2010–2019
天の御父と主イエス・キリストに対する永続する深い改心
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天の御父と主イエス・キリストに対する永続する深い改心

「わたしたちが目指しているのは,信仰と霊性,改心を深めることのできる方法によって,教会で行うことと家庭で行うこととのバランスをうまく取ることです。」

ラッセル・M・ネルソン大管長が今見事に雄弁な説明をしたとおり,教会の指導者たちは長期にわたって,「教義を学び,信仰を強め,個人の礼拝をさらに意義深いものにするための家庭中心で教会がサポートする形の計画」の開発に取り組んできました。そしてネルソン大管長は,「家庭において福音を学ぶことと,教会において福音を学ぶこととの新たな関連性とバランス」に関する変更を発表したのです。1

ラッセル・M・ネルソン大管長の説明したこれらの目的を達成するために,大管長の指示の下,大管長会と十二使徒定員会の評議会の決定に従って,日曜日の集会スケジュールは,2019年1月以降,以下のとおり変更となります。

日曜日の集会スケジュール

日曜日の集会では,60分の聖餐会が毎週開かれます。救い主と聖餐の儀式,霊的なメッセージに焦点を当てた聖餐会です。クラスへの移動時間の後,教会員は週替わりの50分のクラスに出席します。

  • 日曜学校は第1日曜日と第3日曜日に開かれます。

  • 神権定員会と扶助協会,若い女性の集会は,第2日曜日と第4日曜日に開かれます。

  • 第5日曜日の集会は,ビショップの指示の下に執り行われます。

初等協会は,この同じ50分の間に毎週開かれ,歌の時間とクラスの時間があります。

日曜日の集会に関し,教会の先任の指導者たちは,大切な教会員の中には日曜日の3時間プログラムが困難と思われる人がいることを,長い間承知していました。特に,小さい子供のいる親や初等協会の子供,高齢の会員,新しい改宗者などはそうです。2

しかし,この変更は,ただの日曜日の集会所スケジュールの短縮ではありません。ネルソン大管長は,これまでの勧めに皆さんが忠実に従ってくれた結果,非常に多くの成果があったことに感謝しています。大管長と教会の指導者たちは,親と子供,青少年,独身者,高齢者,新しい改宗者,宣教師から教えを受けている人たちに教会のサポートを受けた,このバランスの取れた家庭中心の取り組みによって,福音の喜びをさらに豊かに味わってほしいと願っています。その変更やその他最近行われた変更の目的とそれに伴う祝福には,以下のようなものがあります。

  • 天の御父と主イエス・キリストに対して深く改心し,御二方を信じる信仰が強くなる。

  • 喜びのある福音生活に貢献する,家庭中心で教会がサポートする形の教科課程によって個人と家族が強くなる。

  • 聖餐の儀式を大切にし,安息日を尊ぶ。

  • 伝道活動を行うことと,神殿の儀式と聖約と祝福を受けることにより,幕の両側にいる天の御父の子供たちを助ける。

家庭中心で教会がサポートする形の福音の学習

この日曜日のスケジュールに従うことで,日曜日に,家庭で夕べを過ごしたり,福音研究を行う時間,その他個人や家族独自の時間がより取れるようになります。家族の活動を行う夜は,月曜日でも,別のときでもかまいません。そのため,指導者はこれまでどおり,月曜日の夜には教会の集会や活動を入れないでください。しかし,家族で過ごす夕べや福音学習,個人や家族の活動の時間は,個々の状況に合わせて決めることができます。

家庭で行う家族と個人の福音学習は,相互調整された教科課程と,日曜学校と初等協会で教えられていることに内容が沿っている新しい資料,『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』を使うことによって,非常に成果が上がります。31月から,教会の日曜学校の青少年クラスと成人クラスでは新約聖書を学びます。新しい家庭学習用の『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の資料も新約聖書を扱っており,会員が家庭で福音を学びやすくなるように作られています。こんな説明があります。「このリソースは,教会のすべての個人と家族のためのリソースです。自分で学ぶか家族で学ぶかにかかわらず,福音を学ぶうえでわたしたちにさらに役立つように作られています。この〔新しい〕リソースの概要は,毎週の……スケジュールに従って組み立てられています。」4

初等協会で教える新しいレッスン,『わたしに従ってきなさい』は,成人用と同じ毎週のスケジュールに従ったものです。第1,第3日曜日の青少年クラスと成人クラスは調整され『わたしに従ってきなさい』の家庭用リソースを学ぶのに役立つようになります。第2,第4日曜日は,これまで同様,神権定員会と扶助協会の成人は,現代の預言者たちが語っているメッセージに重点を置き,教会の指導者の教えを学びます。4若い女性とアロン神権の若い男性は,福音のテーマを学びます。

新しい家庭学習資料は,「家族の聖文研究と家庭の夕べのためのアイデア」を提供しています。6各週の概要にある,個人と家族のための学習と活動のアイデアが役に立ちます。『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の資料には個人と家族,特に子供の学習を楽しくするイラストも多数入っています。7この新しい資料は,今年の12月までに各世帯に配布されます。

