福音コース
レッスン3:宣教師の目的を果たす


レッスン3

宣教師の目的を果たす

『わたしの福音を宣べ伝えなさい』第1章

福音を宣べ伝える宣教師

宣教師の目的は、「人々にキリストのもとに来るよう勧めることです。そのためにあなたは、イエス・キリストの贖いを信じる信仰、悔い改め、バプテスマ、聖霊の賜物を受けること、最後まで堪え忍ぶことを通して、彼らが回復された福音を受け入れられるよう助けるのです。」(『わたしの福音を宣べ伝えなさい』1)この目的を理解して伝道活動のあらゆる側面に当てはめるならば、若い人たちの伝道に対する考え方や、伝道へ備える方法、伝道の方法を高い水準に引き上げることができます。

振り返り、フォローアップする

ディスカッションリーダー:学習者に、このクラスで学んでいることを応用するために最近努力したことについて考えてもらいます。二人一組になって、どのような努力をしたか相手に伝えてください。または、クラスで発表してもらってもよいでしょう。

学習活動のオプション

ディスカッションリーダー:どの学習オプションがいちばんあなたのクラスのためになるか、よく祈って選んでください。練習したり応用したりする時間が十分とれるようにしてください。

オプションA:宣教師の目的は何でしょうか

学習する

ディスカッションリーダー:宣教師の目的についての話し合いを始めるために、次の場面を紹介するとよいでしょう。

教会員ではない友人と会話をしていると仮定してください。友人に今日の予定を聞かれて、あなたは宣教師になるための備えコースに出席するつもりだと答えます。すると友人は、「宣教師って何をするの?」と聞いてきました。

ディスカッションリーダー:学習者に、何と答えるか考えてもらいます。考えたことを発表してもらってもよいでしょう。この質問への答え方は様々ですが、宣教師の第一の目的は『わたしの福音を宣べ伝えなさい』第1章の冒頭にまとめられていることを説明します。以下の指示を見せてください。時間を取り、学習者に二人一組か少人数のグループで研究し、話し合ってもらいます。

あなたの目的」(『わたしの福音を宣べ伝えなさい』1)と、D・トッド・クリストファーソン長老の以下の言葉を読んでください。

D・トッド・クリストファーソン長老

「どうぞ『わたしの福音を宣べ伝えなさい』の第1章とそこにある『宣教師としてのわたしの目的は何でしょうか』という質問を、なおざりにしないでください。回復された福音の原則と儀式を通じてキリストのもとに人々を導く目的を深く心に留めてください。そうすれば、福音を分かち合うことは単なるプログラムではないということが分かるようになるでしょう。それは大義、すなわち、御父と御子と聖なる御霊の大義なのです。」(D・トッド・クリストファーソン「なぜ福音を分かち合うのか」『リアホナ』2014年8月号、30)

この目的を深く心に留めることで、以下のことがどう変わってくるかを話し合います。

  • 伝道へ備える方法

  • 宣教師になったときのあなたの行動

ディスカッションリーダー:クラスの参加者に宣教師の目的をよく理解してもらうために、以下の指示を見せます。クラスの半分に最初の項目を、残りの半分に2番目の項目に印を付けるよう割り当てるとよいでしょう。

回復されたイエス・キリストの福音を教える務め」(『わたしの福音を宣べ伝えなさい』1-2)学習しながら、以下の箇所に印をつけてください。

  1. イエス・キリストのもとに来るよう人々を招く理由

  2. 人々がイエス・キリストのもとに来ることができるよう助けるために、わたしたちにできること

ディスカッションリーダー:クラスの参加者に、見つけたことを分かち合ってもらいます。また、以下の質問について話し合ってもよいでしょう。

  • 救い主に従うことにより、あなたやあなたの知人が得た「より大きな幸福と希望、平安、目的」(2ページ)には、どのようなものがありますか。

ディスカッションリーダー:前の質問に対するあなた自身の答えを分かち合うといいかもしれません。

練習する

ディスカッションリーダー:時間を取って、「あなたの目的」(『わたしの福音を宣べ伝えなさい』1)を学習者に暗記してもらいます。クラス全体で数回暗唱した後、学習者に二人一組になって暗唱する練習をしてもらうとよいでしょう。

