自立
わたしの礎:わたしたちの神聖な特質と目的


「2:わたしの礎:わたしたちの神聖な特質と目的」『主に力を見いだす:レジリエンスを高める』

「2:わたしの礎:わたしたちの神聖な特質と目的」『主に力を見いだす:レジリエンスを高める』

わたしの礎:わたしたちの神聖な特質と目的—所要時間:20分以内

深く考える:

わたしは神にとってどんな価値があるだろうか。

読む:

「人の価値が神の目に大いなるものであることを覚えておきなさい。見よ,主なるあなたがたの贖い主は,肉体において死を受けた。それによって,すべての人が悔い改めて自分のもとに来ることができるように,主はすべての人の苦を引き受けた。」(教義と聖約18:10-11

視聴する:

「わたしたちの真の姿」〔3分39秒〕はhttps://www.churchofjesuschrist.org/media-library/video/2010-04-20-our-true-identity?lang=jpnで視聴可能です。(動画を視聴することができない場合は,「わたしたちの真の姿」の台本を読んでください。)

わたしたちの真の姿

動画を視聴することができない場合は,この台本を読んでください。

画像
白鳥の絵

ディーター・F・ウークトドルフ管長

この世で経験する混乱の多くは,自分が何者であるかを理解していないために起こります。

最も愛されている童話作家の一人に,デンマークのハンス・クリスチャン・アンデルセンがいます。アンデルセンの作品の一つ『みにくいアヒルの子』では,母アヒルが生まれたばかりのひなの中に,大きくて醜いアヒルがいるのに気づきます。ほかのひなは醜いひなを放っておきません。惨めな思いをするように容赦なくいじめます。

醜いアヒルの子は家族と離れた方が皆のためだと考えて,逃げ出します。ある日,荘厳な鳥の群れが頭上を通って行くのを見ます。彼は白い鳥を追いかけ,美しい湖にたどり着きます。醜いアヒルの子が水をのぞき込むと,優美な白鳥の姿が見えました。そこに映っているのが自分自身であることを悟ります。自分がほんとうは何者であるかを知るのです。

皆さんがどこから来たのかを考えてください。皆さんは宇宙で最も偉大で,最も栄光あふれる御方の息子,娘です。神は皆さんをこよなく愛しておられ,最良のものを与えたいと考えておられます。これを知っていると,すべてが変わります。皆さんの現在と未来,世界が変わります。

自分が何者であって,何が待ち受けているか理解すれば,心は感謝と幸福感であふれ,天の御父であられる神の光と愛によって,最も暗い悲しみも打ち消すことができるでしょう。

「自分は白鳥だと思い込むなんて愚かだ。醜いアヒルの子なのだから,それ以外のものにはなれるわけがない」と主張する人は常にいるでしょう。しかし,そうではないと知っています。皆さんは平凡な存在ではありません。栄光あふれる,永遠の存在です。

どうか水をのぞき込んで,皆さんのほんとうの姿を見てください。皆さんが自分の姿を見るとき,不完全さや自己疑念を超越して見ることができ,ほんとうの自分,すなわち全能の神の栄光あふれる息子,娘であることを認識できるよう祈り,祝福します。イエス・キリストの聖なる御名によって,アーメン。

読む:

以下の教会指導者の言葉:

「皆さんは,神の子です。神は皆さんの霊の父です。霊について言えば,皆さんは天の王の子孫であり,高貴な生まれなのです。この真理を心に刻み込んで,決して忘れないようにしましょう。」(ボイド・K・パッカー「若い男性,女性の方々へ『聖徒の道』1989年7月号,59)

「自分自身をどのように特徴づけるかに注意してください。この世的な性質によって自分自身を特徴づけたり,定義したりしないでください。わたしたちを特徴づけるただ一つの性質は,わたしたちは神の息子や娘であることです。その事実は,人種,職業,肉体的な特徴,名誉,あるいは宗教を含む,他の全ての性質を超越しています。」(Dallin H. Oaks, “How to Define Yourself,” New Era June 2013, 48)

「あなたは唯一無二であり,永遠の英知から創られた,永遠の命を受けることができる存在です。

あなた個人の価値について一切疑ってはいけません。福音の計画の目的は,内なる可能性を最大限に発揮する機会を一人一人に与えることです。すなわち,永遠の進歩と神のようになる可能性を与えることなのです。」(スペンサー・W・キンボール「女性の特権と責任『聖徒の道』1979年2月号,151参照)

話し合う:

わたしたちの真の姿と可能性を覚えておくことは,なぜそれほど重要なのでしょうか。

読む:

「宇宙の広さを測ることができないのと同様,人の価値を計り知ることはできません。わたしたちが出会う人は皆,天の御父にとってかけがえのない存在なのです。これが理解できれば,わたしたちの同胞にどのように接したらよいのか分かるようになります。」(ディーター・F・ウークトドルフ「あなたは,わたしの手である『リアホナ』2010年5月号,69)

話し合う:

神が御覧になっているようにほかの人を見ることは,なぜ大切なのでしょうか。どのようにしたら,この霊的な賜物を身につけることができるでしょうか。

決意する:

わたしは今週,自分の神聖な特質を覚えておくための方法を一つ見つけます。