ネルソン大管長は,今年1月に教会員に向けて初めて話して以来,聖約の道を歩むことによってイエス・キリストの再臨に備えることを強く勧めてきました。8

世界の状況を見ると,天の御父とイエス・キリストとその贖いに対する個人の改心を深め,信仰を強める必要性が高まっていることが分かります。主は現在のこの苦難の時代に,教えに教えを加えてわたしたちを備えてこられました。近年主は,以下の主要な問題に関して,わたしたちを導いてこられました。

  • 安息日を尊び,過去3年間繰り返し強調されてきている聖なる聖餐の儀式を尊ぶ。

  • 強化された長老定員会と扶助協会は,ビショップの指示の下で教会の目的9を達成し,教会員が聖なる聖約を守れるように力を注ぐ。

  • 「より高く,より神聖な方法」によるミニスタリングを喜びをもって行う。

  • 最初から目的を見据えて行うことにより,神殿の聖約と家族歴史活動の奉仕を聖約の道の有意義な部分とする。

今朝発表された変更は,今日の課題に対する導きの一例でしかありません。

教会の従来の教科課程は,日曜日に教会で行うことに重点が置かれていました。うまく教え,クラスの生徒たちに霊的な準備がよくできていれば日曜学校が良くなることを,わたしたちはよく知っています。ありがたいことに,教会でしばしば御霊を強く感じて改心が深まる経験をしています。

教会がサポートする家庭中心の新しい教科課程によって,家族と個人による宗教的な規律の実践と信仰深い行動に,さらに強い影響を与える必要があります。わたしたちは,霊的な影響を受けることで,永続する深い改心を家庭で得られることを,知っています。若い男性と若い女性にとって,聖霊の影響を最もよく受けるのは,家庭で聖文研究と祈りをしているときだということが,何年も前に,研究から分かりました。「わたしたちが目指しているのは,信仰と霊性,天の御父と主イエス・キリストに対する改心を深めることのできる方法によって,教会で行うことと家庭で行うこととのバランスをうまく取ることです。」

今回の変更,家庭中心と教会サポートの部分には,柔軟性があります。いつどのように実施するのかは,個人や家族がそれぞれよく祈って決めます。例えば,これがすべての家族を大きく祝福することになる一方で,地元の必要に基づいて考えた場合,若い独身者やひとり親,パートメンバーの家族,新会員などは通常の日曜日の礼拝行事のほかに福音を信じる者同士集まって交流を楽しんだり,家庭中心で教会がサポートするという概念を基にしたこの資料を一緒に学んで信仰を強めたりすることができるのです。10これは,希望する人がそれぞれで行います。

通常の日曜日の集会の後,集会所に残って,人との交わりを楽しみたいという人は,世界中にたくさんいます。今回の変更の発表には,そのようなすばらしく,実りの多い習慣を妨げるような規定は一切ありません。

安息日の備えとして電子メールや携帯メール,ソーシャルメディアのメッセージで平日に情報を送っているワードが,すでにいくつもあります。この変更について言えば,この種の情報発信は大いに推奨します。会員は,その週の日曜日の集会スケジュールを思い出し,次のクラスのレッスンのテーマについて考えたり,家庭で福音の話題が出たりします。しかも,日曜日の成人の集会では,教会で学んだことと家庭で学ぶことを結びつける情報が,毎週提供されます。

聖餐会とクラスの時間は,よく祈って検討し,必ず,管理事項よりも霊的な事柄を優先させるようにしてください。例えば,発表事項は平日に送る集会へのお誘いメッセージや印刷物で大部分済ませることができます。聖餐会は祈りで始めて祈りで終えるべきですが,2時間目の集会は閉会の祈りだけ必要です。11

先に述べたように,この新しい日曜日のスケジュールは2019年1月まで始まりません。これには幾つか理由があります。最大の理由は二つです。第1に,『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の資料を配布する時間を取るため,第2は,さらに早い時間帯に集会を持つという目標のもとで集会所スケジュールの変更を行う時間をステーク会長とビショップに与えるためです。

指導者たちが啓示を求めて祈った結果として過去何年かにわたって受けた導きは,聖餐会を強化し,安息日を尊ぶことであり,親と個人を励まし,助けて,家庭を霊的な力と信仰の源となる場,喜びと幸せの場所にするということでした。

比類ない祝福

この変更は,末日聖徒イエス・キリスト教会の会員にとってどんな意味を持つのでしょうか。会員たちが驚異的な方法で祝福を受けると,わたしたちは確信しています。日曜日を,教会と家庭で福音を学び,教える日にすることができるのです。個人や家族が家族評議会や家族歴史,ミニスタリング,奉仕,個人の礼拝を行い,楽しい家族のひとときを過ごすのですから,安息日はほんとうに喜びの日となることでしょう。