このコースを教えながら、宣教師の目的を度々復習してください。毎回レッスンの最初に、この目的を一緒に暗唱するといいかもしれません。

目標を立てる

ディスカッションリーダー:時間を取って、クラスの参加者に今日学んだことを振り返って目標を立ててもらいます。彼らの助けとなるよう、次の項目を見せてもよいでしょう。

学んだことに関連した目標を立ててください。以下に挙げるようなアイデアを活用しても、自分で考えても構いません。

  • 宣教師の目的を暗記する練習を続ける。暗記した目的を、家族や友達に聞いてもらい暗唱します。宣教師の目的の中で、あなたがすでに行っていることは何か、取りかかれることは何か、考えてください。

  • ChurchofJesusChrist.org の「福音を分かち合う」ページを読む。福音を伝えるのに役立ちそうなアイデアを探してみましょう。

  • イエス・キリストに近づき、主の福音の祝福を経験できるよう助けたいと思っている人について、よく祈りながら考える。その人を助けるために何をするかを決めます(例えば、「この人のために祈り、今度の日曜日の教会に来るよう招く」など)。

わたしの目標
  • わたしは、_____(あなたが行うこと)をします。

  • わたしは自分の目標を_____(簡単な計画)をすることによって達成します。

ディスカッションリーダー:学習者が、目標を分かち合えるようなグループになっている場合は、次のクラスまでに、お互いにどのようにサポートし合ったり、忘れないようリマインダーを送り合ったりするかを話し合う時間を取ります。

オプションB:キリストの教義は人生をどう変えるでしょうか

学習する

ディスカッションリーダー:ホワイトボードに「キリストの教義」という言葉を書きます。ラッセル・M・ネルソン大管長の次の言葉をだれかに読んでもらいます。

ラッセル・M・ネルソン

「キリストの純粋な教義には、力があります。それを理解し、実践しようとするすべての人の生活を変えます。」(「純粋な真理、純粋な教義、純粋な啓示」『リアホナ』2021年11月号、6)

  • もし、キリストの教義とは何かとだれかに尋ねられたら、あなたは何と答えますか。

ディスカッションリーダー:前の質問に対する自分の答えを『わたしの福音を宣べ伝えなさい』の第1章の説明と比較するよう学習者に伝えます。そのために、以下の指示を伝えるとよいでしょう。

『わたしの福音を宣べ伝えなさい』の第1章にある「キリストの福音とキリストの教義」という見出しのセクションを見つけてください。最初の3段落とハイラム・スミスの言葉(6ページ)を読んでください。次の二つの質問の答えを探してください。

  • キリストの教義とは何でしょうか。

  • 伝道に出る準備をしている人は、なぜキリストの教義を理解し、それに従って生活するよう努めなければならないのでしょうか。

ディスカッションリーダー:『わたしの福音を宣べ伝えなさい』から学んだことで、上記の質問の答えとなることを分かち合うよう学習者を招きます。

次の学習活動は、クラスの参加者がキリストの教義の様々な側面について理解を深めるのに役立てることができます。クラスの人数が多い場合は、5人ずつのグループに分けます。キリストの教義の異なる部分を、グループの参加者で分担して研究するとよいでしょう。

