2016
大会を生活に取り入れる
2016年5月


指導者の言葉

大会を生活に取り入れる

ここで提案されている活動や質問を糸口に,家族で話し合ったり,独りで深く考えたりするとよいでしょう。

子供向け

  • 86ページ—トーマス・S・モンソン大管長は『不思議の国のアリス』の一場面について話し,決断を下すことの大切さを教え,正しい道の方が困難であってもそれを選ぶよう勧めています。生活の中で難しい決断について,家族で話し合ってみましょう。正しい道を選べるよう助け合うために,どんなことができるでしょうか。活動として,CTRの盾をポスターに描いて思いついたことをそこに書きましょう。ポスターが出来上がったら,それを家族の目につく所に飾ってください。

  • 101ページ—大管長会第二顧問のディーター・F・ウークトドルフ管長は,戦争で破壊された,あるドイツの都市について話しました。その都市は後に再建され,再び美しさを取り戻したのです。自分はもうだめだと感じても,救い主と天の御父はその人を再建することがおできになる,とウークトドルフ管長は教えています。あなたの家族は,一度壊れされたのにまた堅固で美しくなったものを見たことがあるでしょうか。それはどんなものでしたか。イエス・キリストの贖罪に対する証を子供たちに伝えるとよいでしょう。

  • 53ページ—七十人のマービン・B・アーノルド長老は,あまり活発でない会員や会員でない友人に手を差し伸べて,彼らの「救助に向かう」よう勧めています。しばらく教会に行っていない人や会員ではない人に手を差し伸べるためにどんなことができるか,家族で考えましょう。福音を他の人に伝えるために,何ができるでしょうか。簡単で現実的な目標のある家族伝道計画を立てるための楽しい方法を考えてください。

  • 13ページ—中央扶助協会会長のリンダ・K・バートン姉妹は,自分の住む地域にいる難民をどのように助けることができるか,よく祈って考えるよう勧めています。IWasaStranger.lds.orgを開き,「わたしが旅人であったときに—互いに愛し合いなさい」というビデオを家族で見てください。困っている隣人に奉仕するために,家族でどんなことができるでしょうか。

青少年向け

  • 86ページ—トーマス・S・モンソン大管長は「小さなちょうつがいが歴史の扉を開くと言いますが,人生も同じです」と言い,「この世で進む道が,次の世における目的地に通じている」とも言っています。これからやって来る大きな決定事項について考えてください。下した決断によって自分の人生がどのように展開していくか想像し,浮かんだ考えや気持ちを書き出しましょう。

  • 46ページ—十二使徒定員会のロナルド・A・ラズバンド長老は,「福音の回復は質問を投げかけた少年ジョセフ・スミスから始まりました」と言っています。質問は,学び,自らの証に真理を増し加え,「キリストを確固として信じ,力強く進〔みたい〕」という望みを表しているとラズバンド長老は言います(2ニーファイ31:20)。祈りの中で神に質問し,聖文や総大会の話を調べ,よく注意して見たり聴いたりして,答えを探してください。

  • 10ページ—あなたは恐れや孤独を感じたことがありますか。中央若い女性会長会第二顧問のニール・F・マリオット姉妹は,結婚式の直前の出来事について話しています。家から遠く離れた場所に行き,夫となる人の親戚の家,会ったこともない人の家に泊まることになっていたのです。親戚の家に着くと「ドアが開〔き〕……キャロルおばさんは何も言わず,腕を広げ,……わたしを抱き締めてくれました」とマリオット姉妹は言います。その瞬間,恐れは消えました。「愛とは,……自分の生活に他の誰かを受け入れる場所を設けることです」と彼女は言います。あなたには,自分の生活に受け入れる場所を設けたいと思う人がいますか。

  • 70ページ—中央若い男性会長のスティーブン・W・オーウェン兄弟は,わたしたちは皆,指導者であり,従う人でもあると教えています。定員会の中で助け合い,励まし合っている若い男性たちを見たときのことを話して,こう言いました。「導くことは弟子の証です。導くとは人がキリストのもとに来られるように助けること……なのです。」キリストのもとに来られるよう今週助ける人を,選んでください。