家庭用の新しい『わたしに従ってきなさい』の資料を試してみたステークの会員の家族の例を見てみましょう。帰還宣教師である父親のフェルナンドは妻ナンシーと4人の子供がおり,こう報告しています。「『わたしに従ってきなさい』のプログラムがステークで紹介されたとき,わたしは歓喜しました。『家庭での聖文学習の仕方が変わる』と思ったのです。実際に,我が家では学習方法が変わり,教会の指導者として,ほかの家庭でも変わったのを見ました。ほんとうの意味で聖文についての話し合いが,家庭でできました。妻とわたしは,学習したテーマに関する理解が深まりました。……福音の知識を豊かにし,信仰と証を強くするのに役立ちました。わたしは証します。……聖文に書かれている原則や教義を一貫性のある効果的な方法で学ぶことによって,……ますます堕落していくこの世の中で,信仰と証を強くし,家族に光が注がれるようにするために,主から霊感を受けて作られたプログラムです。」12

世界中のステークでテスト試行したのですが,この新しい『わたしに従ってきなさい』の家庭用資料は非常に高い評価を受けました。聖文を読んでいた状態から聖文を研究する状態に進歩したという報告が,多く寄せられています。共通して,信仰が強まり,ワードにすばらしい影響があったという感想でした。13

永続する深い改心

この変更が目指すのは,成人と若い世代が永続する深い改心をすることです。個人と家族用の『わたしに従ってきなさい』の,最初のページには,こんな指摘があります。「福音を教え学ぶ目的はすべて,さらに深く改心し,さらにイエス・キリストのようになることです。……これは,キリストに頼って自分の心……〔を〕変えるということです。」14そのような学習は「教室だけでなく,心の中でも,家庭でも行われ」ることによって促進されます。「日々福音を愛し,福音に従って生きる努力をしなければなりません。真の改心には,聖霊の導きが不可欠です。」15

永続する深い改心をすることの最大の目的であり究極の目的となるのは,ふさわしい状態で聖約の道の聖約と儀式を受けることです。16

皆さんが,個人や家族に強制的な働きかけをすることなく,この変更について一緒に話し合い,啓示を求めてくれることを,わたしたちは信じています。詳しい情報は大管長会からの手紙など,今後発表される通知にてお知らせします。

わたしは皆さんに証します。大管長会と十二使徒定員会の評議会が神殿で審議し,この変更の実施に向けて,愛する預言者が主に啓示を願い求めた後に,強い確信を全員が受けました。ラッセル・M・ネルソンは,生ける預言者であり,大管長です。本日行われた発表は,この変更を熱烈に支持し,聖霊の導きを求める人にとって,大きな祝福となるでしょう。わたしたが証する御二方,天の御父とわたしたちの主であり救い主であられるイエス・キリストにわたしたちは近づくことでしょう。イエス・キリストの御名により,アーメン。

  1. ラッセル・M・ネルソン「はじめに『リアホナ』2018年11月号,8

  2. 社会全般でも,大多数の情報伝達の行事や教育,娯楽などが大幅に短縮されていることに,わたしたちは気づいている。

  3. この教科課程はデジタル版と印刷版で提供される。

  4. 『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』(2019年),vi

  5. わたしに従ってきなさい— 長老定員会および扶助協会用 」,『リアホナ』2018年5月号,140参照。第2,第3日曜日ではなく,第2,第4日曜日に総大会を用いた話し合いが行われる。

  6. 『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』参照,4家庭での福音学習と,家族で過ごす夕べ,家族の活動のどの部分が家庭の夕べになるのかは,個人と家族が決める。個人と家族がこれを決めるため,今回発表された変更では「家族で過ごす夕べ」と「家庭の夕べ」という言葉が同じように使われている。

  7. 『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』29,参照

  8. ラッセル・M・ネルソン「ともに前進するにあたり」『リアホナ』2018年4月号,7参照

  9. 『手引き 第2部—教会の管理運営』(2012年)2.2参照神から与えられた責任には,「イエス・キリストの福音に従って生活するよう会員を助けることや,伝道活動を通じてイスラエルを集めること,貧しい人や助けの必要な人の世話をすること,神殿を建設し,身代わりの儀式を行うことによって死者が救いを得られるようにすることが含まれる。」教義と聖約110章も参照。ここには重要な鍵の回復に関する記述がある。

  10. 両親が教会員でない子供や,教会にあまり来ていない親の子供には,特別な関心を払う。関係者全員にとって益となるのであれば,独身者などがある家族に集まるのもよい。

  11. 2時間目の集会では通常,開会行事を行わない。

  12. ブラジル在住のフェルナンド・ジ・カルバーリョとナンシー・ジ・カルバーリョの家族

  13. テスト施行に参加した個人や家族では平均して,家庭での福音学習の頻度が増え,家庭での福音学習に身が入るようになり,家庭での福音に関する会話が増えている。家族やワードの会員との何気ない会話の中で福音の話題が出ることが多くなり,家族で聖典の同じ個所を学んでいることに感謝しているという報告が寄せられている。特にこれは青少年の場合に顕著である。

  14. 『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』v。2コリント5:17も参照

  15. 『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』v

  16. ラッセル・M・ネルソン「ともに前進するにあたり」7参照