『わたしの福音を宣べ伝えなさい』第1章の以下に挙げるセクション(7-9ページ)を研究して、キリストの教義について学びを深めましょう。

研究しながら、重要な語句に印をつけましょう。この章に関連する聖句を幾つか読むといいかもしれません。学習したことを発表できるように準備します。

練習する

ディスカッションリーダー:クラスの参加者に、前の活動で学んだことをグループ内で説明してもらいます。次の指示を見せてください。

あなたが研究したキリストの教義を要約してください。説明には、以下の点を入れるとよいでしょう。

  1. 研究したことの簡単なまとめ

  2. 教義のこの部分は、人々がキリストのもとに来て主の救いの力にあずかるうえでどのような助けになるか

  3. あなたやあなたの知人は、キリストの教義のこの部分に従うことによってどのような祝福を受けてきたか

目標を立てる

ディスカッションリーダー:時間を取って、クラスの参加者に学んだことを振り返って目標を立ててもらいます。彼らの助けとなるよう、次の項目を見せてもよいでしょう。

学んだことに関連した目標を立ててください。以下に挙げるようなアイデアを活用しても、自分で考えても構いません。

  • 2ニーファイ31章を研究して、キリストの教義についてニーファイが何を教えているか見つけてください。

  • 自分の生活にもっと取り入れたいと思うキリストの教義の要素を選んでください。そして、それをどのように行うか考えます。

わたしの目標
  • わたしは、_____(あなたが行うこと)をします。

  • わたしは自分の目標を_____(簡単な計画)をすることによって達成します。

ディスカッションリーダー:学習者が、目標を分かち合えるようなグループになっている場合は、次のクラスまでに、お互いにどのようにサポートし合ったり、忘れないようリマインダーを送り合ったりするかを話し合う時間を取ります。

オプションC:宣教師として成功しているとはどういうことでしょうか

学習する

ディスカッションリーダー:次の質問を、学習者の答えとともにホワイトボードに書くといいかもしれません。

  • 宣教師として成功しているかどうかは、どのようなことから分かるでしょうか。

ディスカッションリーダー:以下の学習活動は、優れた宣教師になる方法を参加者によく理解してもらうのに役立ちます。

  1. 『わたしの福音を宣べ伝えなさい』第1章の「宣教師として成功する」(13ページ)の最初の9段落を読んでください。成功している宣教師の特徴に印をつけます。別の方法(色や下線の引き方を変えるなど)で、成功にとって重要でない部分に印を付けます。

  2. 14ページのいちばん上の項目に目を通します。読む参照聖句を二つ以上選び、宣教師として成功することについてどのようなことを教えているか見つけてください。

練習する

ディスカッションリーダー:クラスの参加者に、前の活動で学んだことを生かして、次の場面に対応する方法を考えてもらいます。クラスの参加者を二人一組にして、この場面をロールプレーしてもらってもいいかもしれません。

専任宣教師として奉仕している友人からメッセージを受け取ったと仮定してください。その宣教師は、福音を教えてもだれもバプテスマを受けてくれず、指導的な立場に立ったこともないため、宣教師としてうまくいっていないと感じているのです。時間を無駄にしているような気がしてきました。

  • 『わたしの福音を宣べ伝えなさい』第1章の「宣教師として成功する」(13-14ページ)で学んだことに基づいて、宣教師として成功しているということの意味について、この友人の考え方を変えられるように助けてください。

  • イエス・キリストにもっと焦点を当てることで、友人の伝道活動に対する気持ちがどのように変わるか、発表してください。

ディスカッションリーダー:成功している宣教師の特徴を見つけて説明することができるよう学習者を助けるもう一つの方法として、ビデオ「末日聖徒イエス・キリスト教会の宣教師」(4:56;ChurchofJesusChrist.org)を見せてもよいかもしれません。クラスの参加者に、ビデオに登場する宣教師が、成功した伝道活動の原則をどのように説明しているか、どのように実践しているか、話し合ってもらうとよいでしょう。

目標を立てる

ディスカッションリーダー:時間を取って、クラスの参加者に今日学んだことを振り返って目標を立ててもらいます。クラスの助けとなるよう、次の項目を見せてもよいでしょう。

学んだことに関連した目標を立ててください。以下に挙げるようなアイデアを活用しても、自分で考えても構いません。

  • 現在伝道に出ている知り合いのことを思い浮かべてください。宣教師として成功することについて今日学んだことを要約した電子メールか手紙を書いてください。また、自分で見つけた成功の秘訣にはどのようなものがあるか、その宣教師に尋ねてもよいでしょう。

  • 将来、宣教師として成功するための備えとして、今できることは何か、考えてください。

わたしの目標
  • わたしは、_____(あなたが行うこと)をします。

  • わたしは自分の目標を_____(簡単な計画)をすることによって達成します。

ディスカッションリーダー:学習者が、目標を分かち合えるようなグループになっている場合は、次のクラスまでに、お互いにどのようにサポートし合ったり、忘れないようリマインダーを送り合ったりするかを話し合う時間を取ります。

次回

ディスカッションリーダー:次のクラスでレッスン4を教えることができそうであれば、クラスの参加者に、予習として『わたしの福音を宣べ伝えなさい』の第2章を研究してくるよう伝えてもいいかもしれません。また、リマインダーを送ってもよいでしょう。