子供たちを教える—その他のリソース
16:わたしは「ごめんなさい」と言います


16

わたしは「ごめんなさい」と言います

教師のために

このレッスンを教えるに当たり霊的に備えるために,次の文を読み,深く考えてください。

わたしたちが何か悪いことをしたり,過ちを犯したりしたときはいつも,自らの過ちを認め,それを正すよう努力しなければなりません(新約聖書ヤコブ5:16参照)。わたしたちが進んでへりくだり,謝罪するとき,わたしたちの心が和らげられ,キリストのもとへ来るよう備えられるのです(3ニーファイ12:23–24参照)。

準備

  • 本手引きの106ページに印を付け,すぐに開けられるようにしておきます。

  • 1ニーファイ17:7-8,17-19,49-55,そして18:1を読みます。ニーファイと兄たちが船を造った話を,短く要約して話せるよう準備します。

学びの活動

集合の活動によって始めます。3ページに掲載されているアイデアを参照してください。

祈り

一人の子供に開会の祈りをするよう頼みます。

106ページのイエス・キリストの絵を見せます。子供たちに,イエスはわたしたちに幸せになる方法を教えてくださったことを話します。優しい言葉で話すとき,わたしたちはうれしくなるし,ほかの人たちも幸せにすることができると説明します。過ちを犯したり,いじわるなことをしたりしてしまったとき,わたしたちは「ごめんなさい」という優しい言葉を使う必要があることも説明します。「ごめんなさい」と言うよう促します。

画像
Jesus Christ

イエス様のように」(『子供の歌集』40-41)の繰り返し部分の歌詞を歌うか,または暗唱し,以下の動作をします。子供たちに一緒にするよう促します。

たがいにあいしあえ (自分を抱き締め,体を左右に揺らす)

イエスさまのように (大きくうなずく)

イエスさまのおしえ (自分を抱き締め,体を左右に揺らす)

ひとにやさしく   (大きくうなずく)

聖文のお話

ニーファイが船を造っている絵を見せ(70ページ),ニーファイと兄たちが船を造った話をします。以下は参考例です。

この人はニーファイです(絵の中央にいるニーファイを指す)。主はニーファイに船を造るように言いました(絵の中の船を指す)。船というのはとても大きなボートのことです。ここにいるのはニーファイのお兄さんたちです(ニーファイの兄たちを指す)。お兄さんの中にはニーファイにいじわるなことを言ったり,船を造るのを手伝わない人たちがいました。ニーファイはとても悲しくなりました(子供たちに悲しい顔をさせる)。後でお兄さんたちは悪いことをしたと思い,ニーファイが船を造るのを手伝いました。すると,皆はまた幸せになりました(子供たちにうれしい顔をさせる)。

画像
Nephi building a ship

「ごめんなさい」と言うとき,わたしたちはうれしくなるし,ほかの人もうれしくさせることを思い出させます。「ごめんなさい」と言うよう促しましょう。

劇化

子供たちに,ニーファイが船を造るのを手伝うふりをさせます。木を切ったり,海辺まで運んだり,木にくぎを打ちつけたり,帆を揚げたりさせましょう。動作や音や動きを使い,子供たちが参加したくなるように仕向けます。

まとめ

「ごめんなさい」と言えば幸せになるとあかしをしてください。

祈り

一人の子供に閉会の祈りをするよう頼みます。

任意の活動

準備

  • 当てっこゲームのために--71ページを1枚コピーし,円を一つ切り抜きます。色を塗ってもよいでしょう。ハンカチまたは小さな布を3枚持参します。

    画像
    coloring page, face circles

    「ごめんなさい」というとき,うれしくなります

  • ブレスレットの活動のために--子供たちに円を一つずつ配れるよう,71ページをコピーし,円を切り抜きます。円の上部にひもまたは毛糸を通し,人数分のブレスレットあるいは首飾りを作ります。

    画像
    bracelet diagram

当てっこゲーム

床に3枚のハンカチを置きます。子供たちに目を閉じさせ,切り抜いて持ってきた顔を一枚のハンカチの下に隠します。隠した顔が見つかるまで子供たちに交代でハンカチをめくらせます。見つかったら,絵の下に書いてある言葉を読み,子供たちにあなたと一緒に言うよう促します。参加したい子供たち全員に順番が回るまで,ゲームを繰り返します。

塗り絵

子供たちが「ごめんなさい」と言えるよう,幾つか簡単なお話をします。以下は参考例です。

  • 女の子が弟からおもちゃを取り上げてしまいました。弟は悲しくなりました(子供たちに悲しい顔をさせる)。すると,女の子が「ごめんなさい」と言っておもちゃを返しました(「ごめんなさい」と言わせる)。弟はうれしくなりました!(笑顔を作らせる)

  • 男の子が走っていて,妹にぶつかってしまいました。妹は悲しくなりました(子供たちに悲しい顔をさせる)。すると男の子が「ごめんなさい」と言いました(「ごめんなさい」と言わせる)。妹はうれしくなりました!(笑顔を作らせる)

別の例でお話を作ります。

ブレスレット

子供たち全員にブレスレットまたは首飾りを渡し,着けさせます。絵に書いてある言葉を読んで聞かせます。