なぜ神の戒めに従順であるべきか

教義と聖約81－83章

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定員会またはクラスの会長会の一員が司会する：約10－20分

集会の初めに，アロン神権定員会のテーマ，または若い女性のテーマを斉唱します。それから次のような事柄についての話し合いを主導し，話し合ったことに従って行動する計画を立てます（何について話し合うか会長会で決めることができます）：

わたしたちの定員会やクラス。定員会やクラス内の一致を図るために何ができるでしょうか。どのような目標に向かってともに取り組みたいと思いますか。
わたしたちの務めや責任。福音を分かち合うために，わたしたちはどのようなことをしているでしょうか。神殿と家族歴史の業を行うことにより，どのような経験をしてきましたか。
わたしたちの生活。生活の中でどのように主の御手を見てきたでしょうか。今週の聖文学習でどのようなことが印象に残りましたか。

レッスンの終わりに，必要に応じて次のことを行います。

教えられた原則について証する。
定員会やクラスのメンバーに，集会中に決めた計画や勧めについて再確認する。

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成人指導者または青少年が司会をする：約25－35分

自分自身を霊的に備える

神の戒めは自由を抑え込み，選択の自由を制限すると感じるときがあるかもしれません。実際には，戒めは自由度を高めるのです。教義と聖約82：8－10から学べるのは，戒めは神の思いを理解する助けとなり，従順であるときに，わたしたちの行いは「〔わたしたち〕の救いのためとなる」ということです。事実，わたしたちが神に従順なとき，神は御自分が約束された祝福をすべて与える「義務を負」われるのです（9－10節）。あなたは天の御父の戒めに従順だったときに，どのような祝福を受けましたか。教える備えとして，デール・G・レンランド長老の「多くの祝福を得る」（『リアホナ』2019年5月号，70－73）を読むか，福音のテーマ「従順」の項（topics.ChurchofJesusChrist.org）のリソース幾つかについて深く考えるとよいでしょう。

神の忠実な僕たちが示した過去の模範は，わたしたちが今日忠実に生きるよう鼓舞してくれます。

一緒に学ぶ

定員会やクラスのメンバーにとって，従順であることが難しい戒めが幾つかあるかもしれません。従順であることがなぜ大切かを理解できるように助け，霊的な励ましを与えます。ホワイトボードにレッスンのテーマを書いて，それに対する答えを分かち合ってもらいます。今週学習してきたかもしれない教義と聖約82：8－10から，さらなる洞察を見つけてもらうことができます。その後，以下の活動から一つ以上を選び，神への従順は，そうするのが難しいときであっても，なぜ常に大切かを理解できるように助けます。

理由を理解していると戒めに従順であることはより容易くなります。神が戒めを与えられた理由を学ぶために，「サポート資料」（または思いつく他のリソース）の聖句を参照することができます。戒めに従順であることが難しいときに，これらの聖句はどのように助けとなるでしょうか。話し合いの一部として，ディーター・F・ウークトドルフ長老の「忘れな草」『リアホナ』2011年11月号，122）の中の「第4に，福音の『なぜ』を忘れないでください」から始まるセクションを一緒に読むことができます。
救い主が示された従順の完全な模範を理解すると，もっと神に従順になろうと霊的に鼓舞されるかもしれません。イエス・キリスが難しい状況の中でも御父に従順だったのは，何の時だったでしょうか（マタイ4：1－11；ルカ22：39－44）。従順な男女の模範がへブル11章にあります。彼らの模範，または家族を含めた自分が知っている人の模範から一つを選び，それがどのように霊的に鼓舞してくれたかを分かち合ってもらうとよいでしょう。彼らはなぜ，主に従順であることを選んだのでしょうか。わたしたちが従順を選ぶとき，主はどのように助けてくださるでしょうか。
戒めを重荷ではなくて祝福として捉えることができるように，「サポート資料」にあるD・トッド・クリストファーソン長老の教えを分かち合うことができます。はしごの絵を見せるかその場で描いて，その各段に，若い人にとって理解や従順が難しいと思われる戒めを表示します。クリストファーソン長老の言葉は，戒めを守るのに苦闘している人にとってどのように助けとなるでしょうか。
従順について教えるビデオが，ウェブサイトChurchofJesusChrist.orgと，福音ライブラリー・アプリで見つけられます（「サポート資料」参照）。各自に割り当てをし，これらのビデオから一つを選んで集会以前に視聴し，従順について学んで分かち合う準備をしてきてもらうとよいでしょう。神の戒めに従順であることについて，ビデオ作成を計画するのもよいかもしれません。そのためにビデオ作成の活動を企画し，ソーシャルメディアでシェアすることができます。

信仰をもって行動する

定員会またはクラスのメンバーに，今日受けた印象に従って行動するために何をするか深く考えて書き留めてもらいます。今日のレッスンは，各自が立てた個人的な目標とどのように関連しているでしょうか。彼らが望む場合に，定員会やクラスのメンバーは自分の意見を発表することができます。

サポート資料

1ニーファイ17：3；モーサヤ2：41；教義と聖約130：20－21（戒めへの従順によって祝福される）
申命10：12－13 ヨハネ14：15；1ヨハネ5：1－3（わたしたちは神を愛するがゆえに戒めに従う）
教義と聖約93：20（従順によって神の完全を受けることができる）
『わたしの福音を宣べ伝えなさい』3章「従順」75
D・トッド・クリストファーソン長老はこう教えています。「新しく永遠の聖約の戒めに従うことは，単に犠牲を求められ，制限が加えられるだけであると考える人がいます。しかし，従順に従い，惜しみなく無条件に聖約に生きる人は，さらに大きな自由と充足を見いだしています。そのことを真に理解すると，より多く（少なくではありません）の戒めを求めるようになります。新しい律法や戒めを学び実践するごとに，さらに上へ上へとはしごを上るのです。ほんとうに，福音の生活は良い生活です。」（「聖約の力」『リアホナ』2009年5月号，22－23）
ビデオ“The Sting of the Scorpion”（「さそりの針」）「線の内側にとどまる」「天から注がれる祝福」“Blessed and Happy Are Those Who Keep the Commandments of God”（「神の戒めを守る者の祝福された幸福な状態」），ChurchofJesusChrist.org

救い主の方法で教える

救い主は御自分の弟子たちに証するように勧め，弟子たちが証すると，御霊が彼らの心を動かしました。教える際に，戒めを守ることの大切さについての証を分かち合うよう定員会やクラスのメンバーに勧めます。