伝道部の召し
スキルの練習2:教える際に聖文を用いる


スキルの練習2

教える際に聖文を用いる

教える長老たち

聖文には神の言葉が載っており、読む人に強い影響を与えることができます。教える際に聖文を用いるのは、人々がイエス・キリストのもとに来るのを助ける効果的な方法です。

ディスカッションリーダー:「定義する」と「実演する」の項は短くして、学習者が練習に十分な時間を取れるようにしてください。

定義する

ディスカッションリーダー:このスキルの練習のテーマを紹介するために、学習者に『わたしの福音を宣べ伝えなさい』の第10章を開いて182ページの「聖文を活用する」という見出しを見つけてもらいます。その後、次の指示を伝えます。

聖文を用いる」(『わたしの福音を宣べ伝えなさい』182)の最初の段落と箇条書きを読んでください。イエス・キリストの福音を教える際に聖文を用いることがなぜ大切なのか、その理由を見つけてください。

  • どんなことが分かりましたか?

ディスカッションリーダー:以下に挙げる手順は、教える際に聖文を効果的に使ううえで役立つことを説明します。この手順を掲示して、生徒が練習中に参照できるようにします。

  • 聖句を紹介する(背景と前後関係も含む)。

  • 聖句を読む(意味を説明し、難しい言葉を定義する)。

  • 聖句を応用する。

ディスカッションリーダー:この3つの手順はどれも、『わたしの福音を宣べ伝えなさい』の第10章(183ページ)に見出しとして挙げられています。『わたしの福音を宣べ伝えなさい』のこの3つの項目を一緒に研究して、教える際に聖文を効果的に使う方法を学習者に理解してもらいます。これらの原則に従うことで教えを聞く人たちがどのように救い主に近づくことができるかに焦点を当てます。

実演する

ディスカッションリーダー:『わたしの福音を宣べ伝えなさい』の184ページにある「個人学習または同僚学習」の欄をクラスの参加者に読んでもらいます。ここに書かれている活動から聖句を一つ選び、それを使ってこれまで学んできた手順を実演します。

練習する

ディスカッションリーダー:以下の手順を伝えます。時間を取ってクラスの参加者に各自で準備してもらってから、二人一組で練習してもらいます。

第10章の「聖文を用いる」の項の最後にある「個人学習または同僚との勉強」の活動(『わたしの福音を宣べ伝えなさい』184)を行ってください。

ディスカッションリーダー:学習者がこの活動を終えたら、二人一組になって、選んだ聖句を紹介する練習をしてもらいます。練習が終わったら、クラスの別の参加者と組んでもう一度練習してもらうとよいでしょう。

応用する

ディスカッションリーダー:学習者がこのスキルを応用できるよう、次のようなことを勧めてください。

これからの1週間、機会を見つけて、ここで学んだ聖文を効果的に使うための手順を実践してください。家族の聖文研究や家庭の夕べで実践してもいいですし、友人と一緒に行ったり、教会の集会で行ったりしても結構です。また、人々へのミニスタリングで行ってもよいでしょう。