ヤングアダルト向け

  • 101ページ—あなたは自分の信仰がなくならないようにしたいですか。その答えは従順だと,大管長会第二顧問のディーター・F・ウークトドルフ管長は教え,「従順は信仰の生命線です。わたしたちは従順を通して光を自分自身に取り入れるのです」と言いました。難しくても主の言葉に従ったときのことを考えてください。従順になることによってあなたの信仰はどんな点で強くなり,自分の真の姿を見いだすためにどんな点で助けになりましたか。

  • 2359105ページ—中央初等協会会長会第二顧問を先日解任になったメアリー・R・ダラム姉妹は,聖霊のことを「力の神聖な源」と言っています。ダラム姉妹の話と,十二使徒定員会のデビッド・A・ベドナー長老とロバート・D・ヘイルズ長老の話を読んでください。聖霊が果たされる多くの役割と,聖霊が自分をどのように祝福することがおできになるかに注意しながら読みます。自分の生活をどこか変えて聖霊の影響を受けるのにさらにふさわしくなるための目標を立てましょう。

  • 26124ページ—七十人会長会のドナルド・L・ホールストロム長老が投げかけた以下の質問を,時間を取って自分に問いかけてください。「わたしたちの人生で困難なことが起きるとき,わたしたちはまずどのような反応をするでしょうか。混乱し,疑いを持ち,霊性が下がるでしょうか。信仰に対して予期せぬ衝撃を受けるでしょうか。わたしたちの状況を神や他の人のせいにするでしょうか。それともわたしたちの最初の反応は,……自分が愛に満ちた神の子供であることを忘れないものでしょうか。」十二使徒定員会のジェフリー・R・ホランド長老はこう言っています。「永遠にわたる一番大切な第一の真理は,神が御自分の心を尽くし,精神を尽くし,思いを尽くし,力を尽くしてわたしたちを愛しておられるということです。神が自分を愛しておられるという信仰が強くなることは,どのような方法で難しいことに耐えるのを助けるでしょうか。

成人向け

  • 86ページ—トーマス・S・モンソン大管長は,日々決断を下す際に「キリストを選ぶなら,正しい選択をしたことになります」と言っています。自分の生活や家族で日々行っている宗教的な行動のうち,どのようなものを育んだり強化したりすれば,常にキリストを中心に置いて判断を下すことができるようになるでしょうか。

  • 8193ページ—大管長会第一顧問ヘンリー・B・アイリング管長と十二使徒定員会のD・トッド・クリストファーソン長老は,日の栄えの王国に家族を導くために,変えるべき点を変えるよう父親に勧めています。クリストファーソン長老の言う「日々の生活の中で神に忠実であるとはどういうことかを,……模範と言葉によって示す」ことがさらによくできるようになるために,あなたは父親としてどんなことができますか。

  • 77ページ—慈愛があれば大きな試練の中にある家族でも幸せを得られると大管長会第二顧問のディーター・F・ウークトドルフ管長は言っており,「家族が直面している問題が何であれ,問題の解決策がどのようなものであれ,全てはキリストの純粋な愛である慈愛で始まり,慈愛で終わるのです」と付け加えています。「この愛で満たされるように,……御父に祈りなさい」(モロナイ7:48)という聖文の勧めに家族で従うことを考えてください。

  • 63ページ—十二使徒定員会のM・ラッセル・バラード長老は「現代のテクノロジーは,家族が互いに質の高い時間を過ごすのをしばしば妨げ,家庭に悪を直接持ち込む傾向があります」と言い,定期的に家族評議会を開くならば「その影響力に対抗することができ〔る〕」と言っています。バラード長老が「家庭という囲いの中でこの貴い関係を築くうえでもっと成功し,幸福を得る助けとなる」と言っている4種類の家族評議会を,家族の中で実施することを考えてください。