのように助けられるでしょうか。

これらの聖句とほかの資料をよく祈って研究してください。自分が教える青少年に最も役に立つと感じるのはどんなことですか。

アルマ18:24-4022:4-23(アンモンとアロンがレーマン人の王たちに神について教える)

アルマ30:12-15,37-53(コリホルが神の存在についてアルマと論争する)

神様は愛にあふれる天のお父様です」『わたしの福音を宣べ伝えなさい』31-32

「父なる神」『真理を守る』145-147

救い主の方法で教える

救い主は,御自身が教えた人々をご存じで理解しておられました。主は人々が学んで成長するのに比類のない方法を見い出されました。自分が教える青少年について何を知っていますか。もっと彼らを理解するために何ができますか。こうすることで教え方にどのような影響があるでしょうか。

関連づける

毎回クラスの最初の数分を使って,青少年が様々な場面で学んでいることを関連づけることができるように助けてください(例えば,個人学習,セミナリー,教会のその他のクラス,友人との経験など)。福音が日々の生活に関連していることを理解できるように,彼らをどのように助けることができるでしょうか。以下のアイデアが役に立つでしょう。

  • 神会について何か最近学んだことを青少年に分かち合ってもらいます。どんな質問があるでしょうか。その質問の答えを見つけるためにお互いどのように助け合うことができるでしょうか。

  • わたしたちが天の御父について信じていることを,短い時間で書き留めるよう青少年に勧めます(必要であれば,『わたしの福音を宣べ伝えなさい』31-32ページの神様は愛にあふれる天のお父様です」または『真理を守る』145-147ページの 「父なる神」を紹介します)。数人に書いたことを分かち合うよう勧めます。青少年に,違う宗教の人と神について話し合ったことがあれば分かち合うよう勧めます(自分の経験を分かち合うこともできます)。その経験から何を学びましたか。

一緒に学ぶ

以下の活動は,青少年が神について信じていることをほかの人にどのように説明するかを学ぶのに役立つでしょう。御霊の促しに従って,クラスに最も適した活動を一つ,あるいは幾つか選んでください。

  • クラスまたは小さなグループで,アルマ30:12-15,37-53を研究します。何人かの青少年にコリホルが神を信じなかった理由を,残りの人たちにはアルマが信じた理由を探してもらいます。青少年はコリホルに似た考え方を持つ人を知っているでしょうか。神の存在について確信が持てない友人を,どのように助けることができるか考えるように勧めます。このような状況ではどうしたらいいか,青少年が計画する時間を取ってください。どのような経験を分かち合うことができるでしょうか。どのように証を述べるのが適切でしょうか。

  • クラスの半分にアルマ18:24-40を,残りの半分にアルマ22:4-23を読むように勧めます。アンモンとアロンの模範から,教えることについて何を学べますか。アンモンとアロンは,ラモーナイとその父が神の特質を理解するのを助けるために何をしましたか。なぜアンモンとアロンの二人は,ラモーナイとその父が神について信じていることを質問することから始めたのでしょうか。青少年に,何を学んだかを分かち合い,神について信じていることをほかの人に説明する機会があるとき,このことをどのように応用できるか話し合ってもらいます。

  • ビショップに許可をもらい,一人か,あるいは何人かの改宗者をクラスに招待して,教会に入る前に神について信じていたことと,回復された福音を知ったことでどのように信じていたことが変わったか,または影響を受けたかを分かち合ってもらいます。天の御父についてその改宗者が得た新しい理解を裏付ける聖句を探すよう勧めてください。

青少年に今日学んだことを分かち合ってもらいます。どんな思いや印象を抱いたでしょうか。ほかの人が天の御父について学ぶのをどのように助けるか理解できたでしょうか。ほかに質問はないでしょうか。このテーマにもっと時間を費やすべきでしょうか。

教師へのヒント

「尊厳と礼儀を持って正しくない答えに対応する。生徒がその後も気持ちよく参加できるようにしなければならない。ある場合には,『すみません。はっきりと質問していなかったと思います。もう一度,質問を言わせてください』などと言って,正しくない答えの責任をあなたが取っても良い。」(『教師,その大いなる召し』69)

行動するように勧める

今日学んだことを通して,何を実行しようと感じたか,青少年に尋ねてください。その気持ちに従って行動するよう励ましてください。御霊を求めて祈りながら,フォローアップする方法を考えてください。