初等協会テキストと分かち合いの時間
第9課 水に感謝する


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水に感謝する

目 的

水が与えられたことを天父とイエス・キリストに感謝する。

準 備

  1. 祈りの気持ちで次の聖句を研究する。創世1:9-10出エジプト17:1-6マタイ3:13-17

  2. 教材

    1. 聖書

    2. 可能ならば,湖,川,海など水源の絵や写真を用意する。

    3. 視覚資料1-8「聖餐せいさんのパス」;1-11「バプテスマを受ける少年」;1-18「イエスにバプテスマを施すバプテスマのヨハネ」(『福音の視覚資料セット』208)

  3. 「楽しい活動」の中から使いたい活動を選び,必要な準備をする。

レッスン

一人の子供に開会の祈りをさせる。

導 入

一人の子供を前に呼び,水を使ってすることを耳にささやく。例えば,歯を磨く,手を洗う,花に水をやる,など。その動作をさせ,ほかの子供たちに当てさせる。(子供がどのように動作をしたらよいか分からないときは助ける。)全員に順番が回るまで繰り返す。

すべての動作に水が必要であることを指摘する。水が与えられていることを天父とイエスに感謝すべきであることを話す。

創造の中で水は大切な役割を果たした

創世1:9-10を読んで聞かせ,内容を説明する。

  • わたしたちにとって,水はなぜ大切ですか。

  • 水はどこから来ますか。

水は湖や川,海,雨,雪など,様々な水源からもたらされることを理解させる。雪や氷は,水が凍ったものであることを説明する。用意した絵や写真を見せ,子供たちの地域では,水がどこから来るか話す。水が天父の計画の一部であることに感謝していることを伝える。

楽しいな」(『子供の歌集』,129)を歌う。洗濯する,風呂に入る,歯を磨くなど,水を使ってすることを言ってもらい,言葉に合わせて動作をさせる。

せんたくするのは

ララたのしいな

せんたくするのは

ララたのしいな

©1963 by D. C. Heath and Company. Reprinted by permission.

水はいろいろなことに必要である

  • わたしたちにはどうして水が必要ですか。どんなことに水を使いますか。

人や動物,植物を含め,すべての生物には生きるために水が必要であることを説明する。可能ならば,全員に水をコップ1杯ずつ飲ませる。水を飲めなければ生きられないことについて話す。

  • 動物や植物は必要な水をどこから得ますか。

飲み水のほかに,洗濯や料理にも水が必要であることを説明する。

イエスは砂漠でモーセとイスラエルの民に水を与えられた

物 語

出エジプト17:1-6を参照して,モーセが岩から水をわき出させた物語を話す。人々は暑くて乾燥した砂漠にいたことを説明する。そこには水がなかった。

  • イスラエルの人々は,もし水をもらえなかったらどうなったと思いますか。

  • のどが渇いてしかたがなかったことがありますか。のどが渇いたとき,冷たい水を飲むとどんな気持ちがしますか。

教会でも水は大切である

物 語

視覚資料1-18「イエスにバプテスマを施すバプテスマのヨハネ」を見せる。マタイ3:13-17を参照して,イエスのバプテスマの物語を話す。

  • イエス様はどこでバプテスマを受けられましたか。

  • イエス様はどのようにバプテスマを受けられましたか。

視覚資料1-11「バプテスマを受ける少年」を見せる。

  • わたしたちは8歳になると,どこでバプテスマを受けますか。

  • だれかがバプテスマを受けるのを見たことがありますか。

バプテスマを見たときのことを子供たちに話させる。バプテスマを受けるには水が必要であることを話す。

視覚資料1-8「聖餐のパス」を見せる。

  • 聖餐のとき,どんなことに水を使いますか。

水があるおかげで,バプテスマや聖餐を受けられることへの感謝の気持ちを話す。

あかし

わたしたちに水を与えるように天父が愛をもって計画してくださったことを証する。天父とイエスがこのすばらしい贈り物を与えてくださったことに感謝していることを話す。

楽しい活動

次の中からレッスンに使うものを幾つか選ぶ。

  1. 子供たちと一緒に,動作をつけながら次の言葉を言う。

    雨の滴

    お花や木の葉が 乾いたら(両手の指を開いて腕を上に伸ばす)

    陽気でちっちゃな 雨滴

    空からパラパラ 降って来て(指を震わせながら下ろしていく)

    お花や木の葉を ぬらします(両手首を左右に揺らす)

    お日様ポカポカ 照らすとき(頭の上に両腕を伸ばし,丸を作る)

    お空に消えちゃう 雨滴(両手を体の後ろに隠す)

  2. 雨がふります」(『子供の歌集』,117)または「小さな川が」(『子供の歌集』,116)を歌うか,歌詞を言う。

  3. 湖や川,雨の滴など,水の絵を描く。紙に「わたしはみずにかんしゃします」と書く。

  4. 水を使ってする遊びについて話すか,その動作をする。例えば,水泳,アイススケート,雪だるま作り,水たまりで遊ぶ,など。

  5. 水を使って物をきれいにできることを理解させる。洗濯,手を洗うなど,水を使ってきれいにする動作をする。

幼い子供のための活動

  1. 様々な水の使い方を理解するために,次の中の幾つか,あるいは全部を行う。

    1. 子供たちに水を飲ませる。その間に,水は天父が地球に用意してくださったものの一つであることを説明する。わたしたちはのどが渇いたときに水を飲むことができる。

    2. ボールに水を少し入れ,子供たちに手を洗わせる。天父とイエスが,わたしたちが水を使えるように計画してくださったことを思い出させる。いろいろなものを洗うために水を使えることを説明する。

    3. 可能ならば,子供たちを外に連れて行き,植物に水をやる。あるいは,教室に植物を持って来て,水を少しずつやってもよい。植物も生きて生長するためには水が必要であることを説明する。

  2. 初めは優しく,次第に強く降る雨の様子として,以下のような動作をする。

    1. 両手の指先で弱い拍手をする。

    2. 拍手をする。

    3. 右左の手を入れ替えながらひざをたたく。

    4. 床を踏み鳴らす。