第25課
家族を愛する
目 的
家族全員に対する愛をはぐくむ。
準 備
-
祈りの気持ちでルカ1:36-44,56を読む。
-
教材
-
聖書
-
視覚資料1-7「愛にあふれる家族」;1-18「イエスにバプテスマを施すバプテスマのヨハネ」(『福音の視覚資料セット』208);1-54「ソルトレーク神殿」(同502)または東京神殿の写真
-
-
「楽しい活動」の中から使いたい活動を選び,必要な準備をする。
レッスン
一人の子供に開会の祈りをさせる。
導 入
「幸せな家族」(『子供の歌集』,104)を全員で歌う。
ママもすきです
パパもすきです
あいしあっている
しあわせなかぞく
ねえさんもすき
おとうともすき
あいしあっている
しあわせなかぞく
(Merrily We Sing ©1948, 1975 by Pioneer Music Press, Inc. [a division of Jackman Music]. Used by permission.)
先週家族とどんなことをしたか話させる。家族には,どんな人がいるか挙げさせる(お父さん,お母さん,お兄さん,お姉さんなど。)
-
皆さんの家族には,ほかにだれがいますか。
祖父母や親戚も大切な家族である
視覚資料1-7「愛にあふれる家族」を見せる。
-
この家族は皆さんの家族とどこが似ていますか。
-
どこが違っていますか。
-
この絵の中のおじいさんとおばあさんはどの人でしょう。
祖父母はわたしたちの父母の両親であることを説明する。だれにでも祖父母がいるが,亡くなったために,あるいは遠くに住んでいるために,よく知らないこともある。
-
皆さんの中でおじいさんやおばあさんを知っている人は何人いますか。
-
おじいさんやおばあさんは近くに住んでいますか,それとも遠くに住んでいますか。
-
皆さんは,おじいさんやおばあさんと何をするのが好きですか。
歌
「おばあちゃん」(『子供の歌集』,112)の歌詞を動作をつけて言う。繰り返す場合は「おばあちゃん」の箇所を「おじいちゃん」に替えてもよい。
キスをして(指を唇に当て,離す)
だきしめて(自分を抱き締める)
やさしくわらう(ほほえむ)
うちのおばあちゃん(腕を広げる)
みんなにあわせたいな(指さす)
ほんをよみ(本を持つかっこうをする)
うたうたい(歌っているように口を開ける)
あそんでくれる(呼びかけるときのように両手をおわん状にして口を囲む)
うちのおばあちゃん(腕を広げる)
みんなにあわせたいな(指さす)
-
家族の中にはほかにだれがいますか。(おばちゃん,おじちゃん,いとこ)
おじ,おば,いとこがどのような関係かを簡単に説明する。(例えば,おじさんはお父さんやお母さんのきょうだいです。)子供たちに自分のおじ,おば,いとこについて話させる。
物 語
聖書を見せ,その中にはイエスの生涯について書かれていることを話す。ルカ1:36-44,56を開き,以下の説明をする。マリヤはイエスが生まれる前に,いとこで同じように身ごもっていたエリサベツに会いに行った。エリサベツの赤ちゃんはヨハネという名前で,イエスのいとこに当たり,イエスの友達になった。ヨハネとイエスが大人になったとき,ヨハネはイエスにバプテスマを施した。視覚資料1-18「イエスにバプテスマを施すバプテスマのヨハネ」を見せ,どの人がイエスでどの人がヨハネか言わせる。
家族は良い友達である
わたしたちは家族全員と良い友達になれることを説明する。自分と親しくしている親戚がいたら,その人についてどう感じているか子供たちに話す。
-
うして家族と一緒にいるのが好きですか。
歌
「幸せな家族」をもう一度全員で歌う。今度はおじさん,おばさん,いとこ,おじいさん,おばあさんを歌詞に入れて歌う。
-
おじさんやおばさん,いとこ,おじいさん,おばあさんと一緒のときはどんなことをしますか。
特別な機会に家族が集まったときの経験について子供たちに話す。家族のパーティーや親戚の家に行ったときのことについて,思い出を話させる。天父とイエス・キリストは,わたしたちが永遠に家族といられるように計画を立ててくださった。視覚資料1-54「ソルトレーク神殿」または東京神殿の写真を見せる。わたしたちが神殿で結婚し,義にかなった生活を送るならば,家族と永遠に一緒にいられることを簡単に説明する。
家族一人一人に対する愛について話す。家族は祝福であることを強調する。家族に対して優しく親切にするように励ます。
楽しい活動
次の中からレッスンで使う活動を幾つか選ぶ。
-
初等協会会長から許可を得たうえで,クラスの子供の祖父か祖母,あるいはワードの中で孫がいる人を一人クラスに招待し,孫への愛について話してもらう。(または,クラスの子供のおじさんかおばさん,あるいはいとこを一人呼んで,親戚を含めた家族に対する愛について話してもらってもよい。)
-
教師自身の家族の写真を何枚か用意する。(特に祖父母やおじ,おば,いとこが写っている写真がよい。)写真の中のどの人が教師か,また子供たちの知っている人(教師の夫,あるいは妻,子供など)がどこに写っているか見つけさせる。写真の中のほかの人々について子供たちに話す。
-
「おとうさん」「おかあさん」「おにいさん」「おねえさん」「おとうと」「いもうと」「おじいさん」「おばあさん」「おじさん」「おばさん」「いとこ」など,家族の名前を書いた名札を子供たちに配る。(子供の人数が少ない場合はそれに合わせて名札を減らす。また,人数が多い場合は同じ名前を何枚か作って持たせる。)名札に書かれた名前を呼び,呼ばれた子供は前の方に来る。家族は大切で一緒にいるようにつくられていることを説明する。子供たちに輪になって手をつながせる。腕を振る,輪になって歩く。「幸せな家族」を歌うなど,手をつないだままできる動作をさせる。
-
祖父母あるいはほかの親戚の人の顔を描かせる。「わたしのおじいさんとおばあさん」など,絵に合わせて題を書き入れる。
幼い子供のための活動
-
箱か袋に,愛を意味するハートの形を付ける。家族や親戚の簡単な絵を描いて切り抜いておく。「皆さんのことを愛してくれるのはだれですか」と聞き,子供たちが答えた家族の絵を箱か袋に1枚ずつ入れていく。全部の絵が入ったら,箱か袋を持ち上げて,「この人たちは全部,皆さんのことを愛しています」と言う。
-
家族の絵の切り抜き(上の1を参照)をテーブルか床に広げて置く。子供たちを後ろ向きにさせるか,あるいは目をつぶらせている間に,教師が切り抜きの中の1枚を取る。子供たちにだれの絵を取ったか当てさせる。好きなだけ繰り返してよい。切り抜きを全部戻す。天父は,だれ一人欠けずに家族全員が天父のもとに帰って来るように願っておられることを説明する。
-
「お手伝い」(『子供の歌集』,108)の歌を「おかあさん」のところにほかの家族や親戚の名前を入れて歌う。家族や親戚のためにできる手伝いのまねをさせる。